データ |
タイトル | ギャラクシーエンジェル Moonlit Lovers |
プレイ時間 | 18時間程度 (コンプ) |
機種 | PS2 | ストーリー | ★★★☆☆ |
ジャンル | ミルフィー大戦4 | キャラクタ | ★★★★★ |
メーカー | ブロッコリー | グラフィック | ★★★★☆ |
発売日 | 2004年02月26日 | サウンド | ★★★☆☆ |
定価 | 6,800円 | ソフトウェア | ★★★☆☆ |
購入価格 | 6,279円 | ゲーム性 | ★★☆☆☆ |
総合評価 | ★★★★☆ | ||
お気に入り度 | ★★★★★ |
本文 |
ミもフタもない言い方をすると、まんまサクラ大戦だったモノの続編。だけど、本作はサクラ大戦2とは全く逆方向を向いたつくり。つまり、素材をフルに使いまわし、前作の恋愛要素をフルに継承したよりリミテッドな内容。 それこそ、最初にパートナーを決めたらあとは一本道。各ヒロインのシナリオシーケンスはほぼ同じで1ルートのクリアにかかる所要時間は4時間程度。相変わらず無駄にスケールが大きい(そして殺伐とした)B級以下のスペオペだけど敵役はたった2人というコンパクトさ。 こう書くと非常にパワーダウンしたように感じるかもしれないが、失った部分のほとんどは贅肉だったんでむしろまとまって美しくなってたり。そういう意味ではサクラ大戦→サクラ大戦2ではなくサクラ大戦→サクラ大戦4へ進んだ感じ。ただ、コチラの方がキャラ数が少なく個々の味は濃い目。 しかもエルシオール各クルーとの信頼関係はそのままに、イチャつきノロける爆誕済み{バ}カップルとそれを時に親身に、主に生暖かく見守る周囲、という構図が微笑ましく、前作にも増して居心地が良い。マジに良い。 また、各ヒロインもシナリオシーケンスこそほぼ同じだが、キャラが展開に反映されていてバラエティは豊か。本作から加わった烏丸ちとせをダシに見事な転がりっぷりを実現。というか新キャラをそこまで食らうか、という意味ではスゴくキビシいセンパイたちだなぁ。モチロン、キッチリとエンジェル隊の在り方も叩き込んでるケド。 PS2版で追加になった烏丸ちとせルートはエンジェル隊の中のちとせ、タクトに対するちとせの双方をみせたものになっており、ラブラブ要素こそ皆無だが、信頼関係を結ぶまでを丁寧に描いている。加えて各ヒロインのルートでそれぞれ違ったキャラ立てをしていることから、本作における烏丸ちとせのプロモーションは大成功だといえる。ただ、声優の演技にかなりの不安が、って、新谷がいるし、ま、いいか(更に大成功)。 モチロン、欠点がないかといえばそうでもなく、シナリオ後半は誰も流れが同じで退屈という前作と同じ問題点が。コレは前半のテンションが異常に高いこともあってチとシンドいところ。あと、シナリオのシワ寄せをタクトが引き受けすぎているところ、戦闘オンリーのモードがあるため、シナリオ戦闘の作業感が高く、シャープシューター(烏丸機)のお荷物具合にイラつくことも(指揮官失格)。 とはいえその程度の欠点は、作を重ねてパワーアップした居心地の良さだけで充分お釣がくるレベル。もちろん、前作と同じく目をつむるべきところも多いが、その分見返りも多い。正直、キャラゲだからと敬遠するには惜しく、特にユルいギャルゲをやりたいなら前作からのプレイをオススメ。結構、いや、かなり好きかも。
first edition : 04/05/31
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ひとこと | 冗長な前作からうってかわりコンパクトになりいろいろ優しい感じ。ただ、デフォルト選択肢が正解だった前作とは違いカーソルを動かす必要が。って、当たり前だ、ソレ。 |