包丁を修正する

修正する包丁は全体に反り
が有って、刃の角度も場所
によってピッチが違い、一番
困った事が 裏側の凸凹で
した。
使う物は30cm四方5o厚
の板ガラスと サンドペー
パー それと両面テープ

写真のサンドペーパーは
細く切って有るが、通常は
買ったまま広くて良い。
あらかじめ狂いを調べるため
裏側に黒いマジックを塗って
しまう。
削り始めは40番のサンドペ
ーパーではじめる。
少しの間に凸部が削れて
狂いが見えやすくなる。
写真は先端部分
こちらは後端部分
約6cm巾で前後に擦って
裏側を削る。
サンドペーパーは1枚約
60円なので 切れなくなっ
たら早めに新しい面にする。
40番の作業が長いが、
気に入るまで番手は1000番
近くまであげていく。
ヘアーラインは同方向で
動かし続ける。
2段刃の巾の有る部分を
削るので、ガイドを貼り付
ける。
もともとの角度を捜しながら、
木を刃先に寄せて行き、
カタカタしなくなったら両面
テープで接着する。
こちらもあらかじめ
面にマジックを塗って狂い
を分かりやすくし、平面を
出す努力をする。
サンドペーパーの動かす
方向を変えて、ストローク
を長く取るため、別の木を
貼り付けた。
サンディングの方向を変える
ので、保護膜としてガムテープ
を貼ったところ。
裏側の刃先2o巾、表側3o
から5o巾が、今までとは
直角方向に 1000番以上
で砥ぎあがれば出来上がり。
刃に微細なノコギリ状の傷が
出来れば切れやすくなる。

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