「FIREWORKS〜その手のぬくもり」


 梅雨の終わりを告げるようにして、鋭い夏の日差しが雲間から差し込んでいた。
 窓から外の景色を覗いてみると、真っ黒に日焼けをした数人の子供達が、まだ所々に水溜まりの残っている地面の上を跳ねるようにして駆けてゆく。
 窓を大きく開け放つと微かに吹き込んでくる海風も、容赦無く照り付ける夏の太陽の日差しに暖められていて、涼しさなんてこれっぽっちも感じる事ができなかった。
「んー。やっぱり外は暑いみたいだね」
 ……なんていう風に、ボケた事を言ってるのは俺の幼なじみの浅丘美鈴。
 生まれた時からの付き合いで、ずーっと同じ学校、そして同じクラス。
 既に十六年以上も、殆ど毎日顔をあわせている事になるのだ。
 美鈴の事は、ずっと、大切な妹のように感じていた。
 だけど、今年のバレンタインデーの日に美鈴から「本命」のチョコレートもらった時、俺は美鈴の本当の気持ちを知り、そして、自分の中にずっと眠っていた本当の気持ちも理解したような気がした。
 だから、以前よりも俺達が一緒にいる時間は増えたし、美鈴に対する俺の想いも少しずつ大きくなってきてはいるのだけど。
 ----でも、今はまだ友達以上、恋人未満。
 美鈴の告白を受け入れてからも、俺は今までの二人の関係を、そして、十六年間続いてきた日常を簡単に変える事はできずに、未だ微妙な距離の関係を壊す事ができないままでいた----。

「それにしても、毎日、毎日、本当に暑いね」
 少しだけうんざりとした顔をしながら、美鈴はつぶやいた。
「当たり前だろ。今は、夏なんだぜ?」
「ほら、私って暑いのはちょっと苦手だから」
 なんて苦笑しながら、美鈴はセルロイドの下敷きをうちわ代わりにして、パタパタと顔を扇いでいる。
「暑さで倒れる前に俺に言えよー。俺がうちわで扇いでやるからさ」
 俺は、少し冗談めかせた口調で言う。
「あはは、ありがと。でも、大丈夫」
 美鈴は特に身体が弱いという訳では無いのだけど、子どもの頃の暑い日なんかには、暑気あたりで良く寝込んでいた記憶がある。
 もっとも、高校に通うようになってからはそういう事も無くなったのだけど、だからと言って暑さを克服したという訳でも無いようだった。
「……っかしよー。夏休み入ったばっかなのに、なんで宿題なんてやらないといけねーんだよ。かったりーって」
 今日だって、晴れていたら朝からどこかへ遊びに行こうと思っていた。
 それが生憎な事に朝からの雨で、昼過ぎに家に遊びにきた美鈴がお節介な事に、夏休みの宿題をしようなどと言い出したのだ。
 折角天気が回復してきたというのに、何で宿題なんてやらないといけないのだろうか。
「だって、裕也君っていつも夏休みの終わりにならないと宿題しないんだもん」
 美鈴は、俺のそんな考えを見透かしているかのように言い放った。
「別にいいじゃねーかよ。それでも、毎年ちゃんと提出してるんだぜ?」
「いつも、私のプリント写してるだけでしょ?」
 美鈴は大袈裟にため息をついて、少しだけ怒ったような顔をした。
「べ、別に今年もそれでいいじゃねーか」
「だーめ。それに、今のうちに宿題をしてたら、あとあと楽だよ?」
「わーったよ。やりゃいいんだろ」
「……うん。でも、今日は旭ヶ丘納涼花火大会だから、夕方から一緒に行こうね」
「あ? 花火大会って今日だったっけ?」
 旭ヶ丘納涼花火大会というのは、うちから歩いて数分くらいの距離にある旭ヶ丘海浜公園で毎年開催されている、ここらあたりではちょっと規模が大きく、有名な祭りだ。
「うん。私、ずっと楽しみにしてたんだ」
「ああ。んじゃ、出かけるのは夕方までお預けって事だな」
 俺がそう言うと、美鈴は大きく一つうなずいてから、満足そうににっこりと微笑んだ。

