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データ
タイトル ラブ★スマッシュ プレイ時間 5時間程度
/コスチュームコンプ
機種 PS2 ストーリー  ★☆☆☆☆
ジャンル お色気テニス? キャラクタ  評価対象外
メーカー D3 PUBLISHER グラフィック  ★★☆☆☆
HuneX サウンド  ★★☆☆☆
発売日 2002年 1月17日 ソフトウェア  ★★☆☆☆
定価 2,000円 ゲーム性  ★★☆☆☆
購入価格 2,000円 声優のムダ使い −★★☆☆☆
総合評価  ★★☆☆☆
お気に入り度  ★★☆☆☆

本文
ま、値段なり、ということで…

 発売前からワゴンセール状態ってことを考慮すると、こう書きたくもなるんですが、 実際のところは値段なりと思えるほどでもなかったり…
※.発表時の予定価格は6,800円

 なんせ、テニスゲームとしてのデキもダメっポイ上に、皆が期待していたモデリングや チチユレ、パンモロについてもハンパ、ストーリー設定があるのに演出がほとんどない、 音楽がショボいとくればいくらなんでも評価を下げざるをえません。



 つ〜ワケで、不満点をもう少し具体的に書いておきます。

 まずテニス部分ですがひとことで言って大味。
 キャラ毎のショット性能がパワーに偏り過ぎている上に必殺技性能にもあからさまな 差がありますし、シングルスの場合打ち分けの駆け引きが薄い感じ。
 CPUのアルゴリズムはヘボく、こちらのサーブにかすりもしないかと思えば ロブに対しては超反応をみせたりとかなりバランスが悪いです。
# Hardモードは試してませんが。

 他にもラケットの当たり判定や球のスピード、弾道なんかを考えると、対人4人対戦 でも遊べるかどうか疑問なレベル。

 また、プログラムについても、分単位でかかるディスクアクセス時間(!!)や サーブ時の左右移動でキャラが持っているボールが手からハミ出すという事実から 推して知るべしってところでしょう。
# ディスクアクセス、シングルスなら1分程度、ダブルスなら3分弱…

 モデリングについては、まぁ、公式WEBページに上がっていた画像を見た時点で 忘れることに決定。要はPS2のレベルではありません。
 パンモロ、チチユレについてはコスチュームの露出度というのもありますが、むしろフェチというものに対する理解不足を感じます。

 その中でも特に猛反省を求めるのがカメラワーク。
 そりゃ、ゲーム中は仕方がないと思いますが、リプレイのときにボールを追うだけと いうのはいくらなんでもお粗末過ぎです。
 せめてショットの瞬間にキャラをズームして、偶然が生み出した至福の瞬間を 演出しなければならないのに…、ならないのに(涙



 キャラクターは隠しを含めて10人、コスチュームは総合で26種。
 内訳は、男キャラ5人にそれぞれ3種、女キャラ4人に4種、同社発売のギャルゲ、アイドルがクラスメートから参戦の双葉理保に5種。
# うち1枚は2P用の色違いなんで、実質は各−1枚ってトコです。

 キャラクターは有り体に言ってDOA2の真似っ子。参考レベルじゃありません。
 …が! クオリティは前述の通り、かなり切ないことになっています。

 ストーリーについてはエンディングで裏世界の方々が出てくるだけで、キャラ個別 エンドなんかはありませんし、それ以前にキャラ同士の掛け合いすらない始末。
 世界の覇権をかけたテニス勝負だのなんだのGガンめいた設定をつけるなら せめて掛け合いくらい入れてくれって感じ。



 ゲームの方は、コスチューム集めのためのトーナメントモードと、対戦専用モードのエキシビジョンモードがあり、それぞれ、シングルス、ダブルスと人間が操作するか CPUが操作するかの設定が可能。

 トーナメントモードは、シングルスなら9戦ほど、ダブルスなら4戦ほどで終了します。
# うろ覚えです。
 この際、デフォルト設定では1回クリアするのに1時間以上かかります。
 ですから、コスチュームを集める場合、難易度Normalの1Gameマッチに しておくことをオススメします。
 これなら、10分程度のディスクアクセスと数分のプレイでクリアできますから…

 また、このモードをクリアすると、隠れキャラ増えたり、獲得したコスチュームで 一部のモーションを非常に制限された視点から鑑賞できるエクストラモードに入れる ようになります、って、それじゃぁ意味ないよ…



 基本的に中途半端な状態で発売したなぁ、って感じです。
 まぁ、最初からゲームには期待していなかったんでそれはいいんですが、かなり 期待に胸とかふくらませていたチチユレ、パンモロがお粗末だったのはいただけません。
 コスチュームのフェチ度がもっと高くてカメラワークがしっかりしていれば かなりはっちゃけたデキになったハズですから非常に残念なところです。

 つ〜ようなワケで、あきらめのつく値段とはいえ内容はトホホといえるでしょう。
 唯一、値段とそぐわない声優陣も特に会話があるワケでもないんで資金のムダと 終わったんじゃないかと思います。
 個人的には金月真美譲と野田順子嬢による新旧ときメモヒロインの掛け合い なんか面白そうだったんですがねぇ…
# 縦ロールの金月声でプリナイ氷室いずみなんてネタも可能でしたが、って狭っ!

 ま、結論としてテニスゲームやりたけりゃマリオテニス64の4人対戦やっとけって ことになるワケですよ、いや、マジで。
# 他にもいいテニスゲームはありますが。

first edition : 02/01/27
ひとこと 中途半端はイカン。
次は最初から全員女キャラ&水着にするくらいの勢いで。

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