データ |
タイトル | カスタムロボ | プレイ時間 | 8時間程度 /ストーリーモードクリア |
機種 | N64 | ストーリー | ★★★★☆ |
ジャンル | プラレス対戦ACT | キャラクタ | ★★★★☆ |
メーカー | NOISE(Marigul) | グラフィック | ★★★★☆ |
発売日 | 1999年12月 8日 | サウンド | ★★★★☆ |
定価 | 6,800円 | ソフトウェア | ★★★★☆ |
購入価格 | 1,980円 | ゲーム性 | ★★★★☆ |
’80s | ★★★★☆ | ||
総合評価 | ★★★★☆ | ||
お気に入り度 | ★★★★☆ |
本文 |
懐かしさ、それも感覚を伴う様なリアルな懐かしさ。 それこそが、私が本作を購入した動機です。 先にゲーム内容を説明すると、要はバーチャロンタイプのロボット対戦モノ。 操作系はより簡単かつ軽妙、武器もショット、ボム、ポッドの3系統をいろいろと 換装する事ができるんで、ゲーム性は全然違うモノになっています。 で、その換装できるって事が、本作の一番のウリになっています。 換装できるパーツは、基本性能を決めるボディ、移動やジャンプを決めるレッグ、 攻撃手段であるショット、ボム、ポッドの5種類。 対戦フィールド―ホロセウム―や自分の好み、そして相手に合わせて、ロボを カスタマイズして戦う、つまり対戦を楽しむのが本作の最も正しい遊び方だと 言えます。 しかし、私の場合はチョッと違います。 って〜のも、私のプレイスタイルはスタンドアローン型に偏っていているからです。 # もう少しわかりやすく言えば、CPUもしくは開発者と遊ぶという事ですね。 んじゃぁ、なぜ最大のウリを楽しみとしないくせに本作を購入したのかって〜と、 それは、プラモ狂四郎とプラレス三四郎が好きだったからと答える以外にはありません。 # 最近の同系列のヤツは良く知らないんですが。 何がプラモ狂四郎やプラレス三四郎かと言えば、このゲームにはチュートリアルを ストーリーモードというもので実現しているんですよ。 これは、簡単に言えば、ナムコがPCエンジンで発売していたワールドシリーズの RPGモードみたいな、本編のゲームを使ってストーリーを進めていく形式のモノです。 # ワールドシリーズにストーリー性があったかは別問題。 このストーリーモードは、チュートリアル以外に、対戦モード等で使用するパーツや その他もろもろのマテリアルを回収するという役目も果たしています。 んが! それはどうでも良くって、そのストーリーモードこそが、プラモ狂四郎とプラレス三四郎を足して2で割ったようなモノに仕上がっているんです。 # 最近なら、レッツ&ゴーのロボットバージョンとか…、ま、王道の系譜ですな。 特に、カスタムロボを闘わせるホロセウムの技術なんかは、ダイブする仕組みもあわせクラフト・マンのマスターが真空管などの技術でつくりあげたシミュレーションマシン みたいなモノで、あの頃の憧れが、今更ながらゲーム化された事に感動すらおぼえます。 # さすがにダメージ受けたところを壊す様な汚い仕様は盛り込まれていませんが。 # 関係ないケド、太陽模型店の店長といい、あの技術力と人道に外れた仕様は凄いですよね。 内容自体はごくありふれたモノで、初心者の主人公が数々の好敵手と出会い成長し、 最後には悪事を企む組織と戦う事になる事になるというモノ。 初っ端に登場する従兄弟が最初の師匠でメガネ君だったり、おてんばヒロインが いたり、完全無欠の天才がいたり、はたまたどうにも役に立たないお調子者がいたりと いうステレオタイプな仕上がりになっています。 しかし、それこそ望むところ! この注文通りにつくられているストーリーモードこそ、ガンプラ世代として…、いや、プラモ狂四郎で育ったキャラクターモデラー兼ゲーマー(もどき?)が待っていながら 得られなかったものなのです。 正直、対戦を楽しめないのが残念ではありますが、それはそれ、私は満足しています。 ただ、ストーリーモード自体は6〜7時間程度で終わるくらいの、開発側からすれば つけあわせでしかありませんので、このノスタルジックな想いを持たない人には 大した価値は無いと思います。 # 80年代に小学生モデラーだった人ならたいがいOKでしょう。 よって、そういった人は借りて済ますのが吉でしょう。 逆に、対戦環境を持っている人は腕を磨いて末永く遊ぶ事ができると思いますから オススメできると思います。 そこらへんは、任天堂ブランドとして発売されている他のソフトと同じく、 安心できるクオリティですから。 # もちろん例外はあるぞ…
first edition : 00/06/13
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ひとこと | ヒロインは活発、病弱、縦ロール。 |