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データ
タイトル ギャラクシーエンジェル プレイ時間 24時間程度
(コンプ)
機種 PS2 ストーリー  ★★★☆☆
ジャンル ミルフィー大戦 キャラクタ  ★★★★★
メーカー ブロッコリー グラフィック  ★★★★☆
発売日 2003年04月17日 サウンド  ★★★☆☆
定価 6,800円 ソフトウェア  ★★★☆☆
購入価格 2,480円 ゲーム性  ★★☆☆☆
敵の魅せ方 −★☆☆☆☆
総合評価  ★★★★☆
お気に入り度  ★★★★★

本文
 ミもフタもない言い方をすると、まんまサクラ大戦。奇もてらいもないB級以下のスペオペ(原作らしいがアニメしか知らんので)にGAヒロインを当てはめた直球高めのコンセプト。ついでにいえば帝劇は旗艦エルシオール、花組はムーンエンジェル隊(紅蘭役が足りんが)、光武は紋章機、大神はタクト。ミルフィーユは桜庭≠さくら(一応オチ)。

 ただ、それが結構いい感じにまとまっているので侮れない。それはヒロインたちをはじめとするクルーとプレイヤーキャラクタの関係を丁寧に描くことで箱庭に空気を持たせる、という最も重要な部分を再現できているということでもある。ホント、居心地の良さは格別なんよ。加えて楽チンでビジュアルに秀でた戦闘があれば鬼に金棒。

 とはいえ、雰囲気の割に人死にの多いシナリオ(ドラゴンボールにありがちな街ひとつ消失系)、存在感が激薄な割にボブ系男性声優陣がやたらと豪華な敵役、イマイチなムービー(&個人的にかなん絵も)、PS2版で追加されたもののショボすぎるミニゲーム、そして何よりキャラ毎のシナリオシーケンスが同一フォーマットのためダレる、という残念気味な点も。

 まぁ、半分は個人の好みだし、ダレる云々も個別シナリオに入ってからエンディングまでせいぜい3時間程度、内容の差別化などを考慮すると戦闘がチョッちダルい、くらいのモン。欠点とまではいかない。

 ただ、敵の見せ方だけはなんとかならなかったのかと。ナンというか筋が一本も通ってない。コレは尺が足りないということだろうが、せめてエオニアとタクト、もしくはエオニアとシヴァの対比をもっと巧く描いて欲しかったところ。そのせいで男性声優陣に頼ったイヤラシい存在、と映ってしまうワケやし。



 にしてもアレだ、アニメでは非常に影の薄いフォルテがコッチでは打って変わって姐御属性全開、いわゆるいいナオンでひっくり返りそうになった。ナニが起こったのかと。

 加えて、アニメの徹底したキャラのブチ壊し&放り投げがパラレル感を強め"コイツらならばナンでもアリ"というレベルまで達しており、コレはメディアミックスにおいては最強かも、と。今更感心することじゃない気もするが実際唸ってしまったのも事実。

 こうなるとやはりウォルコットがいないのは寂しいところ。確かにノーマッドはムリだケド、ウォルコットならギリギリ…、アウトかなぁ、やっぱ…



 所詮はベタベタなライトノベル系なんでソッチ方面にアレルギーがあるとダメ。しかもキャラ偏重のギャルゲ&主人公キャラアリなんでかなり人を選ぶが、それでも興味があるなら積極的にいって問題ナシ。

 なんせ、リミテッドなつくりながら、単体でも佳作以上、続編とあわせると良作確定のいいキャラゲ。耐性があるならかなりオススメ。エルシオールいいトコ一度はおいで、ってなくらい。

first edition : 04/05/31
ひとこと ちょっとドロくさいがアニメとの対比を楽しむならそれもアリか。

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