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地中美術館…「地中」という言葉だけで、私はさまざまな想像をし、展示内容云々を知る以前に、その存在に恋に近いものを感じてしまいました。…アホや…私… 昔から、高い場所と、薄暗い場所が大好きでしかたがない。 小さいころに押入れで寝かされていたせいなのか…?(夜鳴きがひどくて、オカンに押し込められた…) 「地中」という言葉には「何か」を隠している「秘密」と、そしてそれを「永遠」に保つという二つの企みが感じられて、その「永遠」に隠している「秘密」の「何か」とはなんぞやと、いてもたってもいられなかった。 そして、実際に「地中美術館」を訪れることによって、「何か」も「秘密」も「永遠」も知ることができるなんて、思ってもいなかった。 「地中美術館」には「何か」と「秘密」と「永遠」のためにある美術館だったから |
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▼地中美術館に入るまで ▼エントランスから ▼モネ室 ▼タレル室 ▼デ・マリア室 ▼料金、鑑賞時間 |
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| ■地中美術館にはいるまで | ||
| なんとも…こんなにもセキュリティの厳しい美術館があるなんて…。 まー…建物そのものが作品だから仕方がないのだけど… 「この坂を上ってしばらく行くと門があります。そこからは一切撮影禁止です」 概観だけでも…と思っていただ甘かった… なにしろ…入場券には氏名を記入する同意書 1.作品には触れません 2.敷地内で写真やビデオは撮りません 3.その他、係員の指示に従います 以上3点に同意します。 … 「うわさには聞いていたが…」 「建物も作品ですので、手を触れぬようご注意ください」 えええええ… 受付横にあるコインロッカーで荷物を預け(無料)受付でビニールバッグを借りて貴重品はこれに入れて置くようすすめられる。 |
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| ■エントランスから | ||
| 見張り小屋(?)風の受付でチケットを出し、以外にも小さな入り口(ちょっと大きめの個人宅ぐらい)から入る。 ガラスの自動ドア を抜けて廊下を進むと青々と茂った砥草の絨毯。ここが四角コートヤード。指示板などはないので、道なりに進んでいくしかないのだけど、ホントにこっちに進んでいいのか、…というよりこの建物に入ってしまっていいのかしらん?というような気持ちがフツフツと湧き上がるただならぬ空間。ひっそりとしすぎて、緊張感でピシピシ音がしそうなコンクリート打ちっぱなしの壁。 やっと一息つけるのがミュージアムショップの「地中ストア」。ふぅ。 そのまま進んで、石が敷き詰められた三角コートヤード。 ここまでくると書く「部屋」への案内が出るので安心。 それでも「あれ…こっち行っていーのかなー…?関係者だけ?」と迷うこともありますが… |
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| ■モネ室 | ||
| まずはモネから。 入り口で係員に「靴を脱いでスリッパに履き替えてください」と指示が。靴下穴あき注意。 ペタリペタリと薄暗い部屋にすすんでいくと、真っ白な空間が先に見える。 薄暗い前室を額縁に、真っ白なキャンバスのような部屋。そしてその中心にモネの「睡蓮」。 しばし、白い空間に出ず、前室で鑑賞。 スリッパに履き替えたものの、一歩を踏み出すことをためらうほど真っ白な部屋。細かく敷き詰められた大理石のタイルが綺麗。 ほうぅ…とため息ついてしまう。明るい(けれども明るすぎず)モネ室は照明は一切使われず、自然光のみで鑑賞するよう設計をされているとのことなのだけど、「ホントに照明入れてないの?」と思うほど明るい。きっとこの真っ白な漆喰の壁と、大理石の床の反射のせいなのだろうけど。 正面の大きな「睡蓮」そして左右、後ろ2点と計5点。 モネ室にはあまり興味をもって臨まなかったのだけど、…というのも睡蓮をいままで見て、さほど感動を抱いたことが無かったのだけど、この睡蓮には素直な「美しさ」を感じる感動があった。 「睡蓮」を演出したこの部屋の魅力が大きいのだろうけど。 |
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| ■タレル室 | ||
| ローデンクレーターに憧れている私… いつだったかTVでローデンクレータの特集をやっていて、すっかりタレルの魅力に憑りつかれてしまった。 しかし、タレルの作品が国内で見る機会はとても少なく…(ちなみに私の好きな作家の作品はどれもこれも国内で見ることが難しい…タレルしかり…クリストしかり…ボロフスキーしかり…) 地中美術館には初期から現在にわたっての3点が展示されていると聞いていたので、それはもう浮き足たって出かけたわけです。 さて…まずは「アフラム、ペール・ブルー」が観客を招く….。 コーナーに投影された四角形。よーく見ていると平面のような、立体のような、へこんでいるような、浮かんでいるような、不思議な効果を視覚がとらえてく。その先が「オープンフィールド」。 ここでも靴を脱ぐよう指示があり、靴を脱いで進む。 黒い階段。そして飾られているように見える青い空間。 ゆっくり黒い階段を上って、吸い込まれるような感覚を覚えるその青い空間に身を投じると、どこからどこまでその空間が広がるのか、自分がどこにいるのかわからない不思議な浮遊感に近い錯覚を感じる。 「こわい…」自分の影も無い。 係員が「あまり先に進まないでください、転落の危険性がありますので…行き過ぎるとチャイムが鳴ります。」と。「…て…転落????」とはいえ、どこまでいけるのか知りたいのが人の好奇心。 手を伸ばし、そろりそろりと歩を進める。と。「ピンポーンピンポーンピンポーーーン」。あはは。ホントに鳴った。 しかし、このチャイム、ただの警告としての効果以外に、なんだかこの現実感の無い空間から、現実に引き戻すための演出のような感じもしてしまう。なにせ、鑑賞する人すべてこのチャイムを必ずならすんだもの…。 その先。 「「オープン・スカイ」…なのだけど。お昼時は少々この部屋ものたりない…。やっぱり「ナイト・プログラム」を体感することがこの作品なんだろうなぁ…。ここはまた次回の楽しみに取っておくことに… |
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| ■ウォルター・デ・マリア室 | ||
| モネ室、タレル室を鑑賞し、三角コートヤードを囲むスリット状の回廊を下っていくと「ウォルター・デ・マリア室」。狭くて暗い廊下から、なんの心構えもせずにその部屋の入り口にたどり着いて、全身に電流が走るような思いをした。 「神殿のような…」との表現をこの「デ・マリア室」に対してよく称されるけれども、確かにそこには「何か」を存在させるための「意味」を持っていることがあるような気がしてしまう。でもそこは「祈る」ではなく「感じる」ための神殿であると。 「未来永劫」。 このシェルターのように堅固な建物に守られ、なんの意味も持たないような大きな球体が、いったいいつまで存在することが可能なのか。 果てしない時間が存在すること、知らない世界が未来に必ず存在すること。 未来を思う…そしてそこには人なんて存在しないかもしれない。けれども、そこに私は存在したと。 ※知らなかったのだけど…30分から1時間に一回、ドラムが鳴り響くらしい。 |
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| ■料金・鑑賞時間 | ||
| こちらにてご確認ください 地中美術館 |
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