標高954mの米塚は、阿蘇の神様・健磐龍命(たけいわたつのみこと)が収穫した米を積み上げたものが山になったといわれている。山頂のへこみは火口の名残で、貧しい人にお米をすくってあげた跡と言われている。米塚の稜線には何やら傷らしきものがあるが、牧草地の境界として築かれた土手で土塁(どるい)と呼ばれている。そのかわいらしい山の形から阿蘇を象徴する山の一つとして大変人気がある。
●米塚
●草千里ヶ浜
鳥帽子岳中腹に広がる草原で、阿蘇の代表的な景観。草千里ヶ浜には2つの池があり、梅雨時や雨が降った後などにはしばらく水が溜まり池となる。広い駐車場(有料)や火山博物館、レストラン、みやげ物店などがあり、阿蘇火口観光の基地となっている。
☆阿蘇山
活発な噴火活動を続ける中岳。白い煙をあげる火口周辺は、溶岩の露出したダイナミックな山肌を望む風景が広がっている。
☆高千穂峡
●阿蘇中岳火口
高千穂の大地に育まれた特産品・伝統工芸品など豊富に取り揃えている。高千穂の魅力満載の物産館で、敷地内のトンネル貯蔵庫では、原酒をじっくり熟成させている所を無料で見学できる。
高千穂峡の遊歩道の撮影ポイントとなっている「高千穂三橋」。趣の違うアーチ橋が一望でき、一つの渓谷の一か所に三本ものアーチ橋を見ることができるのは全国でもここだけだと言われている。
☆高千穂観光物産館 トンネルの駅
宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井にある五ヶ瀬川にかかる峡谷で、その昔阿蘇火山活動の噴出した火砕流が、五ヶ瀬川に沿って帯状に流れ出し、急激に冷却されたために柱状節理のすばらしい懸崖となった渓谷。この高千穂峡は、1934年(昭和9)11月10日名勝・天然記念物に指定されている。
☆高千穂神社
標高1000m級、周囲128kmの外輪山に囲まれた世界最大級の複式火山。火山活動が盛んな中岳の火口は見学が可能で、中腹から頂上までは有料の阿蘇公園道路を車で上るか阿蘇山ロープウェーで登れる。
●高千穂三橋
平成26年4月12日(土)
垂仁天皇時代に創建された高千穂郷八十八社の総社で、神社本殿と所蔵品の鉄造狛犬一対は国の重要文化財に指定されている。
九州 《高千穂・阿蘇》