データ |
タイトル | ロジック麻雀 創龍 | プレイ時間 | 10時間程度 |
機種 | PS | ストーリー | ★★☆☆☆ |
ジャンル | 育成可能麻雀 | キャラクタ | ★★★★☆ |
メーカー | 日本一ソフトウェア | グラフィック | ★★★★☆ |
発売日 | 1996年12月20日 | サウンド | ★★★★☆ |
定価 | 5,800円 | ソフトウェア | ★★★★☆ |
廉価 | 2,800円 | ゲーム性 | ★★★☆☆ |
購入価格 | 980円 | 雰囲気 | ★★★★☆ |
備考 | 3人打ちや廉価版多数 | 総合評価 | ★★★☆☆ |
お気に入り度 | ★★★☆☆ |
本文 |
まぁ、麻雀ゲームだからねぇ…、差別化っても大変だよねぇ。 んで、このゲームの場合はストーリーモードを付ける事と、好みの雀士を作成する (≠アイドル雀士)事で差別化をはかっている。 で、まずストーリーモード『宿命の牌』ってやつから。 中国経済界に君臨しつづけた李家の遺産を狙い、マフィアが動き出した。 マフィアの狙いは李家最後の頭首〜李大元〜が4人の親友に残したと言われる 景徳鎮の麻雀牌。 その麻雀牌を引き継ぐ4人の親友の子孫達のうち3名が謎の失踪を遂げるという 事件が起こった。 あなたは、最後のひとり、字牌を所有する皇(すめらぎ)士郎となり、マフィアとの 闘い(もちろん麻雀で)に身を投じる事となるのであった。 そんなプロローグで始まる事からわかる様に、全体的にハードボイルドタッチで、 しかもお約束とおしゃれ濃度がむせるほど高い展開を魅せてくれます。 # 香港電影っていうか、レベルを高くしたVシネマっていうか、そんな感じ。 やればわかるんですが、そりゃもう終始エンディングに至るまでニヤニヤしながら そのやりとりや雰囲気を楽しめますよ。 また、グラフィックや音楽も丁寧かつお洒落にまとまっていて全体の雰囲気をより一層 引き立てていますし、操作系も全体的に良く考えられており、つまらないミスをする事は 全くありませんでした。 ただひとつ不満があるとしたら、最後の2戦でのCPUが極悪に強いという 事でしょう。 というのも、事実はわからないんですが、敵にも自分にも積み込みが行われている フシがあって、後半になると敵のそれが強力になっている様に感じられるんです。 # ただ単にCPUが強くなっているだけかもしれませんが、なにせ実践不足なモンで… まぁ、無限コンティニューがありますし、コンティニューしたら難易度が落ちている 様に感じられるんで、特に大きな問題でも無いんですが。 で、次の雀士作成なんですが、要はCPUアルゴリズムのパラメータを自由にいじって 自分だけのオリジナルのキャラクタを作成し、CPUと対戦させたり、自分の相手を させて楽しもうってものです。 って〜か、これってデバッグモードに画面演出を付け加えただけのものなんですが、 素人目にもこのパラメータの充実具合はかなりのもので、ある程度以上の技量を 持っている人なら、あーでも無い、こーでも無いと設定をこねくり回せて楽しいんじゃ ないかと思います。 まぁ、私の如きタコには宝の持ち腐れなんですが、顔、名前、勝ち負け台詞を設定した キャラを他のCPUキャラと対戦させて、その恐ろしいまでにタコな打ちスジを眺めて 爆笑するって楽しみ方はできたんで良しとします。 # でも、『宿命の牌・作成雀士』をクリアできるキャラが創れたら楽しいだろうなぁ… # ※.『宿命の牌』にはプレイヤーが打つモードと作成雀士が打つモードがある。 まぁ、なんだかんだ言っても麻雀ゲームでしか無いんで、上記ストーリーモードの 雰囲気を感じたい方、もしくは雀士作成に興味のある方、麻雀ゲームを持ってないから 欲しいって方以外は購入する理由が無いのも確かです。 しかしながら例外として、日本一ソフトウェアに思うところのある人で未体験の方は 是非やっておく事をお勧めします。 きっと何かしらの発見があると思いますんで。
first edition : 99/06/14
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ひとこと | 日本一ソフトウェアフリークなら。 |