データ |
タイトル | スキャンダル | プレイ時間 | 4時間程度 EDコンプ 達成率 92.79% |
機種 | PS2 | ストーリー | ★★☆☆☆ |
ジャンル | やるドラ | キャラクタ | ★★★☆☆ |
メーカー | SCE | グラフィック | ★★★★★ |
Sugar&Rockets inc. | サウンド | ★★★☆☆ | |
発売日 | 2000年 6月29日 | ソフトウェア | ★★★☆☆ |
定価 | 6,800円 | ゲーム性 | ★☆☆☆☆ |
購入価格 | 2,380円 | 総合評価 | ★★★☆☆ |
お気に入り度 | ★★☆☆☆ |
本文 |
シティハンターのワンエピソードをヒロイン視点でダイジェスト化して、それを
選択肢によりつなぎ合わせていく作業。 本作をプレイした感想はそんなところか。 システムは、流れる映像の途中に出る選択肢を選び次の展開を決めるというだけの 映像版ビジュアルノベル。 PS版との大きな違いは時間制限式の選択肢が発生することくらいで基本はほぼ そのまんま。 ストーリーは、芸能カメラマンである北沢沙紀が撮ったスクープ写真に 殺人現場が写っていたために、それを奪い返そうとする組織に追い回されるというもの。 PS2のデモンストレーションソフトとしては充分な役を果たしているとは思いますが、 ゲームとして、作品としてはとてもじゃないけれど評価できるものではないと思います。 というのも、話の筋がほぼ一本道で35も用意されているエンディングの8割方はBADエンドという構成。 しかも、BADエンドは投獄されるか殺されるかの2種… これじゃ、ゲームとして楽しめませんよ。 ビジュアルノベルの亜流である以上は、ひとつのシナリオの内容を濃くして プレイヤーの満足感を満たすか、多様な分岐を設けて発見の楽しみを提供するかが 主な方向性だと思うのですが、本作はそのどちらも満たしていません。 また、作品としてみた場合、ストーリーは陳腐ですし、キャラクターについても 描ききれてません。 # 死体愛好者のハエジマ@麦人が一番立ってるかも。 さらに、本作の骨格には、主人公と父親の関係というものが盛り込まれているのですが これがどうにも… 提示するだけ提示して何の解決もされていないのはどうか? 正直な話、内容自体はやるドラの中で一番薄いんじゃないかとすら思います。 まぁ、発売された時期や制作にかかる労力、予算を考えるとDVDメディアになった からといって映像以外に大きな差はでないとは思いますが… 今回良かった点は、ディスク交換の必要がなかったってことくらいでしょうか? PS版のやるドラ一番の欠点が解消されているという意味では良かったと思いますが、 個人的にはDVD1枚にダブルキャストと季節を抱きしめてを入れて発売して くれた方が嬉しかったり。 今回はまぁ仕方がないとしても、後続がこのレベルならもう制作する必要はないんじゃ ないでしょうか。 仮に制作コストがアニメと変わらず販売本数が多いっていうのなら商売的なウマ味は あるんでしょうけどね。
first edition : 00/11/12
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ひとこと | あのキャラに高乃麗嬢は、ねぇ… |