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データ
タイトル ときめきメモリアル2 Substories
Dancing Summer Vacation
プレイ時間 12時間程度
/コンプ&DDR
機種 PS ストーリー ★★★☆☆
ジャンル 閣下謁見ADV キャラクタ ★★★★☆
メーカー KCET グラフィック ★★★★☆
発売日 2000年 9月28日 サウンド ★★★★☆
定価 5,800円 ソフトウェア ★★☆☆☆
廉価 2,800円 ゲーム性 ★☆☆☆☆
購入価格 4,000円 DDR ★★★★☆
閣下登場 (*´д`*)紐緒さま…
総合評価 ★★★★☆
お気に入り度 ★★★★☆

本文
 八重さん萌え
 っと、冗談は置いといて、とうとうときメモ2ドラマシリーズが開始しました。

 しかし、最近の冷え込んだゲーム市場やギャルゲ市場を反映してか、前シリーズでの やたらと重厚なつくりはなりをひそめ、簡素(貧相)なシステム、既存のゲームである DDRを流用、ヒロインの扱いを1人1作から1メイン2サブに変更と、いささか 不景気なつくりになっています。

 って、えらくひどい書き出しですが、実際プレイした感想はそれほど悪くありませんよ。
 ただ、前シリーズと比べたらやっぱり…、ね。



 今回は、メインヒロインに不幸の大量生産者―寿美幸を、サブヒロインに八重花桜梨白雪姉妹を配し、個人的には好き〜ニガテまで全てが揃った完璧な布陣になっています。
# ちなみに、好き:八重さん、普通:美幸、真帆、ニガテ:白雪さん(美帆

 なんつ〜か、美幸、美帆のラインは仲良しさんだからってのがあるから理解できるが、 八重さんは髪の色で分類されたんじゃないかとか思っちゃいますな。
# んなワケありませんが。

 また、本編と関係ないサイドシナリオで、陽ノ下光水無月琴子一文字茜赤井ほむら佐倉楓子が、また、ホンのチョイ役で朝比奈夕子九段下舞佳閣下伊集院メイが登場します。
# 光&茜ちん萌え…
# # って閣下は別格ですよ、別格。



 ストーリーは、寿美幸が偶然、いや、ホントに偶然にDDRを上手く踊れてしまった ことでDDR大会の地区予選出場権を得るところから始まります。

 当初、主人公はデュオの相方を務める予定でしたが、美幸の特殊能力である不幸吸引の 身代わりとなって怪我をしてしまいます。
# この美幸が人に不幸を与えるという設定はときメモ2世界的にどうかと思うが…

 人に怪我を負わせたショックと相方を失ったショックでブルー入った美幸のために、 主人公はパートナー探しと特訓に付き合うことになる…、という感じの1本道シナリオ。

 ただ、いくら1本道とはいっても、パートナーとなる八重さん、もしくは白雪姉妹に 関する選択次第で専用イベントが発生し、エンディングも各キャラのものになる程度の 分岐はあります。

 また、途中に地区予選ルートから外れると強制的にサイドシナリオルートへ移り、 選択次第で5人のキャラクターとの小イベント、花火大会イベントをみることができます。
# これは、短い会話→小デート→花火大会という全キャラ共通の流れになっています。

 正直、値段から考えるとシナリオ展開の幅は狭く明らかにボリューム不足
 サイドストーリーもワンパターンで取って付けた感が高く、本編と両立できないのも なんだかなぁって感じです。

 まぁ、ときメモ2のキャラを気に入っているならそこそこ楽しめるとは思いますが…

 …あ、忘れてましたがゲーム期間は1年生の8月16日から29日までの約2週間です。



 システムの方は、ときメモ2の会話画面を下敷きにしたもので、メッセージの表示から 選択肢の表示、選択まで全てがメッセージウィンドウに集約されています。

 音声はフルボイスで、メッセージスキップは未読/既読おかまいなし。
 ただ、画面表示等は高速ですし、1日の終わりにセーブができ、その1日もさほど 長くありませんから、ロードしてやり直してもあまり痛くはありません。

 どちらかといえば、システムで気になったのはロードメニューの場所ですね。
 これがタイトル画面のオプションに含まれているのは関心しません。

 ゲーム途中のオプション画面との整合性か、タイトル画面の見栄えを重視した結果と 思いますが、やはりタイトルにロードメニューへの入り口を用意しておいて欲しかった ところです。



 グラフィックの方は総じて高レベルだと思いますが、八重さんのバストアップの一部と ごく一部の背景、そして花火大会の横顔アップは全般に難アリだと感じました。
 ただ、枚数自体は結構あるんで、その点は好感触です。



 音楽は本編の使いまわしがほとんど、というかこれはキャライメージBGMですから 当然ですわな。

 ヴォーカル曲は、野田順子嬢のADVENTURESMILE AGAINが さすがに安定ですが、やはり勇気の神様あなたに会えてと比べると評価は低く ならざるをえません。

 DDR用の曲については、ゲームクリア後に追加される、もっと!モット!ときめき二人の時勇気の神様あなたに会えてときめきのオルゴール春色の風の中でHEROと、鉄砲塚ヴォーカルを除けば非常に中毒性の高いチョイスになっています。
# メモラー限定だけどな〜



 そうそう、DDRを忘れるところでした。

 今回、私はフィンガーステップでプレイしたんですが、それでも結構楽しました。
 なんせ、おまけモードでプレイしまくって、アナザーまでやってたくらいですから。

 ただ、ねぇ、本編のミニゲームでず〜っとベーシックやらしといて、最後の最後に アナザーかますというフェイントはやめて欲しかったですが、えぇ、マジで。



 本作は、ときメモ2本編をある程度やって気にいっている人ならファンディスクとして それなりに満足できるんじゃないかと思います。
# それ以外に何があるのかと問われたらナンですが、前シリーズの例がありますし…

 少なくともボクチンは、美幸の超音波ヴォイス明るさとひたむきさを感じ、 八重さんの危うい儚さの中に隠れた笑顔に触れ、光や茜ちんのラブラブ光線を一身に浴び、 そして何より閣下の御尊影を拝めたことを神に感謝って感じで満足でございますです。

 先ほども述べたように、あくまでファンディスクとしてなら、システム機能を向上させ、 ストーリー展開を広くする方向でシリーズ化を続けるのもアリでしょうね。
# あと、主人公の耳と頭の不自由さ加減もいいかげん何とかして欲しいが。

 できればかなり濃いのを…、そう、茜ちんと愉快な番長たちくらいのが欲しいですが、 Vol.2では期待していいんですかね? いや、マジで…

first edition : 01/03/14
ひとこと タイトル長っ!

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