
1998年初夏
私は、友人U氏と共に、東松山にあるRSデルタと言うチューニングショップに来ていた。
U氏が雑誌広告で、シャシダイによるパワーチェックが5千円で出来るというのを見つけたからである。
言われてみれば,自分の車のカタログ馬力というのは分かっても、本当に何馬力出て居るかは、個体差や
何かもあって、分からない。
「ドノーマルのGT−Rってのは実際何馬力出ているのだろうか?」
という疑問も有るので、この際測ってみることにしたのである。
この時点では、マフラーでさえもノーマルであった私の車はかっこうの材料である。
シャシダイに固定され、測定準備に入る我が愛車。
しかしこの時不安がよぎった・・・。
もし、250馬力ぐらいだったらどうしよう(^^;
もっと最悪、200馬力ぐらいで、「どっか壊れてるんじゃないの?」
なんていう、ローンを払ってるだけでいっぱいいっぱい(^^;な私
にとっては死刑宣告みたいな一言が出ちゃった日には・・・・・。
馬力が分かって楽しみだ〜♪・・・と言う気持ちなんかどっかへ吹っ飛んじゃったわけである。
皆さんも実際乗せてみればこの気持ちわかります(特に、インプレッサ、ランエボユーザーの方)
さぁ、いよいよ測定開始。
ローラー上でどんどん加速していく我が愛車。
いよいよ5速に入り、アクセル全開。
ぐぅうおぉぉぉぉぉぉぉえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇんんんんん!!!!!!!
・・・・・ノーマルマフラーとはいえ、ものすごい爆音である。
なんつったって5速8千回転まで回すのである。
実際に走ってれば300km/h近いスピードだ。
ローラーを回す音なんかも混じって、しゃべっても何も聞こえない。
で、結果がプリントアウトされるまで待つわけであるが、この時デルタの社長、
U氏、私である賭けをしていた。
その名も・・・・
「人間シャシダイバトル」
大そうに聞こえるが、何の事は無い馬力当てクイズである。
賞品はジュース(セコイとか言わないよーに)
それぞれ
社長「まぁ、いいところ280馬力出てれば御の字でしょ〜」(ん〜、まぁ妥当な意見でしょうね)
U氏「それじゃ〜ちょっとかわいそうだから290馬力にしといてあげる」(失礼な(^^;)
私 「300馬力かなぁ(^^;」(かなり希望的観測含む)
さぁ、これを読んでる貴方も予想してみましょう。
ドノーマルGT−Rの馬力は?
はうまっっちぃぃぃ!!(小倉智明風に)
ちなみに1バーツは30円です(ォィ
・・・・・さて、よろしいですか?ファイナルアンサーですか?(みのもんた風)
別に間違えても椅子が回転しながら落ちることはありませんのでご安心を。
そんなこんなで、結果のシートが出てきました。
結果は、ななななななんと
305馬力 トルク37.5kg・m
うをををぉぉぉ!!結構出ているではないかぁ!!
しかも、ジュースゲット(笑)
なかなか満足出来る数字である。
なんつっても、お馬さん305頭が一気に走ってる姿を想像して御覧なさい。
ものすごいことになるでしょ?
やっぱりRB26DETT恐るべし・・・・と言うことである。
デルタの社長も、これにはビックリ。
実際BCNR33やBNR34は300馬力以上出ていてあたりまえらしいですが・・
32だと300馬力出てりゃ、もう当たりな部類らしいです。
結果が出る前は、不安で通夜の真っ最中のような表情だった私は、結果を聞くなり
気分は高砂殿スペシャルパッケージツアーinハワイ(言迷)
完全に舞いあがっておりました。
さてさて、次はブーストアップしてあるU氏の車の番と相成るわけですが、こちらは
360馬力 トルク忘れた(爆)
まぁ、なんにしろすごい数字ではある。
そして、このU氏のGT−R測定中に面白い現象が起きた。
この車、当時としてはまだ珍しいカーナビが付いていたのであるが、シャシダイ上
で走行中も、機能していた。
ふとその画面を覗き込むと、約300km/hで関越を疾走する車の姿が・・・・
スピードがスピードなんで花園近辺まで到達しているのである。
シャシダイは室内であるので、当然GPS機能は効かずに自立航法しか機能しない。
そして、デルタの横には関越自動車道が走っている。
そこで、マップマッチング機能が働き、ナビは関越を走ってると判断。
そのままどんどん走行しているつもりで動作していたようなのである。
おバカなのか頭がいいのか・・・・理解に苦しむ現象である。
しかし、さすが、フェラーリを使ってCMをしていたパイオニア。
ちゃんと300km/hあたりでも速度対応しているのね(笑)