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データ
タイトル バックガイナー
〜よみがえる勇者たち〜
覚醒編「ガイナー転生」
プレイ時間 16時間程度
/クリア
機種 PS ストーリー ★★☆☆☆
ジャンル ションボリSLG キャラクタ ★★☆☆☆
メーカー VING グラフィック ★★★☆☆
発売日 1998年 1月29日 サウンド ★★☆☆☆
定価 5,800円 ソフトウェア ★★☆☆☆
購入価格   980円 ゲーム性 ★★☆☆☆
総合評価 ★★☆☆☆
お気に入り度 ★★☆☆☆

本文
素直な感想
 あ〜、つまんなかった。



システム
 ゲームの方は、ストーリー→(マップ移動→)戦術シミュレーション→ストーリー という構成になっており、一見するとサクラ大戦と同じに思えますが、こちらには 全くもって分岐がありません
# ちなみに敵キャラ設定のまで天外やサクラ並に泥臭いです。
# イヤンなとこだけキッチリとパクってますな。

 ストーリー部は、ムービーとバストアップキャラの会話とに別れていますが、 選択肢が全く存在しておらず、ただ傍観するのみというものになっています。

 これはマップ移動部でも同じで、マップを移動して人と話しても、会話相手と言葉を 交わすか否かという選択肢はあっても分岐というものとは無縁な上に会話パターンは 1種類しか無く、何度話しかけても同じ事しか言わないという最低さです。

 戦術シミュレーション部もZOCや地形効果が無いだけならまだしも、無駄に広い マップや、ユニットが滑るように移動する事、敵の援軍が無造作に現われる為に 運が悪いと滅殺される事、戦力差が異常に設定されている事、マップ兵器が良くスカる 事など、キャラクター性の無いスーパーロボット大戦と表現するのが適当と思われる デキに仕上がっています。

 スタッフロールを見て、このあんまりなデキの原因が判りました。
 というのも、プログラマの欄にひとりしか名前が書いてありませんでした…
 数ある開発条件の中でも、最も軽視されている感の強い開発人員の中で、プログラマは とりわけ軽視されやすいんですが、それにしてもひとりって…
# 本当かどうかは判りませんが。
 えぇ、PSのソフトでデキがオヨヨなソフトに良くある傾向ですよ、この現象は。
 その度に悲しくなっちゃいますね、ゲーム製作というものを舐めきったソフト会社と いうものの存在に。



ストーリー
 3部作の1作目ということもあってかストーリーは全然進みません。
 軽く説明すると、ガンダム大地に立つっぽくシェルと言う人型兵器を扱った主人公が 特機動隊という組織に組み込まれ、人ならざる敵に立ち向かってると覚醒して前世を 少し思い出し、敵の雑魚幹部を潰して行くうちにヒロインも覚醒して前世を少し 思い出し、陸自がひた隠しにしている事を暴こうとしたら、特機動隊の隊長が人ならざる ものに変異した旦那と一緒に敵に連れ去られて明日はどっちだ? って感じですね。
 読んでもわかんないでしょうが、それでいいです。
 なんせ、わかったところで面白くもクソも無いストーリーですから。
# ところで前世と聞くと鷹久だった日々を思い出しますが、みなさんはどうですカ?

 ストーリーも面白く無いんですが、キャラも立ってません
 えぇ、ストーリー部やマップ移動部での会話パターンが凄く少ない上に、味方の 主要キャラが8人、敵の主要キャラが6人もいて、しかも全9話しか無いときた日にゃ キャラ立てどころじゃ無いでしょうよ。
 せっかく作画やキャラデが悪く無いのに、キャラを表現する場が無いと言うのは あんまりだと言わざるをえません。
 せめて、マップ移動部でキャラを表現する努力がなされていれば少しはマシだったと 思うのですが…



総括
 ムービーや1枚絵はそれなりのデキを誇ってはいますが、それ以外は最低レベルの 仕上がりとなっており、とてもじゃ無いですが発売できるレベルのものではありません。
 ホント、良くこのレベルで発売に踏み切れるもんだと感心すらしちゃいますよ。
 DC版のVフォース2もこのレベルで発売するんですかねぇ、ビングキッズさんは?

first edition : 99/07/18
ひとこと で、完結編(特にサターン版)はいつ発売されるの?

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