製菓学校通信日記「1月の課題・実習レポート」

1月の実習レポート(最後の提出課題はミルフィユです)

最後の提出課題はミルフィユです。
一番の難関になりそうで、かなり及び腰で取り掛かりました。

助かることに、折りパイではなく、練りパイなのですが
あまりにもスクーリングのときに先生が作ってくださったものが美味しかったでかえって大変そうに思えます。

手順どおりに作り始め、何とかオーブンに入れるところまでこぎつけたのですが
細かくピケをしたのに、かなりいびつに膨らんできました。
折り方が雑だったせいでしょう・・・。
どうしても、長方形に角をぴったり伸ばすことが出来ず丸くなったり両端だけ延びてしまったりするのです。

出来上がりは見た目からしてイビツです。
食べると、当然大失敗。これはミルフィユではありません。
層の一枚一枚が、厚く固く、フォークで切れないくらいです。
さくさくはらはらとした薄い層の重なり合ったミルフィユへの道は相当遠いと痛感しました。

2回目
去年秋にアップルパイを作ったときは、サクサクハラハラに仕上がっていました。
思い返すと、最初に生地を仕込んだとき、ほとんど生地がつながらないほど少ない水分量でした。
1回目に生地を作るときは、状態を見ることをせず、
レシピどおりの水分量をドバっと入れたのですが、今度は様子を見ながらかなり少ない量に押さえてみました。
もろもろとしていますが、何度か伸しているうちにつながって滑らかになっていきます。
きちんと長方形になるよう伸ばしていくとこれが、気を使っただけあって、何とかなるものです。
前回よりもきっちり折ることが出来ました。



何でも雑にすると雑な仕上がりに、気を使うとそれなりに出来るものなんですね。
オーブンに入れても、均等に膨らんでいきます。

焼きあがってカットすると、ナイフを入れた段階で、前回よりも軽い感触なのがわかりました。
これで完成?!と早合点したのですがまだまだでした・・・・。
焼く途中で、浮き過ぎないように重石をするのですがこの重石が軽かったのか、ミルフィユにしては浮きが良過ぎました。
一枚が厚いと組み立てたときに高さが出すぎて安定しませんしなんといっても熱が中心まで行かないので
白っぽくなっています。
もっと薄く延ばして、天板2枚くらいの重石がいるのかもしれません。

食べた感じは、やっぱりパイの部分が多すぎるのですがサクサクハラハラにはかなり近づきました。

3回目
色々と本を読んだ結果、どうやら、なるべく薄く伸ばすのがいいようです。
学校のルセットには3mmとあるのですが、伸ばせるだけ伸ばしてみました。
天板いっぱいまでのばして、3時間ほど冷蔵庫で締めてオーブンに入れました。
5分くらいのところで重石の天板を乗せます。
1割強ほど焼きちぢんているのが気になるのですが、薄く伸ばしすぎたせいでしょうか。
早めに重石を乗せたので、焼きあがりも平らで組み立てやすかったです。
(前2回は、弓なりにそってしまって、倒れそうでした)

ところが思わぬことに、目一杯伸ばして焼き上げたので、大きなミルフィユが出来てしまい、
そのため、カスタードクリームが足らなくなってしまいました。
パイ+カスタード+苺スライス+カスタードの3段組み立てになるはずだったのに。
サイドの隙間もカスタードで埋めることになっているのですが
全く足りなかったので、パイクラムを無理やり詰めました。
けれど、ごまかしきれず、このとおり。。。

カット面も、苺の上にクリームがなくてスカスカです。
もう一度作ることに決定(涙)。
とりあえず、オットと試食したのですが感想を聞くと、「食いにくい」。
美味しいでしょ?!と詰問すると、もごもごもご・・・・・。
うーーーーん。こまった・・・・・・。
私は自分の味覚に自信がないのでこれが果たして成功しているのかどうなのか、わからなくなってしまいました。
美味しいと思うんだけどなあ・・・。
でもデモのときのあのミルフィユの味、はっきりと思い出せないし・・・・。

「美味しいかどうか判定機」があればなあと、真剣に思います。

お店に行って、お手本にミルフィユを買ってこようかしら・・・。
断面図は中央まで焼けてはいるけれど、まるで厚焼きクッキーに見えます。
手持ちの本や学校のルセットを見るともっとこう、見るからにハラリと軽そうに見えます。
私のミルフィユは何かが間違っている、きっと。


さてさて、4回目
もろもろの生地が伸ばして折る、を繰り返すうち、滑らかになっていきます。
パイって面白いと思うのはこの瞬間かもしれません。
3回目で、焼き縮みが強かったのは、最後に伸ばせるだけ伸ばしたせいかもしれないと
今度は最初から、大きめに伸ばしていきました。
ところが、オーブンに入れて、3分後思わず「あっ」と叫んでしまいました。
なんとぐーーーーーーーっと焼き縮んでいるのです。
2割は小さくなってます。
慌てて重石の天板を乗せましたが、結局縮んだ分厚さが出て中央部はまたしても白っぽくなってしまいました。

休ませる時間が短かったせいだと思います。
それでも、1〜2時間ずつは冷蔵庫で締めていました。
どの本にも最低30分から1時間とあったので、これで十分だと思ったのですが
やはり、違いは歴然。パイってゆっくりした気持ちで作らないとだめなんですね。

焼き縮みを防ぐには、寝かせるほかにどうしたらいいのか、ネットで検索してみました。
「焼き縮み・原因・パイ」とキーワードを入れると、これがたくさん出てくるのです。
いくつか読んでいくと、
     「天板に水を振って、パイ生地を敷きこむと、生地が密着して滑らず焼き縮みを防ぐ」
とあるのを見つけました。
なるほど。これまで何も考えず、クッキングシートの上に乗せて焼いていたのですが
これだと当然生地は滑って縮みやすいかもしれません。
そういえば、持っている本にも、水を振って敷く、と書いてあるのがあったような・・。
ただ、どうしてそうするかが書いてなかったので、読み流してしまっていました。

この手は使えるかもしれません。

5回目
教訓を生かして、生地を仕込んで一晩ねかせ、三つ折を2回して半日冷蔵庫へ、
さらに三つ折を2回してまた半日、最後に折ってまた半日、
天板に水を振って生地を敷きこみ、またまた半日冷蔵庫へ。
そうしてやっとオーブンへ入れました。
果たして3分後には、じわじわと焼き縮んでいくのですが、前回ほどひどくはないようです。
(そうでないと泣きます)5分経ったところで重石の天板を乗せました。
しばらくして、オーブンを覗き込むと、なんと!天板が持ち上がっているではないですか!
パイ生地の力ってすごいんですね・・・。もう一枚天板を乗せました。
焼き上がりはこんな感じ。


周囲1cmほど縮みましたが、このくらいは仕方ないのでしょう。
仕上げて試食すると、やっぱり3回目は失敗だったとよくわかりました。
今回くらいに薄くないとクリームのバランスが悪く、要するに「食べにくい」のです。

これで2年間提出してきた課題提出もお終いです。
あとは2月のスクーリングで卒業式。
本当に本当にあっという間の2年間でした。

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