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データ
タイトル THE地球防衛軍 プレイ時間 10時間程度
機種 PS2 ストーリー 評価対象外
ジャンル 地防ACT キャラクタ 評価対象外
メーカー D3 PUBLISHER グラフィック ★★★☆☆
SANDLOT サウンド ★★★☆☆
発売日 2003年 6月26日 ソフトウェア ★★★★☆
定価 2,000円 ゲーム性 ★★★☆☆
購入価格 2,000円 総合評価 ★★★☆☆
お気に入り度 ★★★★★

本文
 (無差別に)撃ちまくれ! (街を)破壊せよ! (市民を)吹き飛ばせ! 俺(P1)たちゃ(P2)地球防衛軍。

 そんなキャッチがピッタリのならずもの戦闘部隊(登場は2人のみ)が100種以上の武器を集め、3種の乗り物を乗り捨て、破壊の限りを尽くす、言ってしまえば地防無双。うわっ、身も蓋もない。

 制作はリモートコントロールダンディやギガンティックドライブのSANDLOT。空き地を意味する会社が空き地(廃墟)を量産するゲームをつくるというのもまた楽し。



 ゲームは飛び道具主体の三国無双。アサルトライフルからスナイパーライフル、ミサイルランチャー、グレネードといった武器とエアーバイク、戦車、ヘリコプターを駆使して数十から百も超えようかという巨大蟻やUFO、巨大怪獣などをたったひとりで(ときにふたりで)殲滅、殲滅、殲滅。敵の落としたアイテムを回収することで最大耐久力や使用武器が増えるという仕組み。

 時折入る通信は、現状報告や敵の紹介が多いが、ミッションクリア前後に入る「あれだけの数の敵をたったひとりで〜」や「お前の方が怪物だぜ」的な会話が入って愉快。もっと褒めれ。

 ステージは25ステージ、難易度は5段階。3段階目のHARDまではひたすら虐殺の限りを尽くすことができるがHARDESTは時にピンチ、INFERNOになると蟻酸を浴びて昇天当たり前。ホントならINFERNOまでクリアするのがスジだろうが、ひと通り笑ったのと他のゲームが割り込んだので満足してしまった。この、\2Kだし、ま、いいか、と思えるのもシンプルシリーズならでは。大味ながら値段以上は楽しめるワケだが。

 とにかく、崩れ去る建造物、跳ね飛ぶ市民、損害を気にせぬめくるめく破壊のソロ活動。市民の跳ねがちょっと低いのに不満を感じるが、全体の操作感はおおむね良好。2人プレイで楽になる反面、視界は狭く、フレームスキップが多くなるのは好き好きか。

 巨大蟻に群がられたらいつの間にか上空に飛ばされていたとか不可思議なバグがいくつかあるが、それすらも笑い飛ばすつもりならこれ以上お買い得なゲームも少ない。シンプルシリーズでも特にオススメの逸品。

first edition : 03/07/12
ひとこと 暇潰しにはもってこい。個人的には逃げ隠れする必要のないHARDまでが好み。

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