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データ
タイトル スーパーリアル麻雀
プレミアムコレクション
プレイ時間 6時間程度
/データコンプ
機種 ネオジオポケットカラー ストーリー ★★☆☆☆
ジャンル 脱衣麻雀 キャラクタ ★★★★★
メーカー SNK グラフィック ★★★★☆
セタ サウンド ★★★☆☆
発売日 2001年 3月29日 ソフトウェア ★★★★☆
定価 4,250円 ゲーム性 ★★★★☆
購入価格 4,250円 18推 ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
お気に入り度 ★★★★★

本文
「携帯機で脱衣麻雀出されてもなぁ…」
「セタが、セタが…」
「サテ、どのくらい動きますかね?」
「VSをゲーセンで見かけたことねぇんだけど」
「百合奈たん…」
「ケッ、どうせアルゼがSNKにつくらせた魂の入ってないソフトなんだろ?」
「というか、P8は?」
「18推バンザーイ!」
「エツ子たん…」
「というか、声は?」

 これ以外にも本作にはさまざまな意見があると思います。
 そして、そのスタンスによって本作の評価は随分と変わることでしょう。

 今回の私のスタンスは以下の通り。

「出ないよりかは出るほうがいい」
「18推枠の復活に乾杯!」
「ハードの描画性能を解りやすくみることができる」
「エツ子たん…」

 このように、業界の動向やシリーズの将来を考えず他の機種と比べないという前提で 本作を評価すると結構良くできています。



 ゲーム自体は本編と同じオーソドックスな2人打ちイカサマ麻雀。

 画面切り替えをはじめとしたレスポンスの良さはさすがはカートリッジのゲームだと いえるでしょう。

 また、麻雀部は軽快なインターフェースと絶妙の積み込み具合で気持ち良く遊ぶことが できます。

 ただ、音声は2人(?)の女性の声がサンプリングされているだけで、新規録音や 本編からの使いまわしをおこなっていないのは残念なところ。
 ま、予算、容量、声優などなど、問題の多そうなところなんで仕方ないですが。



 ゲームモードはストーリーモードとフリー対戦モードのふたつ。

 登場キャラは、2からショウ子、5からみづき、綾、晶、6からタマミ、真理、 7から百合奈、エツ子の8人。
 なお、ショウ子はナビゲーションとフリー対戦モードのみに登場。

 ストーリーモードはアドベンチャー形式で、序盤の選択肢により対戦相手が変わる タイプです。
 ただ、最初から全てのキャラと対戦できるかというとそうではなく、クリア回数により 分岐が増えていくようになっているようです。
 また、登場キャラ7人をクリアするとおまけシナリオが発生したりとツボを押さえた つくりになっています。
# シナリオっても、そんな大したモンじゃないですが、それなりに、ね。

 フリー対戦モードは、ストーリーモードをクリアしたキャラと対戦することができる モードで、最後まで勝ち抜くとパネルがめくられて最終的にオマケの1枚絵が完成する ようになっています。
# 田中良氏の絵じゃねぇが…

 また、ストーリーモードを全てクリアすればフリー対戦モードでショウ子と対戦できる ようになるんですが、コレがアーケードとほとんど遜色ないデキなのが感慨深かったです。



 で、最重要ポイントの脱衣シーンですが、これは基本的にアーケード版に準拠して います。

 ただ、背景はありませんし回転などのカメラワークの必要なものをはじめとして 大半のアニメはフェードや画面切り替えに差し替えられています。

 また、アニメについても随分とコマを減らしてあるため滑らかさには欠けます。

 基本的に新しい絵はほとんどありませんが、例外的に座りポーズのように背景が ないことで不自然に見える場面は立ちポーズを描き下ろしているようです。
 しかし、この描き下ろし部分の絵はチョッと違和感があったり…

 全体的に凄く忠実にグラフィックが移植されておりクオリティは高いのですが、 同時に元絵のズレやクセまで移植されているのはなんとかならなかったのかとも思います。

 特に6の頃の絵は絵柄と線のバランスが悪い上に目が小さく、キャラ単位4色程度の ドット絵に移植するのは難しいと思うんですが…

 こういったグラフィックの問題点というのは下位移植になると当然あるのですが、 今回の場合もっと上を狙える可能性がある部分まで忠実に移植しようとしているのは 痛々しささえ感じます。

 まぁ、携帯機としては上々なグラフィックですし、アニメーションも要所、特に最後の 脱衣シーンにおける胸の表現が素晴らしいデキなんで文句はないんですが。



 今回登場しなかったのは、ゆかり、クリス、夏姫、芹香サンの4人。

 期間や容量、人気なんかも多分に関係しているとは思いますが、私としてはこの4人、 比較的移植が困難なキャラではないかと思います。
# 芹香サンは一応計画があったみたいですが。

 ゆかりはメガネかけてる上に綾とキャラが被り気味なんで人気的にもキビしい。
# 脱衣シーンは結構好きなんですけど。

 クリスは色数多めの上に動きが大きく、第1段階の服装をさせるとアドベンチャー 画面のキャラまで描き直す必要があり、なおかつ脱衣に華がない。

 夏姫は…、スポーツ下着が不評なのと泣き出すまでは可愛くないからなぁ…
 いや、色数もそこそこ多い上にしゃがみポーズが多めですが。

 芹香サンは、メガネやイヤリングといった小物やストッキングまわりの質感を 再現するのが難しいのと、やはり座りポーズですかね。

 ん〜、でも正直に言わせてもらえば芹香サンは入れて欲しかったなぁ、と。
 キャラ的にみづきを外してもそれほど問題ないし。

 いや、だから、ガーターベルトが好きとか、そんなんじゃ…、あります…



 麻雀部のデキは上々、アドベンチャー部も人の話を全く聞かないという脱衣麻雀を 体現したキャラが多数登場して愉快、脱衣シーンもよく描けている…

 単体でみれば、値段も安いワケですし悪くないと思うんですよ。
 ただ、サターン、PC、基盤等を持っている人に対する売りが乏しいのも確か。
# P7がサターン版のみの人は、百合奈、エツ子の乳が売り、かな?
# # でも、私的にはサターン版のP7がシリーズ中で一番エロいです。

 特に、ハードを持っていないとすれば言うに及ばずってヤツでして…
 ってコトで、結局はコレクターズアイテムという結論に至りますね。

 とか書いてる私は、このソフトのためだけにハードを買いました。トホホ…
# 本当は結構満足してますよ。

first edition : 01/08/21
ひとこと 私の中では、クイズ迷探偵ネオ&ジオは脱衣系…

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