Q13 | 会社が倒産しそう |
会社が倒産しそうだとのうわさが流れています。 確かに、会社の幹部の様子が変です。 従業員として事前に出来る対策はあるのでしょうか |
A13 | 敏速な対応が肝心 |
原則 |
◆ | なによりも正確な情報を掴んで敏速に対応する事が大切です。 会社の資金繰りや、最近の取引状況、役員人事などから倒産 の動きを事前に察知する必要があります。少しでも早いほうが 有利に進めることが出来ます。分・秒の差が結果を分けること もあります。給料の支払いが遅れたり、一度目の不渡りを出し た時点ですぐユニオンにご相談ください。 |
◆ | 倒産=会社消滅とは限らず「再建型」の倒産もあります。「再 建型」でも雇用や退職条件・労働条件がこれまで通り補償され るとは限りませんから、「再建」という語句に惑わされないで企 業の再編リストラに対処しなければなりません。素早く対応する ことが不可欠です。分・秒の差が結果を分けることもあります。 |
対応策 |
◆ | 職場に労働組合があればそこが中心となるのがよいのですが、 ない場合はすぐに結成するか、個人の資格で加入できる外部の 労働組合(ユニオンなど)に加入しましょう。同じ境遇の仲間が気 持ちを一つにして生活と権利を守るために闘う気持ちが何より 大切です。 |
◆ | 会社弁護士が登場した場合、その役割にも注意しましょう。会社 の頼んだ弁護士は会社の利益のために活動することがその仕 事で、未払い賃金や退職金など労働債権は自動的に補償される ものではありません。労働組合としての交渉が不可欠です。 |