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データ
タイトル 雪割りの花 プレイ時間 04:57:45
80.12%
Good 5/ 5
Bad  8/32
機種 PS ストーリー ★★★☆☆
ジャンル やるドラ キャラクタ ★★★☆☆
メーカー SCE グラフィック ★★★★☆
Sugar&Rockets inc. サウンド ★★★★☆
発売日 1998年11月26日 ソフトウェア ★★★☆☆
定価 4,800円 ゲーム性 ★☆☆☆☆
購入価格 4,800円 総合評価 ★★★☆☆
お気に入り度 ★★☆☆☆

本文
 主人公は北国の大学に通う学生。同じアパートの隣に住む年上の女性、桜木花織さんに片思いをしているようなありふれた青年であった。

 物語は花織さんが病院に運びこまれたことから始まる。

 彼女の病気は心因性の記憶喪失。身寄りのない花織さんの看病をしていくうち、主人公は花織さんの記憶喪失の理由を知る。それは恋人、伊達昂の死。

 ある日、花織さんは記憶を取り戻す。存在しない恋人をそこにいた主人公にすり替えて。そしてそれが偽りの日々の始まりであった。



 ゲームはムービーを交えたビジュアルノベル、やるドラの第4弾。

 グラフィックはオタク受けこそ悪いだろうがレベルは異常に高い。サウンドはギターが鳴きまくりで自己主張がやや強いが雰囲気には合っている。AV面は総じて良いデキ。

 シナリオ構成はズバリ一本道。その上バッドエンドが多いので繰り返しプレイは苦痛。このあたり、第1弾のダブルキャストが良くできていただけに余計気になってしまう。というか、4作目にして"やるドラマ"から"みるドラマ"まで退化してるとすら思う。

 また、展開的に花織さんと過ごす偽りの日々をムービーの垂れ流しにしているため、主人公の葛藤は伝わらず、花織さんに対する感情移入もできない。制作可能なムービーの尺、容量の問題などはあるだろうが、これはいくらなんでもお粗末。

 後半、不安定になっていく主人公の精神状態も、そこに至る経過がないので違和感アリアリ。結局グッドエンドすら味気ないモノに。雰囲気自体は嫌いじゃないので、もう少しガンバって欲しかったところ。

 う〜ん、結構期待してたんやケドなぁ…

first edition : 99/02/14
rewrite : 03/12/06
ひとこと 花織さんはちょっと死にすぎだと思います。鬱。

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