「涙の滴」
きらり、きらりと、光り輝く涙はとても美しい。
悲しみ、喜び、色々な時に、私達は一粒の涙に感情を凝縮させて、弾け散る。
ただ、それは、濃縮されて、弾ける時に信じられない程の輝きを放つ。
どんなに美しい宝石でさえ、色あせる、涙の滴。
溢れる、流れる、感情をのせて。
弾ける、ポップコーンのように。
凝縮された想いは、飛び散る。
悲しみは、涙で薄れる。
喜ぶ事は、涙で膨らむ。
だから、泣く事を恐れないで。
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「風鈴」
田舎の祖父の家は、凄く立派で、手入れの行き届いた庭がある。
浴衣になり、庭を眺めていると、風鈴の音が涼しげに鳴り響いていた。
都会では、感じる事の出来ない一瞬だった。凄く、澄んだ気持ちになれた。
目まぐるしく変化の在る都会の暮らしの中で、余裕を持てず、空回りしていた自分に気が付いた一瞬だった。
鈴虫の鳴き声。コオロギの鳴き声。蚊取り線香の煙の香り。
光に集まるかげろう、そうして、風鈴の心に染み渡るような、悲しい音色。
忘れていた。夏の情景。センチメンタリズム。
言葉では、文字では表せないイメージ、感情。
でも、時間は流れ、私は都会の喧騒へと戻る。
そうして、この情景は思い出となる。
風鈴の音と共に、思い出せる、言葉に表せない情景に。
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「水たまり」
夕立の後の、信じられない位美しい、夕焼けと虹。
そうして、その美しい風景を、反射する水たまり。
何でも無い風景なのかもしれない。日常的な風景。
日常的、非日常的。イメージと映像。文字と言葉。
伝えようとする、想いと、受け取られるイメージ。
綴り続ける。文字を。想いを。イメージを。全て。
だから、目に焼き付ける。心に刻み込む。美しさ。
全てを映し出す、自然の鏡。水たまり。私を写す。
混乱するイメージ、そして、全ては混沌とした塊。
美しい、風景。美しい、虹。そうして、水たまり。
伝えたい。伝えたい。伝えたい。ただ、伝えたい。
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「生=死」
死ぬことができるのなら、私は死にたい。
生きることができるのなら、私は生きていたい。
相反する考え----。
私は死に憧れ。
私は生に憧れた。
「死」をもって「生」に転じることができるのならば。
「生」をもって「死」に転じることがずきるのならば。
私は喜んで受け入れるだろう。
まったく正反対のことがらだけど。
私にとって、それは同じ位に大切なことなのだ----。
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「夢>現実」
微かな声----ささやきが聞こえる。
今は夢と現実の狭間。
ざわざわと言うざわめきが聞こえる中の、ささやき。
これは夢、これは現実。
ささやきは、私に何を伝えたいのか。
繰り返すささやき----。
聞こえないけど。
繰り返すささやき----。
それが私の夢の中。
それが私の現実への入口。
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「闇」
私は闇の中にいる。
一筋の光りも無い真の闇の中だ。
闇の中で、私は気配を感じた。
闇の気配。
その瞬間、闇から闇へと暗転する。
それは、本当の闇。
さっきの闇が闇と感じれない位の闇。
そんな事を幾度となく繰り返していた。
闇、闇、闇----すべてが闇。
私は闇に心を食われ、闇の中を闇から闇へと深く----深く潜って行くのだ。
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