011話 戸棚の誘惑



おいら「さて、と…」

「歯ブラシは持ったし、ねり消しも入れた¥」

「これで準備はオッケーかにゃ?」


トットットッ…



おいら「じゃあ、そろそろおいらは出かけるけど」

みそ「いってらっしゃい」

おいら「帰って来るまでイタヅラしちゃダメだよ」

モク「わかってるよ」

おいら「戸棚の中に冷蔵庫があるけど、食べちゃダメだよ」

「うん、わかってるよ! V(’*‘)V_(モク)_」

「なぬっ!_U=I=U_キラーン☆」






--10分後--

ゴソゴソ…

みそ「あ!犬麿!!勝手に戸棚開けちゃだめだよ!」

モク「また、にゃ〜おん星人に怒られるよ!」

犬麿「犬麿は戸棚なんか開けていない」

みそ「え〜! 今、開けようとしてたじゃん!」

モク「この目で目撃したんだモク!」

犬麿「犬麿は開ける練習をしていただけだ」

みそ「またそんなこと言って〜」

モク「とにかく戸棚は開けちゃダメだからね!」

犬麿「そう言われると余計開けたくなるものだが…_U=I=U_」






--20分後--

はびこる悪を〜許さない〜♪

トサカが赤く〜染まるとき〜♪

『フッフッフッ、邪悪なヒヨコども! あっしのトサカの赤いうちは、おはんらの悪事は見逃さんぜよ!(ビシッ!)』

みそ「いけ!コケッコー仮面!V(’*‘)V」

モク「悪の組織をやっつけろ〜!_(モク)/」




ソ〜ッ…


みそ「犬麿!」

ビクン!!


みそ「また戸棚を開けようとしてたんだね!V(’*‘)V」

犬麿「ううぅ…」

モク「犬麿は本当にダメだなぁ〜_(モク)_」

犬麿「そんなこと言っても、開けたいんだからしょうがないではないか_U=I=U_」

みそ「人間、ガマンが肝心だよ」

モク「誘惑を断ち切り、トサカに誓う心、それこそが真の正義ぜよ!」

犬麿「・・・わかった!もう開けない!」

みそ「やっとわかってくれたんだね!V(’*‘)V」

モク「じゃあ、コケッコー仮面の続きを見よう!」

みそ「そろそろCM終わっちゃうもんね♪」

犬麿「あ!」

みそ「なになに?」

モク「どうしたんだモク?」

犬麿「そういえば、さっき、2階にコケッコー仮面が来てたぞ!」

モク「ええっ!本当に!?」

「モクちゃん、行こう!V(’*‘)V」

「うん!_(モク)_」

タッタッタッ!








・・・・・・・









邪魔者は消えた!_U=I=U_










ついに念願の戸棚を!!(ガラガラッ!)










・・・・・・・・・










「冷蔵庫だ・・・_U=I=U_」












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