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結婚の幸福を意味するアーモンドを砂糖で包んだお菓子です。
ドラジェは紀元前177年、ローマの貴族、ファビウス家に子供
が生まれたおりに、町中の人々にその内祝いとして配ったのが
ヨーロッパのドラジェのはじまりと言われています。その後も
王宮の祝い菓子として盛んに使われ、アンリ4世の頃に
フランスの貴族の間でもてはやされたキャンディーの一つです。
現在もフランスを中心にヨーロッパ中で親しまれ、幸運を約束
する、お祝い菓子として愛用され、映画・ゴッドファーザーの
ワンシーンにも登場します。イタリアでは、ドラジェの数は5粒
というのが伝統とのこと。5粒はそれぞれ「幸福」「健康」「富」
「遺伝子の旅」「長寿」をあらわすと言われています。
お砂糖でアーモンドをコーディングするのはおいしさのためばかり
ではなく甘い結婚生活がずっと続くように・・・
という願いがあるのかもしれませんね。