Martin Club Concert 2001 in Tokyo
@アサヒ・スーパー・ドライ・ビール・ホール・スクエアA
2001.04.13.


ギターで有名なMartin(マーティン)社主催による "Martin Club Concert" に太田裕美さんがゲスト出演すると言うことで、東京まで出かけて行きました。このコンサートはバンド・マスターが日本を代表するアコースティック・ギタリストの吉川忠英さんで、今回のゲストは大野真澄さん(元ガロ…と言われるのはイヤだそうですが)とサポートでギターの田中章さん、ukulelemanことIWAO(山口岩男)さん、そして太田裕美さんとサポートのアリさんこと松田幸一さんです。

Eric Claptonの新譜が流れて良い雰囲気の中、開演時間の19時30分を10分くらい過ぎた頃でしょうか、出演者一同がステージに現れました。先ずは、マーティン社会長のクリス・マーティン氏の挨拶がありました。日本はマーティン社にとって最大のマーケットであり、感謝している。また、今日は日本の有名なミュージシャンの演奏が聴けるのを楽しみにしている、とのことでした。そしてまずは全員で2曲。
*( )内の表記は裕美さんのパートです*

1. Change The World(コーラス)
2. You Can't Do That(コーラス)

続いて、吉川忠英さんのソロパートとなります。

1. Acoguist(Acoustic Guitaristのことで、吉川さんの造語。)
2. 春はかげろう
3. Makiko(表記はわかりません。田中眞紀子さんのこと、と吉川さんは言ってましたが…。)

続いては、ukurerenan こと IWAOさんの登場です。

1. Here,There And Everywhere
2. Till There Was You
3. High-G Crazy(綴りは自信なし)
4. Stardust

「大先輩のミュージシャン達との共演で緊張する」と言っていたIWAOさん、ここで助っ人としてギターに吉川忠英さんを呼んで2曲。

5. イパネマの娘
6. Reptile

ラストはまた一人で…

7. Kona Sunset

さて、ここで“歌姫”太田裕美さん(吉川忠英さん曰く)の登場です。バックはアリさんと吉川忠英さん。

1. First Quarter−上弦の月−(Vo,Marちゃん)
2. パパとあなたの影ぼうし(Vo,Pf)
3. Scarborough Fair/Canticle(Vo)
4. 九月の雨−Spanish Version−(Vo)

いくつか覚えているMCとしては、
・この曲(上弦の月)は私が知ってるすべてのコードを使って作った曲なんです。
・私のマーティンのギター、Marちゃんって呼んでるんですけど、もうこれは猫に小判ギターと言われてます。でも、器が人を作るとも言うので日々精進してます。
・私はギターが大好きなんです。生まれ変わったらギタリストの奥さんになりたい。上手な人の弾いてるギターをそばで聞くのが好き。忠英さんもお気に入りのギタリストの一人です。

トリは大野真澄さん+田中章さんです。大野さんと言えばガロのイメージしかなかったのですが、ちょっとハスキーなボーカルはなかなか魅力的でした。1曲目のEric Claptonの曲なんかピッタリハマってました。

1. Nobody Knows You When You're Down & Out
2. MAN
3. 旅する時間の中で
4. 平凡なこと

ここで終了となりましたが、客席からはアンコールの手拍子。ややあって全員が登場します。「アンコールが無かったらどうしょうかと思いました、用意していましたので。」と吉川さん。アンコールは名曲2曲でした。

アンコール(全員)
1. 学生街の喫茶店(コーラス)
2. 木綿のハンカチーフ(Vo)

裕美さんのメインボーカルはアンコールを入れて5曲でしたが、新曲の「パパとあなたの影ぼうし」や普段のライブではまず聴けない「Scarborough Fair」が聴けて、大満足でした。特に、お気に入りのギタリスト吉川忠英さんのギターをバックに、とても気持ち良さそうに唄っていた「Scarborough Fair」は声の伸びも素晴らしく、感動ものでした。他のアーティストの方々もそれぞれ素晴らしい演奏&唄で、大人の魅力たっぷりのライブでした。


【その他へ戻る】