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後口上

善四郎敏直と申します。いや、本当は、「善四郎敏直」は先祖の名前です。自分にとって先祖ということは、たくさんの親戚の人にとっても先祖なわけですが、勝手に使ってすみません。いや、親戚の人は見てないと思いますが。

もともとは、ネット上では、「なお」または「Nao」(外国向け)で通してきたのですが、この呼称の人はあまりに多いので、ちょっとここでは変えてみようかと思いました。で、古い先祖の名前を引っ張り出してきました。最後に「なお」って入ってるし。無理すぎ。まあ、「なお」も親族間での略称で、名前そのものではないんですけれども。

一般的属性としては、中年オヤジで、東京都内に住んでいます。

本格的な「おりがみ」を始めたのは2007年10月からで、今これを書いているときから、大体三ヶ月前です。それでサイトを始めようというわけですから、それほどの衝撃を受けたわけです。

おりがみ経歴を細かくいうと、普通の人と同じように、4〜5歳ぐらいには伝統おりがみをしてました。特に熱中したわけではないのですが、病弱だったので室内での遊びが多く、10〜11歳ぐらいまで、間欠的におりがみをしていました。

家に、ちょっと古いですが比較的高度な「おりがみ」の本がありました。今も田舎の実家のどこかにあると思いますが、確定的な書名がわかりません。しかし、作品の記憶をたどって調べてみると、どうも、河合豊彰さんの『創作折り紙』という本だったようです。同じ著者の他の本かも知れませんが、確か巻数が付いていて、第五巻だったように記憶していますから(今となっては、かなりあやふや)。般若の面や羅漢など、それまでの「おりがみ」のイメージを超えた作品が印象的でした。それで、一時は、自分は人と違う折り紙を知っていると、ちょっとうぬぼれていたような記憶があります。もっとも、感覚的な折り方(「ぐらい折り」とかいうそうですが)も多く、年長の姉とかと比べると綺麗に折れない(当たり前だが)ので、結局、劣等感をもってしまいました。まあ、けっこう渋い感じだったので、どちらかと言うと姉(当時高校生くらい)の本という感じになっていました。それに加えて、何か作ったり絵を描いたりすることに関しては、「図工トラウマ」が追い討ちをかけました。いわれた通りにやらない、というかできないものですから。結果、「自分はこの方面はダメだ」と勝手に思い込んでいました。まあ、今も、ちょっとそう思ってますが。そして、その後は身体が元気になったので「おりがみ」には見向きもしなくなっていました。

そんなこんなで、2004-5年ぐらい、姪(成人している)が川崎敏和さんの『折り紙夢World』を持っており、川崎ローズ(原型)を折っていたのを見て、「ほ〜、すごい」と思いました。それで、その場で本を見せてもらい、作ってみました。ところが、それは、それっきりで、続きませんでした。

そして、ついに2007年10月、新型の、紙を斜めに使う川崎ローズの写真を偶々ネットで発見。「なに?これ!なんか、もっとすごいよ!」と思い、出典を調査して本屋に突入。川崎敏和さんの『折り紙夢World 花と動物篇』を購入するも、4個、途中でどうすればいいかわからなくなって撃沈(全部同じ所なんですけど(笑))。5個目でやっと折り方を理解しました。そして興が乗った勢いで「悪魔」の折り方が載っている前川淳さんの『本格折り紙』を購入。大体折れるようになりましたが骨も折れました。いや、骨折はしてないですよ。そして、この本に書かれているヒントや、様々な作品で用いられる技法(これまでやったことのない折り方も多かった)から、自分で何か創作してみるようになりました。当初から、下手でも自分で創作したいという意志があったので、ちょっと勇み足ぎみです。名人のひとが作った作品をきちんと折るのは、技術の修得という点では最適ですね。そして、ナントカ形になったときは、嬉しくなります。

創作に関しては、意図して変なものばかり作ってますが、一応、それが特色ということで、すみません。けれども、技術がないので、そんなに複雑ではないです。

それと、屁理屈を捏ねるのは生来の癖です。文章に関しては、時間と心に余裕があるときに、広い気持ちでご覧いただけでば幸いです。

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