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データ
タイトル THE恋愛シミュレーション
〜私におまカフェ〜
プレイ時間 8時間程度
/コンプ
機種 PS2 ストーリー ★★★☆☆
ジャンル 恋愛ADV + 経営SLG キャラクタ ★★★★☆
メーカー D3 PUBLISHER グラフィック ★★★☆☆
Vingt-et-un. Systems サウンド ★★☆☆☆
発売日 2002年12月19日 ソフトウェア ★★☆☆☆
定価 2,000円 ゲーム性 ★★☆☆☆
購入価格 1,880円 総合評価 ★★★☆☆
お気に入り度 ★★★★☆

本文
 修行が足りんっ!
 たるたるもにゃ〜(ゲイゲ)は別格として、大概どんなソフトも買うことをためらわぬ自分が、 たかだかいちコンシュマーソフトから発せられる恥ずかしオーラに押されるなどとは…

 その名も、THE恋愛シミュレーション 〜私におまカフェ〜
 パッケージは別にどうでもいいとして、このタイトルだけは、ダジャレだけは、許せない!
 なんつ〜か、このパッケージ持ってるだけで他人の目が気になるのは新手の嫌がらせか辱め固めかと思うほど(被害妄想)
 絶対このタイトルのせいで売上落ちてるって、奇異の注目と引き換えに。買ったヤツが言うのもナンだがな。



 で、ゲームの方はときメモの育成対象を喫茶店にしてパラメータを極端に減らした感じ。
 それゆえコマンドも少なく、数値の変動も単調。
 また、パラメータのMAX値から考えると育成期間は長い方なので難易度は低い、つか、そもそも経営がゲーム進行に関与する部分がどれだけあるか疑問。
 しかもコーヒーにこだわった店という設定やのに紅茶の方が売上高くなるというのは、シミュレーション以前に大切なモノを見失っているように思えるがいかがか?

 アドベンチャーパートに関しても、バックログはおろかメッセージスキップもなく、セーブファイル3つにCGモードなしと散々。
 キャラの反応に合わせてメッセージウィンドウがフキダシのように変化する演出は面白いが、それ以前にやるべきことがあったハズ。
 声優は、メインキャラに関してはまぁナンとかというレベルだが、出番が1回限りのキャラに関しては素人さんの凄まじい棒読みが待っていて危険。

 イベントはほぼ固定のカレンダーイベントのみで、分岐は途中で増えるメンバーが2択なことと、終盤にヒロインルートに流れることくらい。

 グラフィックは、キャラデが没個性的な上、塗りが単調でイマイチ。悪いとまではいわんが、なんか、こう、なぁ?
 イベント絵の方は多少丁寧なんでまだマシなのが救いか?

 シナリオは唐突な展開が多数で置き去りにされることもあるが、キャラを立てる努力、 特にガンダムを中心にしたアニパロと2ちゃんねる用語を微妙に混ぜながらの会話テキストは軽妙。
 不覚にも「男の祭りだワッショイワッショイ(本編より抜粋)」な気分になったり。
 また、幼馴染ふたりを中心にしたラブラブ光線もかなりの破壊力でワッショイワッショイ。

 選択肢がちょっとヒネており、それに気づくかないとバッドエンドになることもあるが、 プレイ時間自体は初回2時間半程度、あとは1時間半程度、ヒロイン5人をクリアしても 10時間には届かないので軽い気持ちでプレイするのもアリ。

 ただ、両親が目の前で死んじまうプロローグや、やたらと事故に巻き込まれてしまう 不幸な役割を持った娘がいること、史上最強クラスの棒読み演技があることを 覚悟しておくならば、とだけ付け加えておこう。

first edition : 03/01/17
ひとこと ちなみに我が店の名前は吉与夢

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