3月22日に、東京のソニーミュージック信濃町スタジオで行われた、4月21日発売のミニアルバム「神様のいたずら」の試聴会に行ってきました。これは、太田裕美さんのオフィシャル・サイトで企画されたもので、オフィシャル・サイトのメッセージボードへの「参加するぞー」という書き込みと、レコード店で「神様のいたずら」を予約した時の予約控えが入場券になる、と言うユニークなもの。日頃はまず入れないレコーディング・スタジオでの一足早い試聴会、とっても良かったです。
開始時間約20分前の午前10時40分頃にスタジオに着いた私は、入り口がひっそりしているのに驚きました。てっきり長蛇の列(?)ができているものと思っていたのに…(笑) 受付けで聞いて建物の中に入り、会場となっている2階の1stスタジオに向かいました。名前と連絡先を書いて、予約控えを見せ中へ入ると、用意された椅子にすでに50人弱の方が座っていました。信濃町駅で偶然に会った最近のコンサートでオフをしている顔なじみの方とともに椅子に座って、雑談などしながら開始を待ちます。その間、正面のスピーカからは「雨だれ」「赤いハイヒール」「しあわせ未満」等の曲が流れていました。
さて、11時ジャストにスタッフの方が登場、この日の予定を説明された後、いよいよ裕美さんを呼び込みます。白い服(なんて言うのでしょう、よくわかりません)を着た裕美さんが後方の入り口(僕達が入ったのと同じところ)から入ってきました。前方中央のマイク前で「強風の中にもかかわらず、試聴会にきていただいてありがとうございます。短い時間ですけど、楽しんでいって欲しいです」と言ったようなお言葉をいただきました。そして、まずミニアルバムからタイトル曲「神様のいたずら」と「きっと天使」の2曲から試聴です。1. 神様のいたずら 作詩:松本隆 作曲:筒美京平 編曲:萩田光雄
2. きっと天使 作詩:太田裕美 作曲:筒美京平 編曲:井上鑑
それぞれの曲について裕美さんからコメントがあったのですが、「神様のいたずら」は松本隆さんと裕美さんのEメールのやりとりの中で出てきた言葉を松本さんが使ったもので、曲が筒美さんとまたまたのゴールデン・トリオです。「きっと天使」はそれに答えた形("神様"に対して"天使")で裕美さんが作ったもので、曲は昨年にカルピスのCMで使われたメロディに筒美さんが3パターンのサビを作り、裕美さんがその中から好きなメロディーを選んで詩をつけたものだそうです。
次に、今日の特別と言うことで、「きっと天使」のCMで流れたアコースティック・ギター演奏のバージョンと、何と次に聴くことになる裕美さん作曲の「イルカが空を泳ぐ晩」のデモ・テープを聴かせてくれました。デモ・テープは「本当は聴かせたくないんだけど…」と言うことでしたが、自宅のポータブル・キーボードで作ったと言う音が聴けました。
そして「あのデモ・テープの音が、こんな風になりました」と言うことで、「イルカが空を泳ぐ晩」と、NHK教育テレビ「ロビンソン一家漂流記」テーマソングで、ゴスペラーズとのデュエットになる「恋人たちの祈り」の試聴です。3. イルカが空を泳ぐ晩 作詩:松本隆 作曲:太田裕美 編曲:萩田光雄
4. 恋人たちの祈り 作詞・作曲:Simom May 日本語詞:大江千里 編曲:萩田光雄
ミニアルバムを全曲聴き終わった後は、ミニアルバムに関する話や、同日に発売される6枚組のCDBOXの話などがあった後、「せっかくの機会なんで、ぜひ聞いておきたいことがあればどうぞ」と言うことで、裕美さんへの質問コーナーとなりました。「作詩するときに気をつけていることは?」「今年後半の予定は?」等々の質問がありましたが、ほとんど憶えていません(^^; 僕も「最近のライブではありさんバンドのアコースティックなサウンドをバックにしていて僕も好きなんですが、今後もこう言うスタイルでいくのですか?」と質問しました。「ありさん達とは、もう4年ほど一緒にやっていて、私のことを良くわかってくれているし、私の音楽は詩、曲をとても大切にしていて、このアコースティックなサウンドはそれを表現するのにとっても良いので、このスタイルは続けていきたい。ただ、曲によってはドラムが欲しいな、とかベースがあったらな、とかと言うのもあるので、将来はゲストとしてそう言う楽器も呼ぶかも知れません」とのことでした。
そして、最後に今回のミニアルバムで久々に作った宣伝用ポスターにサインを入れてもらったものを、参加者全員にプレゼントしていただき(もちろん1人づつ、裕美さんから握手とともに手渡し)、お開きとなりました。「(オフィシャル・サイトでの)バースディ・メッセージへの返事、ありがとうございました。みよぴぃです」と言うと「あっ、みよぴぃさんね」と答えていただきました。ハンドル名を憶えていただいてたのでしょうか?だとすれば、嬉しいなぁ(^^)
終了後、もう1人オフ仲間の方と3人で、オフを行い(お昼を食べ、お茶を飲んだだけですが(笑))帰途につきました。1時間弱でしたが、とても充実した素晴らしいイベントでした。