製菓学校通信日記「3月の課題・実習レポート」
3月の実習レポート(ロールケーキ)
ロールケーキは以前から苦手なものの一つでした。
何とか割れずに巻けるようになったものの
綺麗なクルクルとした渦巻き模様に作ることは、どうしても出来ませんでした。
そしてその原因を、天板が小さいことにしていたのです。
以前の天板は25cm角で、渦巻き模様を作るには長さが足りない気がしていました。
どのレシピを見ていても、これより大きなサイズばかりだったので。
それが、最近大きなオーブンになり天板も30×40と十分な大きさです。
早速ロールケーキを焼いたのですが、これが小さな天板で焼いたのと大差ない仕上がり。
多少渦巻きが出来ているとは言え、楕円に伸びています。
津田陽子さんの「くるくるロールケーキ」にあるような
まん丸渦巻きの形には、程遠いものです。
それ以来ロールケーキに手を出すことも無く、
3月の課題にもぎりぎりまで取り掛かる気がしませんでした。
しかしそうとばかりも言っておられず重い腰を上げました。
まず第1回目
あろうことか、巻く段階で割れてしまいました。
ジェノワーズ生地がこれまで扱ったどれよりも分厚かったのです。
30×40の天板で焼いた巨大ロールケーキの失敗作を食べるときの
情けなさ・・・・。割れただけあって生地自体も余り美味しくありません。
写真をとる元気も出ませんでした。
気を取り直して第2回目
とりあえず巻いてデコレーションまで漕ぎつけました。
半分を知人に持っていこうとカットした時、がっかり。
渦巻きどころか、楕円にもならず、長四角丸(?)に潰れています。
食べてみると、スポンジ部分もぺったりとして美味しくありません。

第3回目。
1枚のシート生地を2等分して巻きの練習です。
以前テレビで加藤千恵さんが「初心者はクリームをしっかり立てたほうがいい」と
言われているのを思い出し、9分立くらいにして巻き込んでみます。
割に綺麗に巻けました。
前よりは高さが出ています。
でもカットすると、2本とも渦巻き模様は出来ていません。
巻き始めをしっかり押えたつもりが、ゆるんでしまっています。
教本の写真を見ると、渦巻きは出来ていず、そう大差ないのですが
やっぱり私はクルクル巻きにしてみたい!
せっかくなのでこれを機に何とかマスターしたいと思います。
第4回目
中にフルーツを入れるのは、初心者には難しいかもと思い
クリームだけで巻きの練習をしてみます。
それでもやっぱり楕円にヘタってしまいます。
どうも最初に巻き込むところで、滑っているようです。
デコレーションする気力もありません。

第5回目
ちょっとインチキかなと思いつつ、
巻き込み始めの芯になる部分を手で押さえ込みながら巻き締めます。
この一瞬で頬がボーっと熱くなります。
緊張の一瞬です。
すると、ちょっと目指す巻き模様が出来ました。
嬉しくなってきました。

調子に乗って第6回目。
さらにクルクル模様が出来ました。
これで巻き終わりのところが綺麗になっていれば、もっとよかったのに!
第7回目
いよいよフルーツを巻き込むことに挑戦です。
何だか良いような気がします。
25cm角の天板で厚めの生地を使ったのですが
腰高で丸に近い形になっています。
苺も均等に入っています。
友人たちが来ることになっていたので
珈琲風味でプラリネをまぶしたものも作ってみましたが
これも渦巻きが出来ています。
「くるくるロールケーキ」の本に載っていたものに
近づけたような気がします。

あらためて3回目の写真を見てみると
パッと見、はた目にはそう大差が無いような気もしてくるのですが
私としてはこれが上手くいったように思えるので
これで提出することにしました。
どうかな?もっとクルクルにすべきなのかな?と心配になってきます。
他の方たちはどんなものを提出されているのでしょう・・・・・?
通信はクラスメートの作品を見る機会がないので
不安です。
おまけに先生は「提出さえすれば合格点を出す」と言っていました。
これは怖いです。
つまり「出来栄えは作った本人が一番わかっているでしょう?」と
言われているも同然なのです。
練習を繰り返して、あらためて実感したのは、
ケーキの美味しさは、微妙な配合の違いや天板のサイズに左右されるものではなく
作り手の技量による所が大きい、と言うことでした。
これは以前からスクーリングの時に先生方が言われていたことです。
「もし美味しく出来なかったら、美味しくできるまで、同じルセットで何度でも繰り返し練習しなさい」
このロールケーキの生地自体の味も、
初回のものと比べれば格段に進歩したように感じます。
ともかく、ロールケーキコンプレックスもとりあえず解消(したことにして)
ホッとしました。
実は提出日から2日遅れてしまったのですが・・・・。