心に残るゲームたち

 

伝説への道

1989年
奴はまた帰ってきた。最凶の軍団を引き連れて・・。

当時、大学生であった私の前にグラディウスIIIは現れた。

システムはと言うと、今までどおりパワーアップカプセルを集めて、任意の武器を装備していくものを継承しており、今までのシリーズをやっていれば、すんなりとゲーム自体は始められる。
IIの時より始まった自機ビックバイパーの武器セレクトは健在であり、さらにあらかじめ用意された武器の組合せではなく、自分で好きな武器を組み合わせるという、エディットモードなどというものまで搭載されていた。


大学近くのゲーセンで、発売されて間もないこのゲームを見つけた私は、早速プレイしようと順番待ちの列に入った。今の格ゲー、音ゲー世代の人々からすると、信じられ無い事かもしれないが、当時のゲームの主流は間違いなくシューティングゲームであり、話題のニューゲームが発売されると、順番待ちの列ができることも珍しくは無かった。

せっかく待っているのであるから、初プレイでもある程度進めるように、ステージなどの特徴を捉えておこうと先にプレイしている人がやっている様子をじっくりと眺める。ちなみに今並んでいるゲーセンは、(今は亡き)ゲーメストのハイスコアページでも、全国1位を取ったりする猛者がゴロゴロ居たようなゲーセンである。グラIIあたりは1000万点とかまで行ってる人もよく見たりしていたので、グラIIIも1周ぐらいは見られるのかなぁ?などと思いながら見ていた。


ところが、なんか様子がヘンだ。
このゲーセンの猛者どもが、3面あたりで滅びたりしている。
特に3面のビッグコアMK-IIIあたりでボコボコ死んでいるのだ。


ビッグコアMK-III

更にしばらく待っていると、それでも9面あたりまで行く猛者もいたが、みな9面名物の地獄のアイスキューブ100連発の前に撃沈していた。


ただならぬ高難易度の予感。
すでにプレイ前からビビったのはこのゲームが初めてである。


そして初プレイ。

Destroy them all!


恒例となったVoiceに送り出され、我がビックバイパーも出撃した。




1面は砂の惑星である。
今までグラディウスシリーズを人並み以上にはやって来たつもりであった私であるので、どうにかクリア。
が、やっぱり今までとなんか違う。カプセルは少ないし、敵の動きも初っ端から激しい。しかも何気にいやらしい配置が多い。初プレイで、敵がどこから出現するのか分からないというのもあり、1面から必死であった。
こんなに必死に1面をプレイするのは、初代グラディウスを始めた頃以来である。


そして2面、いきなりの泡地獄
グラIIの3面も氷で画面が埋め尽くされて、エライ目にあったりしていたが、こちらの泡のほうがもっと手ごわかった。普通氷と泡なら、氷のほうが固くて痛そうなイメージがあるのだが、グラディウスにおいては全く逆であるようだ。とにかく常に泡に囲まれっぱなし。周りからは雑魚がポロポロ出てくる。正直死んだら、復活の自信はまるで無い。またもや必死なまま、どうにかボスまでたどり着いた。ボスはとりあえずフル装備と言う事もあって、無難に撃破する事が出来た。


3面、恒例の火山ステージである。
とりあえず、雑魚を大量に吐き出すハッチを優先的に壊しまくり、フォースフィールドを何度も張り替えながら命からがら進んでいく。実際プレイしてみて気づいたのだが、この面はとにかく長い。長いのに攻撃もそれなりに激しい。集中力が鬼のように要る面である。そして、命からがら進んでいくと、いよいよあの、ビックコアMK-IIIとの対決である。

ヘンな反射レーザーはかろうじて避けた。そしてひたすら連射連射。どうにか2つのコアを壊してあと一つコアを破壊すればいいという状態になった瞬間・・・奴が発狂した。
前の2つのコアは罠だったようだ。



発狂の図
こんなのどないせぇと言うのかっ!!



ちなみにフォースフィールドがあろうが、レーザーくらうと即死である。
結局そのまま復活を果たせないままゲームオーバーとなった。


実際やってみて、とにかく難易度が尋常じゃない。しかも、一回死んだら私などの能力ではほぼゲームオーバーである。この鬼のようなビックコアMk-IIIを越えたとしても、こんなのがあと7面も続くのだ。先の事を考えると軽い眩暈と絶望感に襲われた。いきなりここまで絶望感を感じさせてくれたゲームも、グラIIIが初めてであった。

しかしながら、そんな高難易度にもかかわらず、研究をすれば先に進めるようになることや、ノリの良いBGM、多彩な展開やお約束の展開を見せるステージ構成などにすっかり魅入られ、毎日このゲームに50円玉を投入しつづける様になったのである。


あれから10余年・・・
結局、学生時代は、9面のアイスキューブ100連発が超えられず挫折し、掟破りの無敵になるバグを使用して(店の許可は取った)1周したところで挫折をしていた。
ある意味グラディウスシリーズの思い出の中では、グラIIIは苦いものとなっていたのであるが・・・


プレイステーション2用のソフトとして、グラディウスIII&IVが発売されたのである。私の中で10年間以上燻っていた、グラIIIへの闘争心が(歳甲斐も無く)再び燃え上がった。

そんなわけで、最近再びグラIIIとの格闘を開始したのである。


ちなみに、PS2版ではアイスキューブ100連発の練習もできるので今はそれを集中的にやっている。
だがまだ、抜ける確率は1割にも満たない。
ワンコインで1周達成するのにはまだまだかかりそうである。

ちなみに現在の最高記録は・・・10面中盤。
たまたま運良くキューブを抜けたときの記録である。

新たなる希望
戻る