これは、単なるふつーのサラリーマンが、日産スカイラインGT-R(BNR32)
を購入し、悪戦苦闘しながら 維持をしていく、記録である・・・・・・・。

第40章 太平洋、波被って

2004年 夏

前回故障して、強力サウナマシンとなっていたエアコンもどうにか直し、車内も快適になったので、で、久々に遠出をする事になり、熱海へ来ていた。
しかしながら天候はあいにくの雨、それどころか台風接近中と言うなかなか味わえない悪天候であった。そのため、残念ながら富士山の姿も拝めず、観光しようにも車外へ出るのもメンドクサイ状態であったので、ひたすら目的地である会社所有のリゾートマンションを目指していた。

天候は悪いとは言え、日本屈指の観光地。道路はかなり混雑していた。
しかしながら、熱海近辺の道路はあまり迂回路も無く、また不慣れな土地であるので抜け道があったとしても知る由も無く大人しく渋滞の列の中に並んでいた。


少しずつ進んでいくうちに、道は何時しか海岸沿いになり、台風の接近に伴い、いつもよりも荒れまくっている海が窓の外には見え始めていた。
私は海が全く無い群馬県の在住であるので、海自体見ているだけで飽きない。さらに普段はあまり見られない、台風で荒れた海なんかが見ていられるのでそんなに渋滞の時間自体は苦ではなかった。

そんな刹那。



ざっっっっぱぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!

ななななななんですかこのバケツを瞬間的にひっくり返したような雨は。

驚きつつも周りを見回すが、雨は降ってるか振ってないか微妙なぐらいの雨量である。



?????????????



何が起きたのか一瞬把握できないまま海側の窓を見た瞬間。


ざっっっっぱぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!

目の前に水の壁が瞬時に出現した。


雨かと思っていたのは、高波による海水だったのだ。
どうにか渋滞の列も進み、波被りのポイントから抜け出し改めて後ろを見ると、波を被ると言うよりも、波に飲まれているようにしか見えない後続の車の姿が目に入った。
こんな状況でも、通行止めにならないとは、海無し県の住民は驚くばかりである。


しかし、驚いてばかりは居られない。波を被るという事は

海水→塩水→錆びる→GT-R崩壊

という図式が容易に想像できるからである。正直言うと、すぐにでも水をかけて洗いたいところであるが、こんな地理の不案内な場所で洗車場の場所など分からない。ましてや雨が降っているというのに、その中で必死に車に水をかけていたら、傍から見ると単なるキ○ガイにしか見えない。

結局、家へ戻るまで洗車は諦めざるを得なかった。
まぁ、雨が強くなってきたので、それで少しは流れるだろう・・・と自分に言い聞かせた。


日時は変わり、帰りの道中。

まだ、この日も天候は回復をしていなかった。
雨だというのに、さすが熱帯低気圧とでも言いたくなるような異常な蒸し暑さである。
当然GT−Rの室内もエアコンを使わないと曇ってしまうので、スイッチを入れた。


・・・えーっと。ほんの数週間前にエアコン直したよなぁ。なのになんだこの熱風はっっっ!

とりあえず、またもや謎工場へ車を走らせる・・・の前に、洗車場で必死に海水を被った塩分を洗い流した。
高圧洗浄機でとにかく隅から隅まで洗い、さらに下回り戦場の洗車機に2階通らせる。
結局、「雨の中で必死に車に水をかける」並に傍から見るとアレな人になっていた気もするが、そんなこと構っている余裕は無い。
結局その日は旅行の疲れもありそのまま帰宅し、後日謎工場へ車を持ち込んだ。

そして点検の結果は「高圧側ホース破裂」となった。

前回壊れたところと違う場所なので、もちろん文句は言えない。財布の中身も厳しいが、また車内で干乾びるのは嫌なので、修理をお願いした。


見積り金額は約1.5万円。


これだけあれば、この冬発売予定の携帯ゲーム機、ニンテンドーDSが買えてしまう。
携帯ゲーム機が安いのか、この車の部品が高いのかは定かでは無いが、何時果てるとも無い故障にまたもやゲンナリしてしまうのであった。



しばらく経って、修理が挙がったとのことでGT-R取りに行くと謎工場社長が済まなそうにしている。
「いや〜思ったより修理代かかっちゃったよ」

金額を見ると・・・・約3万円。

エアコン修理は実際は謎工場から外注へ出ているので、そうそう負けろともいえない。


財布の中身も厳しいが、どうにか支払ったのであった。


あぁ、3万円あれば・・・・・・以下略