データ |
タイトル | 華蘭虎龍学園 どきどき(はぁと)編 | プレイ時間 | 6時間程度 /CGコンプ |
機種 | PS | ストーリー | ★★★☆☆ |
ジャンル | 恋愛ADV + 麻雀 | キャラクタ | ★★★☆☆ |
メーカー | J・WING | グラフィック | ★★☆☆☆ |
発売日 | 2000年 2月24日 | サウンド | ★★☆☆☆ |
定価 | 2,800円 | ソフトウェア | ★★☆☆☆ |
購入価格 | 2,800円 | ゲーム性 | ★★★☆☆ |
総合評価 | ★★☆☆☆ | ||
お気に入り度 | Σ(◎д◎)えっと… |
本文 |
恥ずかしながらワタクシ、このゲームに別の期待を持って購入しました。 ってか、GB界の風雲児であり、かの迷作ミニ4ボーイシリーズを 生み出したJ・WINGの恋愛麻雀ゲームときた日にゃぁ当然の事っしょ? このソフトでまず目を惹くのは、 そんなムクムクと膨らんでいく別の期待を抑えつつゲームを起動させて みると無音のタイトル画面が表示されます。 更に膨らむ別の期待。 それに応える様に数秒遅れで鳴り出すBGM。何故? もうこの時点でおなか一杯になって思わず永久封印しかけたくらいですが、せっかく なのでプレイしてみる事にしました。 このゲームにはストーリーモードとフリー対戦モードがあって、前者は3人いる ヒロインからひとりを選んで、そのキャラのストーリーを麻雀を交えながら進め、 後者はその名の通り、3人のヒロインからひとりを選び2人打ち麻雀のみを遊べると いうものです。 まず、ストーリーモードでボーイッシュなヒロイン、結城つかさ@雪乃五月を選んで ゲームを開始。 この時点で私はこのゲームのシステムを(スーチー+海辺でリーチ!)÷2だと 思い込んでいました。 というのも、このゲームの売り文句というか説明が、
ストーリーモードには3つのストーリーがあり、
各シナリオ毎に主人公とヒロインが異なります。 そのシナリオ間には、ヒロインとの2人打ち麻雀の勝負が行われます。 その勝敗や上がりの種類によってストーリーは分岐していきます。 といったものだったからです。 しかし、その思い込みが間違いである事をプレイ後数分で知る事になるとは… まず、ストーリー部自体はヒネリの無いわかりやすい展開で好感が持てます。 しかし、麻雀の導入部および麻雀本体はお粗末以外の何者でもないデキに仕上がって おり、閉口する以外ありません。 まず、閉口その1。 麻雀の導入が不自然この上ありません。 よくある「なら麻雀で勝負だ!」というものを期待していたって〜のもあるんですが、 このゲームの場合は麻雀をする理由が全く無いのにただストーリーを分岐させる為に麻雀に 移行するので最初は何が起こったのかすら解らない始末です。 次に、閉口その2。 麻雀のバランスがメチャクチャ。 I/Oとかにダンプが載ってた頃のアルゴリズムを使用してるんじゃ無いかってくらい チープな上にプレーヤーの積み込みがされていないらしくあがるのも一苦労。 そのくせCPUは3順目からリーチかけてきたりする始末なのでなかなか勝てません。 更に、閉口その3。 ストーリー部の分岐は勝敗による4回とエンディングが加わって合計5回となっている のですが、この分岐の条件が不明瞭。 途中の分岐は勝敗による2分岐で、エンディングはバッド、ノーマル、グッドの 3分岐だと思われるのですが、このエンディングに達する条件がねぇ… 調べようと思えば、1局毎にタイトルに戻ってコンティニュー画面に表示される 情報を確認する事で可能なのですが、前述の通り麻雀のデキがアレなんでとても やる気になりゃぁしません。 その他、対局前に振られるサイの目が同じ事やぞんざいなメニュー等、細かい部分を 指摘しだすとキリが無いのですが、少なくとも安かろう不味かろうである事は 間違いありません。 唯一の救いはストーリーがそれ程腐っちゃいない程度ですが、それでも誉められる レベルかと言われればノーです。 # 特に野上ゆかな嬢の演じるフェイ・イェン女の話はいろいろと… しかしながらこの作品はJ・WINGブランドとして見ると注文通りのデキで、 最初に期待していた別の期待には充分に応えてくれました。 よって、私は値段分は楽しめたと思います。 逆に言えば、普通に遊びたい人には間違っても、それこそ天地が逆転してもオススメは できません。 もし買う気があるなら相応の覚悟をもって挑みましょう。 えっ、むねきゅん編とぴゅあらぶ編ですか? 買いますよ、当然。それが私の使命ですから。 余談ですが、最初に挙げたミニ4ボーイの第2作目は豪オススメです。 クッキングファイター好を好んで買う人間なら…、という条件付きですが。 # 理由は推して知るべし。
first edition : 00/03/11
|
ひとこと | 開発期間も人員もツラいでしょうが、それでも、もっとがんばりましょう。 |