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データ
タイトル ダンジョンクエスト第5章
「ディナの危険なお使い」
プレイ時間 5時間程度
/クリア
機種 その他 ストーリー ★★☆☆☆
ジャンル 携帯ローグ キャラクタ ★★☆☆☆
メーカー コナミ グラフィック ★★★☆☆
発売日 1999年 4月22日 サウンド BEEP!
定価 1,980円 ソフトウェア ★★★☆☆
購入価格   480円 ゲーム性 ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
お気に入り度 ★★★★☆

本文
 コリャまいったね。いや、マジで。
 その存在は雑誌広告で知っていたんですが、「どうせモンスター育成ゲームっしょ」 ってなめてかかってたんです。

 だって、第2章なんて、どこからどう見たってCCさくらのパチモン「これじゃ、コナミが訴えられるんじゃねぇの?」なんて冗談で言ってましたし、 第5章に至ってはメイドが主人公という破天荒さですから、そんな評価を下しても それはそれで仕方が無いでしょう?

 そんな、正直小バカにしてたダンジョンクエストが叩き売られてるのを発見したんで、 せっかくだから保護する事にいたしました。えぇ、もちろん第2章と第5章のみを!
# 略せばDQ2DQ5ですか…
# それを言うなら、故テクノスジャパンダンクエストってのもアリですが。


 で、どんなゲームかもわからないまま第5章をプレイしたんですが、少しやった だけではチンプンカンプン。

 なんせ、画面サイズが28×16ドットという狭さで、そこに12×16ドットで描かれたメイドさんとワケの分からない模様が表示されていただけだった もんですから…

 ってか、いつもの如く説明書を読んでないってのが一番の問題なんですが、わざわざ 説明書を読まなきゃ遊べない携帯ゲームってのもナニだと思うんでコレでいいのです。

 そんなこんなで辛抱強く(といっても1分弱)いじっていると、どうもコレはあのローグじゃないですかっ! って事になったんですよ。
# 当然ここでも、「あのコナミがローグをパチるなんてありえないっ!」とお約束の 台詞をはいておきましたよ、えぇ、当然。

 先ほど『ワケの分からない模様』と言っていたのは、ダンジョンを表示している部分で、 セルサイズは4×4ドット。それが4×4セル=16×16ドットで表示されて いたんです。
# セルってのは、主人公の移動単位だと思って下せぇ。


 ハッキリ言って、このサイズでローグをやろうなんて無謀と言っても過言では 無いでしょう。
 なんせ、モンスターの遠距離攻撃が画面外から到達するというゲーム性を根底から 覆すシステムになっているんですから…、と言いたいところですが、(いい意味で) 所詮は携帯ゲーム、気軽にローグができるというメリットを考えると、多少システムに 難があろうが、難易度調整が甘かろうが大した問題ではありません。

 要は、ちょっと空いた時間や集中力が切れた時にオヤツ感覚で遊べればいいんですし、 その点、このゲームは充分にその役を果たしてくれているのですから。
# ってか果たし過ぎ。

 とはいえ、ローグの持つ緊張感や取捨選択の醍醐味はしっかり盛り込まれており、 その手軽さも決して投げやりな意味を持つものではありません。

 ただ、回避できないトラップがあったり、ダンジョンの状態表示を正常に行う為に 必要となるオイルが慢性的に不足したり、後半になるとレベル調整の為か、やたらと 上の階に戻される事が多くなったりと、多少の理不尽やストレスを感じる事はあります。

※.99/09/20 追記
 トラップは隣接して攻撃すれば消えます。
 あと、上の階に戻される階段はトラップなので、攻撃すれば消えます。
 オレのバカ、ってか説明書に書いてないやん(泣)!


 しかし、先ほども言った様に所詮は携帯用。
 プレイ側にそう割り切る度量さえあればかなり好意的な評価を下す事ができると 思いますし、事実、周囲のローグ好きには好評を得る事ができました。

 そんなワケで、ちょっとした暇に気軽にローグがやりたいという方は、是非とも 保護しておくことをオススメします。
# 正直、¥1,980程度の価値はあるんじゃ無いかと思います。


 あぁ、忘れるところでしたが、私にはエンディングの意味が良く分かりませんでした。
 途中までは推測できるんですが、さすがに絵が何を現しているかわからないと、 推測も立てられないんで…
 ってなワケで、もしエンディングの意味を理解している方がいらしたら教えて下さい。
 では!

first edition : 99/09/18
ひとこと 私はメイド、あなたのメイド♪

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