データ |
タイトル | ラブ★エアロビ | プレイ時間 | 4時間程度 (コンプ) |
機種 | PS2 | ストーリー | ★★★☆☆ |
ジャンル | レース的タイミングゲー | キャラクタ | ★★★★★ |
メーカー | D3 PUBLISHER | グラフィック | ★★★★☆ |
TAMSOFT | サウンド | ★★★☆☆ | |
発売日 | 2004年02月26日 | ソフトウェア | ★★★★☆ |
定価 | 2,000円 | ゲーム性 | ★★★☆☆ |
購入価格 | 1,780円 | 総合評価 | ★★★☆☆ |
お気に入り度 | ★★★★☆ |
本文 |
コレ、双葉理保ファンディスクとしては上々の仕上がり(ファンがいるかどうかは別問題)。この際、顔がキモい、体形がイビツなんてのは些事、というかむしろネタとしてプラス、チチユレ、パンチラなど論外。てなワケでソッチに期待してると負け組確定。…早々に結論出がっ?! モノはタイミング系ミニゲームにレーンの概念を盛り込んだもので、値段なりの内容ではあるがそれなりにまとまっている。ワンダバスタイル’(ダッシュ)とでもいおうか。このあたり、制作側のアレンジャーとしての手腕を評価してもよいだろう。 内容をもう少し具体的に説明すると、縦4レーンに分かれたゲージに配置されている'○'(息継ぎマーク)にマーカーが重なったタイミングでボタンを押せばよい、というだけのもの。もちろん息があがるとゲームオーバー。 マーカーは左から右にゲージを書き換えながら自動で移動し、右端に到達すると左端に戻る。なお、上下に関しては操作が可能で、その際、上段と下段のレーンはループする。 この基本に加え、ゲージに2種類の太さがあるのがミソ。細いところでは呼吸が乱れやすく、マーカーの上下もできないという制約があるため、タイミングだけに留意せず、常に移動先を確保しておかないと長期間ただ呼吸が荒れていく理保を見続ける(という拷問に付き合う)ことになる。 この、コース取りと攻めの姿勢によりスコアが変わっていくシステムは音ゲーというよりレースゲームに近く、"上手くこなす"ことを軸にした反復性は高いといえる。そこにコスチュームゲットの条件が絡むのなら尚のこと。 そのコスチュームは初期2種類、全14種類。曲は全12曲で、1曲/1着の割合でゲットできる。内容は…、まぁ…、双葉理保ファン(ワタシ)ディスクってコトで… いや、顔はともかく、体のイビツさに関しては動いたときの干渉を考慮してのことだろうし、実際、大きな動きのダンスには好感を持ってもいるが、やはり"ネタ"としての側面の方が強いワケで。 特に、呼吸が苦しくなるとタダでさえキモい顔が苦痛に歪み、ハァハァと喘ぎだす理保、崩れ落ちる理保、狂ったように歓喜する理保、…もう最高(の拷問だ)! 加えて、ポンコツ(役柄)声優によるへっぽこ理保に、これまたへっぽこな新曲がプラスされ破壊力は絶大。…やっぱ最高(略)! ゲーム部以外だと、理保の部屋がメインメニューになっているインターフェースは悪くないのだが、やや挙動が緩慢なのと、1曲終わるごとに部屋へ戻されるのはカンベン。 しかも、ダンス中のポーズメニューに曲の最初から再挑戦、という項目がないのはいくらナンでもどうかと。イライラするし。コレさえ完備されていたら特に文句はなかっただけに残念。 そこそこ(そしてある意味)楽しめてシステム自体もシンプルとしては良好。ただ、タイミングがシビアな上、マークの配置が息継ぎポイントという定義で、音楽との同期がイマイチというのはある。 まぁ、息継ぎだからこそ多少は無視もでき、難易度がプレイヤーに委ねられるという美点も生まれるのだが、どちらにせよある程度のスコアを目指すシステムであるならば、判定をもう少しユルくして欲しかったところ。そうすればトリップ感を得られたかもしれないし。 ともあれ、冒頭にある通り、双葉理保(グラビアアイドル)を楽しむためのソフトと割り切れなければ微妙。内容は決して悪くないが、コストパフォーマンスは低めなんで判断するならソコで。 あと、双葉理保の新曲が5曲入っていること、また、それを任意に聴くことができることを評価するかもひとつの基準。ともあれ、広く濁った心で御輿を担げば勝ち組ということやね(人生の負け組ともいうが)。
first edition : 04/03/21
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ひとこと | 狂ったようには踊らなかったが、ある意味狂っていたので満足。 |