直島の本村地区には、直島の古い建物と現代美術との融合をすすめる「家プロジェクト」なる活動が展開されている。現在公開されているのが、
「角屋」
「南寺」
「きんざ」
「護王神社」
のよっつ。各々の計画には直島の住民との協力、納得、説得をへて素晴らしい作品を完成させている。

▼角屋
▼南寺
▼護王神社
▼きんざ
▼料金・鑑賞時間
 
  ■角屋
 
 

あまりにも、普通の民家すぎて、地図なしでは通り過ぎてしまいそうな佇まい。
近所のおばちゃん(?)が受付をしているようなのだけど、縁側で日向ぼっこしているような感じで待ち構えているもんだから、ホントにここ入ってもいいの?とドキドキしてしまう(…にしても直島の作品には入るのに躊躇する作品が多すぎる気がする…)
中にはいり、まず目の前に入るのが水に浸かったデジタルカウンター。チカチカせわしないカウンターもいれば、のんびり変化するカウンターも。これらカウンターは、直島の住民の方々に協力を願い、一人一人好きな速度を決定してもらったらしい。(自分的速度は…どれかなぁ…)と考えると宜し。

窓側には大きなカウンターすりガラス。これは外からも見ることができる。

庭には達男塀という、カウンターを手動で作る塀があるらしいのだけど…見忘れました。影でカウンターのように数字を描くことが可能だとか。(※残念ながら現存してません)

 
  ■南寺
 
 
 

直島に来る目的のひとつだったのが、この南寺。
ジェームズ・タレルによるこの作品は、闇に身を投じ、その闇の中から感知できる限界ぎりぎりの光を見つけ出すというもの。人にもよるらしいが、10分〜15分間、闇をかき分けて光を探すようなことになる。
受付を済ませ、 係員の説明を聞いたあと、係員の肩に手を置いて、館内に導かれる。段々と明るさを失い、係員の肩から手を外すときには何も見えない漆黒。
ベンチに腰掛け、その漆黒を見つめ続ける。辛抱づよく…

あまりにもの暗さで「…うーん…実は見ているつもりでも目を閉じているのかもしれん…」とか「もしかしたら私には見えない特異体質かもしれない…」「見え始めってホントにわかるのかなぁ…」「あ、まさか違う向きで見てるとか…!?」など煩悩、不安が立ち込める。

けれども、すこしづつ…すこしづつ…ふわりとした光が見えてくる…
「もう少し…」
確かな形をつくり出し始める光。
「もう少し…」
もうその空間は漆黒ではないと知ると、その光に興味がわく。手を伸ばし、一歩一歩前へと進む。弱い光に導かれるためにやけにその距離が長く感じる。
ようやく捕まえられる距離にある光は……この先はぜひ現地で。
さまざまな感覚(視覚、聴覚、嗅覚、触覚)が研ぎ澄まされる場所です。

 
  ■護王神社
 
 

角屋を出て左方向に進むと鳥居が見えてくる。その鳥居の先の階段をのぼると現れるのが、「護王神社」。
こじんまりとしたお社。ただ、他の神社と違うのは神殿に続く階段が透明なこと。
そして、その階段は地下に続いていること。

地下を見るために、神殿横に行って、鉄格子を開けて石室内へ。

ひんやりとした細い廊下を進んだ先に、神殿の地下が現れる。透明な階段から、光が差し込み、とても幻想的な光景。しかし、私がそれよりも美しいなー…と感じたのが、帰り道の廊下…。
薄暗い廊下の先に、瀬戸内海が見える。
現世にもどってこれた…というような安堵感と、純粋に地下の暗さと外界の鮮やかさとの対比の美しさに、しばし廊下の真ん中で見とれてしまった。
   
 
  ■きんざ
 
  ※完全予約制
予約は以下ベネッセハウス直島にてご確認ください
 
  ■料金・鑑賞時間
 
 

こちらにてご確認ください
ベネッセアートハウス直島