
1998年秋
とうとう、GT−Rを買って初めてのサーキット走行である。
場所は筑波サーキット。
サーキットクラブの主宰の走行会にエントリーしていた。
おりしもコンディションはウエット。気温も低めと、なかなか怖い要素が山盛りである。
今回の目標は、この車では初めてのスポーツ走行であるので、タイムはともかく、
それなりに挙動をつかむということと、無事生還することである。
雨っつーのも有るしね。
いきなり全損クラッシュなんてしちゃった日には、人生再起不能です。
ちなみに、このときの我が車の武装は
ブレーキパッド:ENDLESS CC−M
タイヤ:ADVAN NEOVA 225/50 R16
である。
その他は完全ノーマル。
パッドだけチューンという感じである・・・っつーかノーマルじゃん(^^;
さて、パドックに着き受付を済ませると・・・・居るわ居るわ。
180sx、シルビア、86、シビックR、インテR、スカイライン、スープラ、インプレッサ、ランエボ4、セリカなどなど。
よーく見てみりゃ内装が無かったり、Sタイヤ履いてたりで、見るからにみんな私なんかより速そうに見える。
「う〜ん、GT−Rに乗ってるくせに、走るシケインになっちゃったらどーすんべか」
などと思わず弱気になってしまう(^^;
さらに追い討ちをかけるようにドラミにて・・・・
「ここ数回、毎回最終コーナーでで、横転する人が出ているので気をつけてください」
「もし炎上したら。消火器1本につき2万円、消防車が出たら30万円の請求が行くので
覚悟しておいてください」
などお言うことを聞いてさらにビビる。(^^;
車全損の上にさらに莫大な請求がきた日には、益々人生が終わってしまう!!
「ぜぇったいコースアウトしないスピードで走ってやるべぇ」
という妙な意気込みまで沸いてくる始末である。
そんなこんなで、1回目のセッションが始まった。
1回目は特にタイム計測も無いので、そこそこのペースで流そう、と心に決めていざスタート。
しかし、そんなペースでもちょーっとアクセル入れるだけで滑る滑る。
ABSが効くような突込みなんて怖すぎてできない。
4輪ホイールスピンなんぞあたりまえの世界である。
そんなわけで、びくびくしながら走っていたのであるが、ふと、MR2のときとは周りの様子が違うことに気がついた。
なんかみんな遅いのである。注)まっすぐだけ
MR2のときは、ストレートなんてみんなに抜かれるためにあるものだと思っていたのであるが、
シビックやインテR・・・はたまた180SXあたりまでの車が、
「おいおい、アクセル踏んでんのかぁ?」
というぐらい遅い。注)しつこいようだがまっすぐのみ
どうやら、4WDの威力らしい。
そういえば、多少ケツが滑っても、アクセル全開のまんまでどんどん前に出て行ってくれている。
またもや、
「ありがとう伊藤修令さんっっ!!」
である。
いわゆる、「今までのライバルがライバルで無くなった」状態(c)中里毅
しかし、一旦コーナーに入ると車重の重さも災いして、ナメクジ状態。
プリウスで言う亀マーク点灯である。
そして、そんなふうにコーナーでジタバタしてると、今度はさっきぶち抜いたはずのシビックR
とかの軽量級な連中に邪魔だ!とばかりに突っつかれ、場合によっては大外から抜かれたりする。
「やめてくれぇ、俺ゃ〜足回りに至るまでノーマルなんだぞぉ(TT)」
なんて泣き言を言っても、直線での恨みとばかりに聞いてもらえるはずは無い(聞こえるはずも無いが)
そして、また、立ち上がりから直線にかけてはこっちが
「オラオラ〜。とれーんだよ。さっさとどけやぁ〜〜」
状態になる。
よくよく考えてみれば、モロに直線番長状態。
車の性能に頼りっきりですな。
でも、いいんです、私は楽しいんだから。
やっぱり直線で抜かれるだけってのは過去の経験に基づくと精神的によくありません。
コーナーで抜かれるのは自分の腕のせいだからしょーが無いんであるが・・・。
1ヒート目も無事終わりインターバルの後2ヒート目に突入。
今度はタイム計測付きである。
こーなってくると周りの連中も目の色が変わってきてなかなかデンジャラスな状況となってくる。
コースアウトする奴やら、スピンする奴やら・・・・
イエローフラッグが出ることもたびたびになってくる。
やばい、こんな状況だと、コーナーで邪魔しようものなら無理に突っ込んでこられてクラッシュしてしまう・・・
あ〜、、こーなったら自分より遅い奴は居ないと思ったほうがえーな・・・
と、無理に直線でライトウエイト連中を抜かないで、わざとペースを落として
クリアラップを取るように心がけるようにするのであった。
そしていよいよラストの3ヒート目・・・。
しかもコンディションは徐々にドライとなってきている。
やばい・・・ここで一念発起すると典型的なゴマメの序曲だ(今回は考えがやけに後ろ向き)
そんなことを頭に入れながらコースインしていった・・。
おおっ、自分でもわかるほどペースが上がっている。
今までの後ろ向きな考えがいっぺんに吹っ飛び、アタックラップをはじめてしまう私であった。
で、3ラップほどして、ふと油温計を見ると・・・
げげげ、130℃もいってるわ(^^;
慌ててクーリングラップに入る私のGT-R
GT−Rには純正で水冷のオイルクーラーがついているはずなのであるがこの温度・・・。
うわさ通り、油音が厳しい車であることを再認識させられた。
結局、2〜3周してはクーリングの繰り返し・・・で3ヒート目をおえた。
さて、肝心のタイムであるが・・・・
1分14秒5
因みにプロがドライでノーマル32GT-Rに乗ると1分8秒台ぐらい出るようです・・・。
ハーフウエットとはいえまだまだ修行が足りまへんな(T_T)g
さて、なぜか今回はアクシデントがやけに多かった・・・
まず・・・・・
セリカSS3・・・・・最終コーナーグラベルにて横転
予想被害状況・・・・全損 (ー人ー)ナムー
インプレッサWRX STI・・・・最終コ−ナーグラベルに頓挫
予想被害状況・・・ホイール破損
インプレッサWRX ワゴン・・・メインストレートにてスピン
コンクリートウォールに正面から激突
車両全長が30cmは縮んだかもしんない(^^;
予想被害状況・・・全損 (ー人ー)ナムー
・・・と、雨の所為か大荒れであった。
今までサーキットでこんなにぶっ壊れたのを見た事は無かったんだけどねぇ。
せいぜい1台ぐらい。
まぁ、今回身内が居なかったのが不幸中の幸い。
とはいえ、峠で無茶する人に「サーキットの方が安全だよ」
と言っていた私の立場はどうなる(笑)
まぁ、実際公道だったら死んでた級のクラッシュだったとは思うのではあるが・・・。
まぁ、タイムはともかく自分が無事だったから今回は良しとしよう(笑)