     ★

 蒸し暑い部屋の中にカリカリという、鉛筆の立てる小さな音だけが響いていた。
 数学のプリントに記載されている数字の羅列を見ていても、問題を解こうという意欲なんてこれっぽっちも沸いてこなくて、ただ眠気だけが込み上げてくる。
 ふと、美鈴の方を見てみると、真剣そうな面持ちでプリントに向かい、決して理数系は得意な方ではないのだけど、それでも少しずつ、確実に問題をこなしているようだった。
 そんな俺の視線に気が付いたのか、美鈴はふと顔をあげた。
「……どうしたの? 裕也君」
 不思議そうな顔をして、俺の顔をみつめる美鈴。
 不意に美鈴に見つめられて、俺はガラにも無く思わずドギマギとしてしまい、思わず視線を逸らしてしまう。
「あ、うん。あ、あのさ、そう言えば鈴香姉が来てるんだっけ?」
 鈴香っていうのは美鈴の父方の従姉妹で、名字も同じ浅丘だ。
 容姿的には知的美人なタイプで、美鈴をキツイ顔つきにして、更に性格をキツクしたという感じなのだけど、家系的なものなのか、天然ボケさと早とちりに関しては美鈴とタメをはっているような気がする。
 もっとも、性格がキツいだけにボケられると手に負えないって感じなのだが----。
「うん。鈴香おねーちゃん、夏休みを利用して帰ってきてるんだ」
 美鈴は昔から鈴香姉によく懐いていたので、心底嬉しそうな顔をしている。
 俺は……どっちかというと、苦手なタイプだ。
 鈴香姉は、俺が子どもの頃から顔をあわす度に何かしら突っかかってきていた。
 さすがにこの歳になると、顔をあわせる度に口喧嘩って事もないのだろうけど。
 ともかく----今でもあまり顔をあわせたくない人なのには変わりがない。
 きっと、美鈴の事についてあれこれと詮索をされるのがオチだから。
「あの姉も、暇みたいだな」
 俺がそう言うと、美鈴はくすくすと笑った。
「そういえば、裕也君も鈴香おねーちゃんとは仲が良かったもんね」
「俺が、鈴香姉と?」
 相手が女と言うこともあるので、さすがに取っ組み合いの喧嘩をしたことは無いのだが、当時のあの状況を見ている人間がどうして仲が良かったなんて言えるのだろうか?
「うん。確かに裕也くんと美鈴おねーちゃんって、顔をあわせる度に口喧嘩してたけど。でも、それってお互いに信頼関係があって始めて出来る事だと思うよ?」
「……そんなもんか?」
「ほら、今で言うと、裕也君と幹君の関係みたいなものかな?」
「うーん」
 確かに幹とは気軽に話せるからこそ、互い憎まれ口をたたけるのだと思う。
 だけど、それが鈴香姉と俺との関係にあてはめる事ができるだろうか?
 なんだか、俺は釈然としないままに美鈴に丸め込まれているような気がしてならなかった。

