熊本城  
 
平成26年4月13日(日)
 
   
日本三名城の一つである熊本の象徴。諸氏、城主を替えた後、加藤清正が天正16年(1588)に入り、優れた土木・築城技術を発揮してほぼ現在の形を完成させた。城郭周囲は5.3kmにおよび、面積は98万u。象徴の連立式大天守閣、小天守閣ほか、多数の櫓、櫓門、城門を備えた堂々たる城。加藤家の改易後、細川家が入封して約240年にわたって存続したが、西南戦争(明治10年)の際に天守閣等が焼失した。しかし、宇土櫓ほかの往時の櫓も残り、昭和35年(1960)には天守閣が復元され、平成20年(2008)年には本丸御殿が落成され、今に至る。
 
     
         
 
  ●本丸御殿大広間
 
   往時の本丸御殿には、藩主の居間、対面所(接客の場)や台所等の機能が備わっていた。現在は大広間(対面所)、数寄屋(茶室)と大台所を復元している。   
         
         
         
   
 ●天守閣
   
   現在の天守閣は昭和35年(1960年)に、総工費1億8,000万円をかけて、鉄筋コンクリートで外観復元されたもの。内部は熊本博物館分館となっており、1階は加藤家時代、2階は細川家時代、3階は西南戦争関連の資料を展示している。
また最上階は展望所となっており、熊本市内はもとより遠く阿蘇(あそ)の山並みを見ることもできる。