「憂鬱な日々」
著作者:由羅

部屋にはテンポの良い歌が流れている。
自分の好きな歌が……でも、なぜか寂しい。

 今、君は何をしているの??
 今、君は元気にしているの??

外にはセミの声が響いている。
この晴れた暑い朝を祝うように……

 今、僕は何をしているのだろう??
 今、僕は憂鬱な気持ちになっている。

君を想い続けてどのくらいになるのか。
君が何をしているのか。分からない。
目を閉じればいつでも逢えるのに……
このまま、いつまででも目を閉じていたい。

 逢いたい……ただそれだけの事が出来ない距離
 とても遠く離れている君に一言も言えない。

      “ア・イ・シ・テ・イ・マ・ス”

僕は目をとじて、目の前の君に呪文のようにつぶやく
目を閉じれば、いつも輝く君がいる。
切ない気持ちを押さえながら、いつも憂鬱な日々……

 逢いたい……ただそれだけの事が出来ない距離
 とても遠く離れている君の笑顔も見えない。

差出人のない手紙が届いた。……もしかしたら……
急いで部屋に戻り、手紙を開ける。
目を閉じれば、いつも笑顔の君がいる。
手紙の君も、やっぱり楽しそうに笑っている。
君の笑顔と合わせながら、手紙を読む。

一緒に笑って、一緒に悲しんで、
一緒に楽しんで、時には喧嘩もしたい。
手紙では、喧嘩なんてできないから……

 逢いたい……ただ、それだけの事が出来ない距離
 こんなに離れているのに、何故こんなに君の事を……何故

一緒になりたい。
僕は、こんなに想い続けていると言うのに……
とても遠く離れている君を抱く事も出来ない。

 逢いたい……とても遠くにいる君に……
 一緒になりたい……とても、大切な優しい君に……


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