「にゃ〜おん星人がいなくなって一週間が過ぎた…_U=I=U_←結局戻って来たらしい」
TV「ちょっとそこのお姉さん! 鼻から馬が出ているよ!」
「ハハハハハ… V(’*‘)V_(モク)_ 」
みそ「鼻から馬だって(笑)」
モク「鼻から…、馬…w 」
「ハハハハハ… V(’*‘)V_(モク)_ 」
犬麿「相変わらずコイツらはバカばかり・・・」
犬麿「にゃ〜おん星人がいなくなって収入も途絶えてしまったし、
今こそ、犬麿が一家の大黒柱としてみんなを支えて行かなければ!」
犬麿「…とは言っても、いったいどうしたら良いものか・・・」
TV「バイト探しはフロムワン〜♪」
TV「ピ〜ヒョロロ〜♪」
犬麿「これだ!」
「?? V(’*‘)V_(モク)_ 」
---翌日---
犬麿「え〜と、『ドッグフード工場で働いてみませんか? おかしい仲間も待ってるよ!』」
みそ「あれ? 犬麿、フロムワン読んでるの?」
犬麿「犬麿はアルバイトを始めるのだ!」
モク「へ〜、かっこいい!」
みそ「じゃあアレでしょ? 面接官と面接とかするんでしょ?」
犬麿「まあ、そういう事になるな」
モク「カッコイイ〜!!」
犬麿「そういうわけで、今からさっそく電話をかけるのだ!」
ツーッ、ツーッ
カチッ
チリリリリン!チリリリリン! ガチャッ!
お姉さん『はい、わを〜んフード株式会社、総務課です』
犬麿「あ・・・」
お姉さん『あの〜、どちらさまでしょうか?』
犬麿「い、犬麿だワン!」
お姉さん『あの〜、失礼ですがどちらの犬麿さまでしょうか?』
犬麿「3丁目の犬麿なのだ!」
お姉さん『は、はあ・・・。それでご用件は・・・』
犬麿「犬麿は面接をするのだ!」
お姉さん『は?』
犬麿「え〜と、そうじゃなくて…」
パラパラ…
お姉さん『はい?』
犬麿「私、フロムワンの求人広告を見てお電話致しました自分の名と申しますが、担当者の名さんはいらっしゃいますか?」
お姉さん『え?、あ、はい、少々おまちください』
ティン、ティロリロティン、ティッ、ティー、
ティン、ティロリロティン、ティッ、ティー、
ティン、ティロリロ、ティン、ティロリロ、
ティン、ティロリロリー♪
ピッ
井布『はい、お電話かわりました。担当のイヌノです』
犬麿「犬みたいな名前だな」
井布『君は失礼だね』
犬麿「失礼ではない。犬麿なのだ」
井布『それで?』
犬麿「犬麿はここの会社で働くのだ」
井布『え〜と、ああ、バイトの希望者さんね? それではですね、面接をしますんで、明日の3時半に来てくれるかな?』
犬麿「犬麿が行くのか」
井布『当たり前じゃないか。一応履歴書と印鑑持ってきてね』
犬麿「わかっ…、りました」
井布『じゃあ、お待ちしてますんで、よろしくお願いします』
犬麿「え〜と、電話は相手より早く切らないように。フムフム」
井布『は?』
犬麿「早く電話を切って欲しいのだ」
井布『はい?』
犬麿「そっちが電話を切らないと犬麿が切れないではないか!」
井布『君ねぇ・・・』
---次の日---
鶏「コケコッコー!3時〜。3時だよ〜!」
犬麿「え〜と、死亡動機は正直に。フムフム」
みそ「犬麿、そろそろ面接の時間だよ」
モク「頑張ってきてね!」
キュルルルル…
犬麿「イテテ…、ちょっとお腹が…」
みそ「大丈夫?V(’*‘;)V」
モク「ここはほのぼの系サイトだから、下品な展開にならないように気をつけてね」
犬麿「だ、大丈夫なのだ… (たぶん)」
ピ〜ヒョロロ〜♪
面接官「はい、次の方〜」
バタン!
犬麿「い、犬麿だワン!」
面接官「ほほう、元気なワンちゃんだね〜(笑)」
犬麿「犬麿は犬じゃないワン!」
面接官「そんな事はどうでもいいんだよ」
犬麿「ムッ!_U=I=U_」
面接官「まあいいや、そちらにどうぞ」
犬麿「し、失礼します」
面接官「それじゃあ、早速面接だけど」
犬麿「いよいよ来たか・・・」
面接官「君は何故わが社を志望したのかね?」
ゴホン!