     ★

 用意があるからと言って、家に一旦帰った美鈴を待つこと三十分、待ち合わせた場所にやってきた美鈴は肩甲骨の辺りまである髪を結い上げていて、淡い水色の生地に桜色の花が描かれた浴衣に身を包んでいた----。
 既に、西の彼方へと沈みはじめている夕日が、キラキラとした輝きを放ちながら美鈴の細っそりとしたシルエットを浮かび上がらせている。
「えへへ、どうかな?」
「……」
 慣れない格好をしているからか、少し照れくさげな顔で、おどけながらくるりと一回転して見せる美鈴の姿に、俺は正直な話し一瞬言葉を忘れて見とれてしまう。
「……裕也君?」
 美鈴は少し不安そうな顔をして、俺の顔を覗き込んだ。
「……い、いや。似合ってると思うぜ。いかにも、馬子にも衣装って感じだけどな」
 実際に美鈴の浴衣姿を見て、俺は可愛いと思っていた。
 だけど、その気持ちは口に出せないまま、気が付いた時には無意識のうちに、いつもと同じような憎まれ口を叩いてしまう。
「……そっか」
 そんな、俺の言葉を聞いて、瞳が少しだけ悲しげに揺れたような気がしたけど、すぐにいつもの美鈴の表情に戻っている。
 胸の奥に、まるで小さな刺が突き刺さったかのようなチクリとした痛みが走った。
 何か言わないといけないと思った。
「----あ、あのさ」
 咄嗟に口から出た声は、自分でも上ずっているのが分かる程だった。
「うん?」
「い、いや……」
 だけど、何を言ったらいいのかわからなかいまま、俺は口篭もってしまう。
 美鈴はそんな俺の言葉を遮るように、小首を傾げて小さく微笑んだ。
「ね、もうそろそろ行かないと、花火大会に遅れちゃうよ?」
「----あ、ああ。そうだな」
 そして、俺は少し気まずげな気持ちのまま、なだらかな海岸へ続く坂道を歩きはじめた----。

 花火大会が開催される海岸に近づくにつれて、人の数がかなり増えてくる。
 ついさっきまで、西の空を見事な黄金色に染めていた太陽も今ではすっかりと沈んでしまい、薄暗い闇に包まれた海岸に立ち並ぶ屋台の光だけが辺り照らしていた。
 慣れない下駄の上に、海岸の砂地を歩くというのはかなり大変な事なのか、美鈴は何度も砂に足を取られて転びそうになりながら、俺の服の袖を摘まんで必死に歩いていると言う感じだった。
 まもなく花火大会を開催すると言う合図の、いわゆる音物と言われる音だけの花火が一定の時間毎に打ち上げられている。
 海岸線は見渡す限りの人ばかりで、真っ直ぐ歩いているのさえ困難だった。
「わぁ、凄い人だね」
 美鈴は相変わらず俺の服の袖を摘まみながら、気の抜けるような声で言った。
「……マジで、どっからこれだけの人間が沸いてくるんだろうな」
 街の中で人が沢山いるのを見る分には何とも思わないのに、こういう薄暗い場所に沢山の人間がいるというのは、なんとなく不思議なようでいて、そして、少しだけ気持ち悪く感じた。
「あは。裕也君だけじゃなくて、きっと、みんな同じ事考えてると思うよ」
 そんな、取り留めの無い話をしながら美鈴の屈託のない笑顔を見ていると、何故かまたチクリとした痛みが胸の中を走り抜けた。
「裕也君、どうしたの?」
 急に黙り込んだ俺の顔を、美鈴は少し心配そうな面持ちで覗き込む。
「……なんでもねーよ」
 だけど、俺は美鈴の真っ直ぐな視線から顔を背けるようにして、ぶっきらぼうな言葉を返す事しかできなかった。
 そんな俺の態度を見て、美鈴は悲しそうに目を伏せる。
「----私と一緒じゃつまらない?」
「馬鹿。そんなんじゃねーって」
 俺は自分に対しての腹立たしさで、胸の中が一杯になった。
 どうして、俺は美鈴に対してこういう態度しか取れないのだろうか。
 俺が、そんな事を考えていると、腹に響くような大きな音と共に、空に幾つかの大輪の光の花が開いた。
 そして、俺は、美鈴から意識を逸らすようにして、空に散る花を見上げていた。
 それは、連続で鳴り響く大きな音と風に流されてきた火薬の匂いの中で、一瞬の輝きを放つ幾つもの光の筋が空一面を覆いながら、ゆっくりと舞い下りる火の粉が暗い海に映し出されていて、凄く幻想的な景観を醸し出している。
 そして、最初の連続打ち上げの花火が終了した時、俺は美鈴の姿が側に無い事に気が付いた----。

