データ |
タイトル | スパイダーマン | プレイ時間 | 5時間程度 /ノーマルクリア |
機種 | PS | ストーリー | ★★★☆☆ |
ジャンル | ウェブスリングACT | キャラクタ | ★★★★☆ |
メーカー | 株式会社サクセス | グラフィック | ★★★★☆ |
発売日 | 2001年04月26日 | サウンド | ★★★★☆ |
定価 | 5,800円 | ソフトウェア | ★★★★☆ |
廉価 | 1,500円 | ゲーム性 | ★★★★☆ |
購入価格 | 1,500円 | 総合評価 | ★★★★☆ |
お気に入り度 | ★★★★☆ |
本文 |
本作は「び〜るの〜たにまのくらや〜みで〜(スパイダマン!)」という歌とレオパルドンが印象的なヒーロー、スパイダーマンのゲーム(違) # 基本的に黒歴史らしいがアレはアレで好きですよ。 ゲームの方は全6ステージをいくつかに区切って進んでいく3D格闘アクションゲーム。 スパイダーマンらしく(といっても我が脳内では東映版だが)、垂直、水平な壁にヘバりつけたり、スパイダーウェブを使って画面上を縦横無尽に移動できるのが特徴。 それこそビルの谷間では引っ掛けるところがなくても全然平気なくらいの縦横無尽さで。 格闘の方はウェブを飛ばす場合の軸合わせが微妙だったり、一部の攻撃は避けることを考えないほうが良かったりと結構ビッグテイスト。 ただ、敵の背後から首に脚を絡めてボコるつかみパンチや、ウェブをからめてブンまわす ウェブヤンクは非常に愉快で、個人的にはコッチに特化したものが欲しい。後半はつかみ、引き寄せ、ブンまわしがあまり使えず欲求不満気味やし。 各ステージのミッションは潜入、救出、追跡、逃走、脱出、戦闘とさまざま。 戦闘に関しても漫然と攻撃するだけではなく、周囲の仕掛けや敵の動きを利用するものなどそれぞれに趣向が凝らされており好感触。 ただ、(ノーマルモードでは)どこに行くのか、何をするのかということについてはかなりの放り投げ方なので迷うことも まぁ、日本語吹き替えによるセリフでナビしてくれることと、区切られた場面のひとつひとつが狭いことで発見の喜びに直結してもいるが、覚えゲーという認識は必要。 ここらへん、プレー風景をみた数人がトゥームみたいといっていたことが印象的。 狭いトゥームは私のようなミッションクリア好きには合うみたい。ムキになってクリアするし。 ネタ的には、最初のムービーなんか脱力必至のデキで、プレイ開始時にはテレコンかと思うような商品賛美の説明が入るのもナカナカ。 吹き替えが映画版準拠なのか豪華なのに反し、ゲーム中の直訳としか思えないセリフやわざとだと思われる脱力系アドリブなどいい意味でバカな仕上がりになっている。 # ちょっとサムいところもあるが。 あと、特筆すべきは高レベルのローポリか。 特にテクスチャの巧さは絶品で、適度なデフォルメとあわせて考えると、デュープリズムに近いクオリティ。いや、過大評価ではなく。 ムービーもローポリで制作してあるため、気を抜くと体から力がメキメキと奪われてしまうが、これはリアルタイムポリゴンとの差異を埋めるための英断と判断。 近年、モデリングが豪華になっていって手作り感バリバリのローポリに飢えている人はゼヒともご覧あれ。頬がほころぶこと請け合い。ただしアメリカンだが。 4段階あるゲーム難易度、さまざまなオマケ要素、スパイディのアクションを利用した多数のトレーニングモードなど、充分な付加要素もある至れり尽せりのデキ。 難易度も私でノーマルモードがクリアできるならキツくはないハズだし、なによりマーブルやスパイダーマンに興味のない人間でも楽しめたのは見事。 とはいえキャラに思い入れがないと定価ではちと手が出ないというところ。逆に廉価版ならダメ元で試してみるのもアリ。意外と見返りあるかもだ。 # 逆にファンにどう受け取られるか不明。内容は脱力ギャグ系やし。
first edition : 03/02/05
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ひとこと | GP−7とレオパルドン(マーベラー)が登場する東映版で更にパワーアップして欲しい、…のか? |