データ |
タイトル | 魔界戦記ディスガイア | プレイ時間 | 200時間以上 (超魔王までは…) |
機種 | PS2 | ストーリー | ★★★★★ |
ジャンル | やりこみSRPG | キャラクタ | ★★★★☆ |
メーカー | 日本一ソフトウェア | グラフィック | ★★★★★ |
発売日 | 2003年 1月30日 | サウンド | ★★★★☆ |
定価 | 8,800円(限定版) | ソフトウェア | ★★★★★ |
6,800円(通常版) | ゲーム性 | ★★★★★ | |
購入価格 | 8,800円(限定版) | むてぃ〜り | (´・ω・`) |
ナイチチ | (σ・∀・)σ | ||
パロディ | Σ( ゜д ゜) | ||
総合評価 | ★★★★★ | ||
お気に入り度 | ★★★★★ |
本文 |
あ〜、どういったモンかね、コレは。あまりに要素が多すぎてよう説明できん。 いや、基本はアレよ、タクティクスオウガ系のSRPGなんよ。それこそストーリーを進めるのもアイテム鍛えるのも、時にゲームバランスの調整すら。 特にアイテム強化に関してはアイテム内部をアイテム界と定義し、自動生成のSRPGマップをひたすら潜ることに。で、そこに住んでいるイノセント(中立ユニット)を敵より早くシバいて強化要素をゲット、という割り切りまくった構成。 割り切りついでにゲームバランス調整も議会というものを用意してみました〜、みたいな。コレ、実はラ・ピュセルのアンケートなワケだ。 で、それらの収束するところはやり込みに焦点を当てたゲームデザイン。前述のラ・ピュセルで不満に感じた部分をほぼすり合わせしており、ハッキリいってもうスキがみえねぇほどに進化。それこそ、あの日本一ソフトウェアが、というのも失礼にあたるほどに。 本作のポイントはラ・ピュセルの浄化にかわるパズル要素、ジオパネル&シンボルの配置と破壊連鎖。ジオパネルとは色付きの床、ジオシンボルとは色付きの属性変更ユニットと思えば良い。 ジオシンボルはジオパネルに乗ることでその下にあるものと同色のジオパネルに影響を及ぼす。その効果は攻撃力アップからダメージ、果ては無敵まで。 このジオシンボルは破壊可能で、破壊されたとき下にあるジオパネルの色を自分の色に塗り替える。で、色が変わるジオパネルの上にジオシンボルがあればそれが破壊され連鎖が起こり、更に敵がいればダメージも与えたりする。 で、戦闘や連鎖によってかせいだポイントによりマップクリア時にアイテムが手に入る。手に入るアイテムは戦闘開始時に既に決定されているため、レアリティが高いアイテムがあれば連鎖にも力が入る、というアンバイ。 もうひとつ大きなポイントは持ち上げと投げ。これはジオシンボルやユニットを持ち上げ遠方に移動させる仕組みなのだが、敵を持ち上げて攻撃を封じたり何重にも持ち上げて1ターンで考えられない距離を移動するなど様々な使い方ができる。 特に敵と敵をぶつけて(合体)強化、自分は無敵パネルで大暴れ、というコンビネーションは強力。 他にもレアリティによるイノセントの居住限界、イノセントの合成、転生、弟子制度などなど山ほどの要素があるが割愛。で、冒頭の「説明できん」というトコに行き着くワケだ。 グラフィックに関してはキャラデを野村良治氏に代わり原田たけひと氏が担当。かたやむてぃ〜り(一辺倒)、かたやペタ(も多い)ではあるが色彩センスが似ていることもあり従来型の背景との相性も良い。 一枚絵やバストアップもクオリティは高いが、その中でもドット絵のパターン数はズバ抜けており圧巻。なんせアニメーションも細かい上に人型キャラに至っては全ての武器、技が使用可能と仕事量的には死人が出てても不思議ではない。ここまでくるとテンプレートがあからさまにROのがあるのも些細なことに思える。 日本一ソフトウェアといえばパロディ中心のトバした遊び。本作はそれも極まっていて、佐藤天平氏ボーカルのBGMや{レジェンド}馬のチンチン(装備品)、プレネール@原田屋の登場、次回予告におけるお約束とその破壊、宇宙船や巨大ロボの一枚絵にアオシマのボックスアート職人を起用などなど振り切り過ぎ。 また、セルフパロとしても主人公ラハールをむてぃ〜りアレルギーにしたり、やりたい放題の宝庫である次回予告では禁断のクッキングファイター好(ハオ)ネタを使ったりスパークしまくり。誰か止めろよ。…いや、やっぱ止めんな。 とはいえ本編がダメかといえばそうでもなく、呆れて、泣いて、笑って、というマール以降の定番ともいえる安心の内容。魔界のプリンスを主人公に据えながら愛を説いたり、ひねくれたことやってみたり、と。 正直、マールより前の日本一ソフトウェアを知る者としては好敵手が遠くにいっちゃって寂しい。反面、素直に楽しませてもらっているんでチョッと複雑。いや、絶対的にいいことなのだが。 やり込みに関してはパラメータ持ち越しの採用により簡単にできるストーリー全ルートクリアからレジェンドアイテムの収集、超魔王やプリニー魔王のようにガチで倒そうと思ったら気が遠くなるところまで適当な区切りを見つけて遊ぶことができる。ン万に及ぶレベル、ン百万を超えるパラメータ&ダメージを考えるとそれこそ何百時間遊べるやら… しかもバランスが破綻していない、というか破綻しててもわからないのはナカナカに見事。地道な作業が嫌いなら別だが、手応えはそれこそレジェンド級。飽きるまで遊べてかなりオススメなのです。
first edition : 03/11/16
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ひとこと | むてぃ〜りしてないプリエには激しく違和感が… |