     ★

 俺は、沢山の人が行き交う屋台の前で立ち止まったまま、美鈴の姿を探すのだけど、あまりにも人が多くて、背がそんなに大きい方では無い美鈴を探すのは困難な事だった。
 美鈴は、人の流れに逆らうのが苦手なので、俺が立ち止まったまま花火を見ている間に、流れる人の波に飲まれてしまったのかもしれない。
 もちろん、俺も美鈴も子どもじゃなくて、はぐれたからと言って家に帰れなくなるなんて事もないのだけど、気まずげな雰囲気のままはぐれてしまったという後ろめたさからか、俺は殆ど無意識のうちに人の流れをかき分け、泳ぐようにして前へ前へと進んでいた。
 だけど、なかなか前へ進めない苛立ちで叫びだしたくなる衝動を必死に押さえていると、突然俺の名前を呼ぶ声が聞こえたような気がした。
 俺は、立ち止まって、声が聞こえてきた方向を見てみる。
「……美鈴?」
 一瞬、その姿を視界の端で捕らえた時、美鈴だと思った。
「裕也君じゃない。どうしたのよ、そんなに血相を変えて」
 だけど、それは美鈴ではなくて、美鈴の従姉妹----鈴香だった。
「……なんだ、鈴香姉か」
 俺が、気の抜けた声を出すと、鈴香姉はちょっと心外そうな顔をする。
「久々に会ったっていうのに、なんだとはご挨拶ね」
「いや、そういうつもりじゃないんだけど……。鈴香姉さ、美鈴見なかったか?」
 俺がそう言うと、鈴香姉は意地悪そうに笑った。
「なるほど、美鈴ちゃんとはぐれちゃったのね」
「……」
「美鈴ちゃんって私からひいき目無しで見ても可愛いから、今ごろ誰かにナンパでもされてるかも」
 胸の奥で、心臓をえぐられているような痛みが走りぬけた。
「……んな訳ねーだろ。もし、ナンパされたとしても、美鈴はついていかねーよ」
 実際、そんな事は無いと思いつつも、胸の痛みはどんどん増していく。
「確かに美鈴ちゃんは、知らない人にほいほいとついてくような子じゃないけど。----でも、女の子ってね、ちゃんとした意思表示をされていないと不安になるものなのよ。あまり美鈴ちゃんに甘えてばかりだったら、そのうち裕也君にも愛想を尽かしちゃうかもね」
「……」
 俺は何も言い返せなかった。
 ----どうして、俺はこんな気持ちになっているのだろうか。
 それは、俺が美鈴に対して抱いている気持ちが、自分で思っているよりも大きなものだと言う事を現しているのかもしれない。
 周りの人たちは、打ちあがる連発の花火に歓声を上げながら、楽しそうな顔をして笑っているというのに、俺は自分の感情に、ただ、戸惑いを感じていた。
「ほら、早く探さないと、本当に誰かに横取りされちゃうわよ」
「……ああ」
 俺は、鈴香姉に簡単な礼を言うと、再びはぐれてしまった美鈴を探しはじめる。

 一体どれくらいの時間が経ったのだろうか。
 夜空にはいくつもの大きな花火が連続で打ちあがり、鮮やかな光に包まれた海岸の中は沢山の人たちの歓声で溢れかえっていた。
 だけど、俺はそんな楽しそうな人の中をまるで迷子の子どものようにさ迷い歩き、ついさっきまで隣にいた美鈴の姿を捜し求めているのだ。
 まるで、出口の無い迷路の中を歩いているような気分だった。
 鼓動はどんどんと早くなり、頭の中を鈴香姉の言っていた言葉が幾度となく繰り返され、前に進めないもどかしさと、自分の不甲斐なさと、美鈴を心配する気持ちが心の中で渦巻き、答えが出せないままに思考の袋小路に入り込んでゆく。
 俺は、軽く頭を振って、知らず知らずのうちにかみ締めていた唇から溢れ出した血の味を口の中に感じながら、ただ、何もできない自分の無力さを呪っているだけだった。
 そして、苛立たしさの中で、ただ時間だけが過ぎてゆき、やがて花火大会も終盤に差し掛かろうとしていたとき、俺は、美鈴の姿を見つけた----。

