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データ
タイトル 放課後恋愛クラブ
−恋のエチュード−
プレイ時間 10時間程度
/2人クリア
機種 SS ストーリー ★★−−−
ジャンル カウンセリングSLG キャラクタ ★★★★−
メーカー KID グラフィック ★★★☆☆
(C)LIBIDO サウンド ★★★☆☆
発売日 1998年 1月15日 ソフトウェア ★★☆☆☆
定価 6,800円 ゲーム性 ★★☆☆☆
購入価格 2,980円 総合評価 ★★★☆☆
お気に入り度 ★★★☆☆
備考 一部評価を保留

本文
どんなゲームか?
 恋愛の足がかりに出会いと会話の機会を与えるサークル。それが恋愛クラブ。
 プレーヤーは、その主催者の友人である練一となり、個性豊かな12人の女の子と 知り合う事になる。
 1ヶ月弱という期間のうちで、果たして恋愛は成就するのであろうか?

 …にしても何だね、私なんかにゃ身だしなみと雑学を延々繰り返しても入れそうに 無いサークルですなぁ。
# TLSのパラメータも正直に設定するとスンゴイ事になるしねぇ…

 そんな私に対して練一はモテモテ君だから安心。
 最初から複数の女の子に好意を持たれているし、あとは女の子と会話を重ねて 親密な関係になれば全然OK、無問題! ラッキー!



基本的な流れ
 で、何をすればいいかと言えば、1日のうちに3回与えられている女の子への会話権を 気になるあのコに行使して、ツーショットで軽妙なトークをブチかまし、一緒にお出かけ しながら、週末のデートへ誘い、会期の切れる4週間の間に恋愛を成就させれば良い。

 ツーショットでの会話は、それまで起こった事や、軽い前振りに対しる3択から 最適と思われる会話を選んでいけば良い。

 お出かけは、ツーショットの後にお出かけを選ぶと相手の予定が合えば応じてくれる。
 こちらも時折3択が用意されている。

 デートは、ツーショットの後にやくそくを選ぶといいのだが、誘える日が決まって いるので注意が必要。



けっこう高い難易度
 まぁ、基本的にそんな感じで進んで行くんですが、何と私、3度挑戦して3度とも 攻略に失敗し、あげくの果てに攻略本を使って初めてクリアしました。
 その理由は至極簡単、難易度が高いんですよね。

 日々起こるツーショットでの3択を始めとして、お出かけやデートに誘うタイミング、 回数など様々な罠が仕掛けられており、グッドエンドまでの道のりは結構険しくなって います。

 ただ、ヒントとして女の子のデータ画面というものが存在し、そこで、会話のヒントと なりそうな事や、その日にイベントがおこる可能性を示唆してくれているのですが、 その事がマニュアルには記載されておらず、せっかくの配慮も充分に活かされては いません。

 以上の点が不用意な難易度の上昇を招いている点です。
 攻略フェチの人なら楽しめるかも知れませんが(楽しめません)、軽い気持ちで 始めるとヤケド必至って感じなんで、できれば攻略関係の資料を集める事を推奨します。



操作系に対する疑問
 操作系がとにかくダサい! もう根底から駄目駄目って感じでございますです。
 おそらくパソコン版に合わせようとしているのだろうと思うんですが、その外観から レスポンスまで、全てがコンシュマー機にそぐわないモノになっています。



なんか…、歪んでる?
 あと、ひとつ気になったのは、キャラの顔歪んでいるように思える絵が多々ある事 でしょうか。
 パソ版から単純コンバートしただけならそれはそれで仕方が無いと思いますが、 移植に際して修正を加える事ができなかったのかと正直思います。



全体の雰囲気は良好
 基本システムは、そんな感じでちょっとアレな部分もありますが、キャラクタは このテのギャルゲの中では現実的なアプローチで描かれていますし、キャラクタ間にある 既存の人間関係やクラブ活動の中で新たに芽生える人間関係がしっかりと描かれており、 ツーショットでの会話で徐々にそういった点を理解していくのは結構楽しいです。

 また、キャラクタひとりに焦点を絞ると、他の女の子へのコンプレックスやしがらみ、 自分の置かれている現状への不満や不安を抱えており、そういった点にも好意が 持てます。
# そこを突っついていい仲になるのが目的ではあるんですが。



最後にひとこと
 個人的に萌えとかそんなんとは違う楽しみ、ダラダラと会話を眺め、時折ツッコミを 入れる楽しみのあるソフトだと思いますので、そういった点に性分が合う人ならやっても いいんじゃないでしょうか?
 ただ、先に書いたように攻略情報は確保しておけば、というのが前提ですが。

first edition : 99/09/15
ひとこと イベントでゲームをしている杏奈ににひとこと。
「サンソフトのSSジョイパッドは最悪なので使わないように」

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