穴あけ前までの基本
ミニマル Xの部品とフォーマーを用意して
レンズの隠しマーク近くにはセロテープを貼り付け、
R,Lの文字が書き易いようにしておく。
私はトンボの「モノツイン」を使って
レンズに印点しています。
(安いですから。)
レンズ表面側のレンズメーターの印点を覆うように、
撥水保護テープを貼る。


私は主に撥水保護テープは
タクボのLD−T10を使っています。
セロテープ感覚で値段が気になり
ません。
軸打ち機でチャッキングの後、レンズ背面側にも撥水保護テープを
貼って加工機に載せる。

これは、撥水コートでない物でも、レンズメーター印点が最後まで
残るようにしたいので、どんな種類のレンズでも貼っている。
メーカーのフォーマーだが、ボクシングシステムで
加工するため 一応センター位置が狂っていないか確かめておく。
(このフォーマーは鼻側に0.25ミリ寄っていた。)
店内3箇所に方眼紙を置いて
加工に役立てています。
同じフォーマーだが、後に曇ったテープ4枚を透かして見なければならないので、上のフォーマーのようにデータムラインやフレーム取り付け位置が見やすいように インクで点描すると良い。 裏側も点描してあります。
  加工機にて加工中。 新しい加工機に代えてから300番目くらいまで、どうして出来上がり
のP,Dが狂ってしまうのかデーターを取った。
左から、レンズ名、非球面or球面、S度、TC度、AX、加入度数、
中心凸カーブ、中心凹カーブ、撥水、保護テープ後中心厚、ミニマル
アートor]、依頼P,Dと高さ、仕上がりP,D、玉型ナンバー、サイズ、
F,P,D計算、更に磨きの有無、を書き入れていた。

特に中心凸カーブ、中心凹カーブ、保護テープ後中心厚、は
マイクロメーターやカーブメーターで計っていたので時間がかかった。


今は原因を掴めたので かなり簡略化している。
加工機から外してすぐ、今度はレンズ保護テープを
撥水保護テープの上から表裏とも覆ってしまう。

長時間 手で持ったりマークを描いたりするので必ずやっておきたい。
保護テープの余分を取ってしまうため、型取りの破片などを擦り合せて
削り落とす。
手摺り機で面取りする時でも落ちるが、ムラになるので削り落とす。
玉型加工で面取りしてあっても
削リ取れます。
両レンズともきれいに保護テープの余分を削り落とした様子。
この後レンズの面取りをする。
バフで側面磨きをする。
フォーマーにレンズを当ててデータムラインやフレーム取り付け位置を
印点する。
左右が出来たら方眼紙の上に並べてみて、データムラインとレンズの
軸の誤差など できるだけ平均がとれるように修正する。 
最後まで保護テープが剥がれない
ように セロテープを表裏に接着する。
レンズ穴あけガイドに付ける
両面テープは穴の位置には
貼らない。

全体に貼ると 1つ目の穴あけ時の
切りくずで盛り上がり、2つ目の穴が
ずれやすくなる。

又、穴を開ける4箇所(8つの穴)
をテープを取り替えずに繰り返し
接着する事が出来る。
レンズ保護テープの上から線に従って プラスチックのガイドを
貼り付ける。
用意する物は他にアクリル製のダミーレンズ

ダミーレンズの裏当て方法は
シルエット大阪の中さんから習いました。

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