    ★

 美鈴は俺から少し離れた場所にいて、そして、横にいる浴衣を着た誰か----人の影に隠れて良くは分からないけど男であるのには間違いない----と楽しそうに話をしていた。
 俺は、まるで心臓をわしづかみにされたような衝撃を受けて、辺りは色とりどりの光で満たされているとうのに、視界は急速に色を失っていった。
 時間の感覚がおかしくなり、妙に間延びした、どろりとした空間の中を、ほとんど無意識のままにゆっくりと美鈴の方へと歩きだす。
 そして、スローモーションの視界のなかで、ゆっくりと美鈴は振り返り、そして、少し驚いたような顔をしてから、にっこりと微笑む。
「……あ、裕也君」
 だけど、俺は固まったように動けないままに、美鈴の横にいる長身の男を知らず知らずのうちに睨み付けていた。
「ん? 裕也?」
 そんな間のぬけた声とともに振り返った男は----幹だった。
「……幹……か?」
 俺は、美鈴を見つけられたと言う安堵感と、一緒にいた男が幹だったという安心感と、幹と美鈴の仲良く話している姿を見た時の、言いようの無い感情が頭のなかで出口を見つけることができないままに、ぐるぐると渦をまいていた。
「……」
 だけど、幹はそんな俺の顔を見て露骨に顔をしかめ、何か言おうとしていた言葉を飲み込んだように見えた。
「あ、あれ。どうしたの、二人とも?」
 美鈴は、そんな俺達の顔を交互に見て、さすがに不穏な空気を感じ取ったのか、おろおろとするばかりだった。
「なんでもねーよ」
 俺がそういうと、幹はわざとらしく肩をすくめた。
「ま、そういう事にしときますか。何かタイミングも悪かったみたいだしね」
「……すまねーな」
 そんな俺の言葉を聞いて、幹は苦笑する。
「ま、気にしなくていいよ。……んじゃ、邪魔物は帰るとしますか」
 幹はそう言い残すと、後ろ手に手を振りながら人込みの中へと消えてゆく。
 幹の姿が人込みの中へと消えてゆくのを見届けると、俺は美鈴の方へと向き直った。
 美鈴は少ししょんぼりとして俯いてしまう。
 俺も、何を言ったらいいのかわからないままに時間だけがゆっくりと流れ、辺りの華やかな雰囲気とは裏腹に、重苦しい沈黙が二人の間を漂っていた。
 美鈴は少し俯き加減で俺の足元を見つめ、しばらくしてから、ぽつりとつぶやいた。
「あ、あの。……ごめんなさい」
 ----悪いのは美鈴じゃない。
 だけど、そんな想いを口に出せないままに、俺は美鈴の手を取り握り締めた。
 美鈴は少し驚いたような表情をして、俺の顔を覗き込む。
 そんな、美鈴の真剣な眼差しが少し眩しくて、視線を逸らすようにして空を見上げた。
「……もう、はぐれんなよ」
「……うん。裕也君が嫌だって言っても離れないんだから----」
 花火大会最後の連続打ち上げの花火が、夜空を色とりどりに彩っている。
 そんな鮮やかな光に照らされながら、少し照れた顔つきでにっこりと笑い、俺の手を握りかえしてくる美鈴の手のひらの温かさを、いつまでも感じていたいと思っていた----。

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