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データ
タイトル ラ・ピュセル
〜光の聖女伝説〜
プレイ時間 180時間以上
/2周(1章大魔王化)
機種 PS2 ストーリー ★★★★☆
ジャンル SRPGパズル風 キャラクタ ★★★★☆
メーカー 日本一ソフトウェア グラフィック ★★★★★
発売日 2002年 1月31日 サウンド ★★★★☆
限定版 7,800円 ソフトウェア ★★★★☆
通常版 6,800円 ゲーム性 ★★★★★
購入価格 7,800円(限定版) むてぃ〜り ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
お気に入り度 ★★★★☆

本文
 マール王国以降1作1作、回を重ねるごとに作品のレベルが上がっている日本一ソフトウェア。
 その積み重ねが結実したといえるのが本作、ラ・ピュセル。

 ストーリーは1本道の王道的なつくり。フィールドこそ狭いが横画面でキャラ演出も比較的豊富なんでマールが好きなら楽しめる。
 キャラもむっちり系を中心にグラドリエル姫や大蛇独歩モドキが登場する日本一ソフトウェアらしいパロディを含んだ内容。
 グラフィックはPS2の2Dソフトの中で最高レベル。むちむちも最高レベル。
 読み込み時間は非常に短くシステム面でのストレスは少ない。
 不満はソフトウェアリセットがないことと2周目以降のデータ引継ぎがないこと。後者はかなり残念。

 と、ここまでなら佳作レベルのつくり。違うのはそのシステム。
 パッと見はオウガ系のタクティカルシミュレーションなのだが、内容は結構メチャクチャ。
 同時攻撃や支援攻撃など序の口、例えば、回復したいキャラを移動させ回復後に移動キャンセルが可能、味方ベースに一度戻ることで移動距離が延長可能など理屈無視の移動系テクは多数。
 また、不浄点から流れ出す闇の磁場をユニットやアイテムを使ってグルリと1周させて起こす浄化とその連鎖はパズルとしての面白さを持っている。
 他にもアイテム合成やレベル100を超えてからのウエポンマスタリー、ショップを利用したバランス変更、やり込みを前提とした魔界の存在などいい意味でハッチャケたデキ。
 特にレベルがン千、攻撃力がン十万、ダメージが10万超えるのが当たり前ってのは壮絶。

 もう単純に説明に困る内容なワケだが、最終的にゲームとして収束しているのは脱帽。
 確かに細かい部分で気になるところはあるものの、長時間やり込みたいなら充分に応えてくれる。
 もちろん魔界を制覇する最短ルートを探すのもまたヨシ。地道な育成が嫌いでないなら。

first edition : 03/03/13
ひとこと 大魔王への道は長かった。キュロットをメインにしたせいだったが…

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