012話 旅立ちの朝




ジリリリリン!

じりりりりん!!

「ふぁい、もひもひ…zzz」


・・・・・・・


「おい、八番!」

「八番、聞こえるか?」

「にゃにゃっ!聞こえるよ」

「ぬぬっ!おまえ八番じゃないにゃ?」

「いやっ?おいらは本物の八番だよ?」


・・・・・・・・・・


「 山!」

「皮¥」


「ああ、本物だ。疑って悪かったにゃ」

「いやいや」

「それはそうと、例の件だが、十八番がしくじった」

「ええっ!?ホントに?」

「ああ、逆にマイクロチップを埋め込まれてしまったらしい」

「それは頂けにゃいね」

「そういうわけで八番。 悪いんだが、計画の続きを遂行してくれにゃいか?」

「いや〜、おいらは奴らの面倒を見ないといけにゃいんで…」

「報酬は宝くじ3000円分だ。最高で3億円まで当たっちゃうぞ!」

「うほほ!そんなに儲かっちゃうの?」

「引き受けてくれるか?」

「もちろんだよ」

「それでは お休みのところ悪いが、特殊任務 N-2828 マイクロチップだ! 至急地球に急行されたし!」

「にゃにゃっ!任務 I-2828 了解¥」



↑独り言
――――――――――――――――――







おいら「そういう訳で、また地球に戻ることににゃった」

「えぇーっ!?V(’*‘;)V_(モク;)_U=I=;U_」

みそ「行っちゃヤダよ!」

犬麿「これからは誰が犬麿の面倒を見るのだ」

猿麿「しょうがないよ。にゃ〜おん星人にも色々事情があるんだから(・〒・)」

モク「それじゃ、しょうがないね」

「おいらがいなくにゃっても、元気で暮らすんだよ。戸棚の冷蔵庫は食べちゃ行けにゃいよ」

彦麿「うん、大丈夫だよ!」




「じゃあ、体に気をつけて(・〒・)」

「たまには手紙ちょうだいね!V(’*‘)V_(モク)_」

「ちゃんと、おみやげを買ってくるのだぞ!_U=I=U_」

おいら「みんな、ありがとう!」




ピロロロロロ!

『8番ゲートより、にゃ〜おん飛行船、発射いたします。
ご乗船される方は、今のうちですよ!』

おいら「じゃ、又¥」

「行ってらっしゃ〜い!」



ゴゴゴゴゴゴ・・・・


ヒューン!







みそ「あ〜あ、行っちゃった…」

モク「人の一生なんてあっけないもんだね」

猿麿「まだ死んでないけどね」

おいら「さ〜て、おいらも地球へ帰っちゃった事だし、久しぶりにご飯でも食べに行こうか?」

「ヤッター!V(’*‘)V\(モク)/」

猿麿「あれ?(・〒・)」





その頃飛行船では・・・


『次は地球〜、地球〜! お降りの方は、お忘れ物のないようにお気をつけくにゃさい¥』

犬麿「何で犬麿が乗ってるのだ・・・_U=I=;U_」













第一章 完


[戻る][入口]