犬麿「え〜と、汽車の前進する車体にひかれ…、」
面接官「・・・?」
犬麿「え〜と、つまり…_U=I=;U_」
・・・・・(^m^;
面接官「ま、まあ、そう固くならずに、バイトの面接なんだから気楽に答えればいいんだよ(笑)」
犬麿「ああ、犬麿もそうだとは思ったのだがな」
面接官「君は豹変するね〜」
犬麿「それほどでもないが」
面接官「まあいいや。ところで履歴書を見ると、君は小学生ということだけど・・・」
犬麿「犬麿小学校に通ってるのだ!」
面接官「残念ながら、うちは小学生は雇ってないんだよね〜」
犬麿「安心するのだ。 犬麿は体は子供でも、アソコは大人なのだ!」
面接官「誰もそんなことは聞いちゃぁいないんだが…」
犬麿「それで、犬麿はいつから働くことになるのだ?」
面接官「君は人の話を聞いてないだろ」
犬麿「犬麿は今すぐにでも働けるぞ!」
面接官「え〜っとね、じゃあ、5時頃電話で連絡するから、おうちに帰って待っててね」
犬麿「面接はもう終わりなのか?」
面接官「うん、まあ、私も忙しいんでね。ご苦労様!」
---30分後---
ガチャリ!
「ただいまだワン!」
みそ「犬麿、おかえりー」
モク「面接どうだった?」
犬麿「かなりの好感触だな」
みそ「犬麿すごいね!」
犬麿「社長もぜひ犬麿が欲しいと言っていた」
モク「すごい!モク見直しちゃったよ」
犬麿「これからは、みんなで犬麿を敬うんだぞ!」
「うん!V(’*‘)V_(モク)_」
・・・・・(・〒・)
---1時間後---
ポーン、ポーン!
モク「5時だ!」
犬麿「そろそろ合格の電話がかかってくる頃だ」
猿麿「受かってるといいね」
みそ「受かってるに決まってるじゃん! 何たって犬麿は未来の社長だし!」
モク「あれほど面接の練習をしたんだもんね!」
犬麿「いや、何もしてないけど」
・・・・・(・〒・)
みそ「あ〜、早くかかって来ないかな〜!」
じりりりりり!
みそ「あ!電話だ!」
モク「きっと面接官だ!」
犬麿「ちょっとドキドキしてきた」
みそ「大丈夫、大丈夫!」
モク「落ちついて、落ちついて!」
犬麿「じゃあ、取るぞ!」
ドキドキ… V(’*‘)V_(モク)_
ガチャリ!
犬麿「もしもし犬麿だワン!」
『ガヤガヤガヤ…』
犬麿「なぬっ!?」
『ハヤハヤハヤ…』
犬麿「何故だ!!」
『ハヤ…』
犬麿「そうか…」
犬麿「わかった…」
ガチャン
・・・・・・・V(’*‘)V
・・・・・・・_(モク)_
・・・・・・・_U=I=U_
「何だって?(・〒・)」
・・・・・・・_U=I=U_
犬麿「間違い電話だった」
・・・・・・(・〒・)
・・・・・・V(’*‘)V
・・・・・・_(モク)_
(・〒・)
猿麿「ハハハハハ!!」
みそ「猿麿?」
猿麿「何だ、間違い電話か、そうか」
みそ「あ、ああ、間違い電話、ハハハハハ」
犬麿「犬麿も間違い電話だとは思ったのだがな(笑)」
モク「今度はいい間違い電話があるといいね!」
_U=I=U_ V(’*‘)V (・〒・)
ガタン!
みそ「犬麿?」
犬麿「ちょっと、用事を思い出したので出かけてくる」
_(モク)_
犬麿「夕飯までには戻ってくるぞ!」
みそ「あ…」
カランカランカラン…
バタン!
・・・・・・・(・〒・)
カアッ、カアッ、カアッ!
犬麿「夕日が・・・きれいなのだ・・・」
キーコ、キーコ、キーコ
犬麿「犬麿が働ける場所はないのか・・・」
『お〜い、犬麿〜!』
キーコ、キーコ、キー…
猿麿「こんなところにいたのか。探したよ」
犬麿「ほっといてくれ・・・」
V(’*‘)V_(モク)_
猿麿「面接・・・ダメだったんでしょ?」
犬麿「・・・・・・・」
猿麿「犬麿は小学生なんだから、まだ働かなくてもいいんだよ」
犬麿「・・・・・・・」
猿麿「ちゃんと分かってるよ!にゃ〜おん星人がいなくなったから、家計のことを心配してくれたんだよね?」
犬麿「・・・・・・・」
モク「それなら大丈夫だよ!」
みそ「にゃ〜おん星人から仕送りが送られて来るって、猿麿が言ってたから!」
・・・・・_U=I=U_
犬麿「何だ、そうだったのか…」
猿麿「そういや犬麿にはまだ言ってなかったね」
犬麿「どうせそんな事だと思っていた」
猿麿「さっすがぁ〜! 犬麿は何でもお見通しだね!」
犬麿「それほどでも・・・、あるぞ?」
みそ「うっそだぁ〜! ショックを受けて一人で公園で たそがれてたクセに!」
モク「ブランコをこぐ後ろ姿が泣いてたよね!(笑)」
犬麿「何だと、この野郎!_U=I=U/」
ハハハハハ!(・〒・)V(’*‘)V_(モク)_
みそ「良かったね、犬麿!」
モク「これでまた思いっきり遊べるね!」
犬麿「よし、遊びまくるぞ〜っ!」
猿麿「何して遊ぶ?(・〒・)」
モク「面接ごっこ!\(モク)/」
うぐぐぐぐ…_U=I=;U_
みそ「じゃあ、みそが面接官ね!V(’*‘)V」