これは、単なるふつーのサラリーマンが、日産スカイラインGT-R(BNR32)
を購入し、悪戦苦闘しながら 維持をしていく、記録である・・・・・・・。

第17章 馬600頭の驚異

2000年 春

 私は、GTR-OCの会合のためGOING藤岡に居た。周りには約20台ほどのGT-Rの群れ。毎度の事ながらなかなか妖しい風景である。モチロン私の車はその中に混じると非常に地味に見えてしまう。まぁ、本人の性格も地味なので車だけ派手になっちゃってもしょーが無いんのではあるが・・・。
 
 会合と言っても特に何をやるわけでもなく、適当に車談義を思い思いに繰り広げて居るだけなのであるが、話をして居ると当然、お互いの車の試乗をしようという話の流れになって来る。そして、その中には時として化け物のような車も含まれて居ることがある。

 今回の会合で、IKKAI氏という人が参加していた。この御人、BNR34が発表されると同時に予約を入れ会の中でもほぼ1番といえる時期に手に入れていた。ちなみに34の前にはBNR32に乗っていて、昔湾岸目の前真っ白事件のときに一緒に路肩に止まって救出作業をした縁で仲良くしていただいている。その人の車がいつの間にやらGT2530ツイン仕様という、馬力で言えば600馬力ぐらいの仕様になっていた。私の車は約300馬力。単純に2倍のパワーである。

 私はこの車に興味津々であった。しかし、そんな化け物みたいな車私が運転しても命の保証が無い・・・・。と、そのとき会合に参加していたくぼっち氏が試乗するという情報が入った。このくぼっちという人もなかなかとんでもない車に乗っていてBNR32のT78タービン仕様、シングルタービンであるがやはり600馬力は出て居るような車に乗っていらっしゃる。これはチャンスである。そんな車に乗って居る人ならしっかり踏むだろうし慣れて居るだろうから安心である。そこで、速攻でIKKAI氏に交渉、ちゃかり私はナビシートに収まることに成功していた。

 エンジンに火が入り、2km四方に響き渡るような爆音が響き渡る。そして、車は駐車場を出て幹線道路に入ってから加速する・・・・・・わけであったのだが。

 ぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ(スキール音)

ぶぅぅぅぅぅぅえぇぇぇぇぇえぇ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!(排気音)



 いきなり狭い側道で全開を喰らってしまいました。(T_T)g


心の準備をしていなかったからシートに後頭部をぶつけてしまった。痛いよ・・・かなり。
さらにそんな勢いで公道じゃない様な気がするところで全開・・・。
カタパルトで打ち出されるモビルスーツ乗りの気持ちがわかるような加速Gである。たとえるなら椅子に座っている自分の上に貴乃花が乗っかるような気持ちである。

 もう何がなんだかわからないうちにUターン地点に到着。道がちょっと狭いんで切り返さなければならないようである。が本来なら後ろへ下がるタイミングでなぜか車が前に出てくぼっち氏が何かもがいている。一体どうしたのであろうか?。


数瞬の後、私は突っ込みを入れた

「ちょいちょい、それバックや無くて6速でんがな!!」

くぼっち氏もようやくBNR34は6速ミッションである事を思い出し、苦笑いしつつようやくバックにギヤを入れUターンが終了。GOINGまで帰投した。
なんつーか「あ、あれが車ぁぁぁぁっ!?」ていうような感想しか出てこないほどのインパクトであった。


しかし会合の帰りの私の車が非常にノロく感じてしまったのは、あえて忘却のかなたに放り出しておこう。