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データ
タイトル ビューティフルジョー プレイ時間 50時間程度
/超V-RATEDクリア
機種 GC ストーリー ★★★☆☆
ジャンル VIEWTIFUL ACT キャラクタ ★★★★☆
メーカー カプコン グラフィック ★★★★★
発売日 2003年 6月26日 サウンド ★★★★☆
定価 6,800円 ソフトウェア ★★★★★
購入価格 5,980円 ゲーム性 ★★★★★
シルヴィアたん ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
お気に入り度 ★★★★★

本文
 あ〜、サスガにV-RATED(HARD)はかなり頑張らんと(もしくは頑張っても)ムリっぽいので、とりあえずADULT(NORMAL)クリア時点の感想をば。
# 03/07/12追記 V-RATEDクリア。でもテイク2使ってるしなぁ…
# 03/07/14追記 超V-RATEDクリア。人間やればできるというのもあるが、この場合、できるようになっているバランスを褒めるべきだろう。

 基本は骨太な横スクロールアクション。どちらかといえばベルトコンベアアクション寄りで、往年のメガドラ作品を思い出させるデキ。それこそニオイはトレジャー作品に通ずるトコも。ちなみに見た目は平成コミックスゾーンだったり。

 キャラのアクションはパンチ、キック、ジャンプ、避けに加え、全ての挙動が遅くなるスロー、自分の行動が高速化されるマックスピード、強力な技が出せるズームなど。特に後半のアクションは本作独自のアクションで、タイトル通りビューティフルなアクションを繰り出す起点となっている。

 スロー、マックスピード、ズームはVFXゲージが尽きるまで続けることが可能だが、VFXゲージを使い切ると変身が解け、かなり弱々になるので見極めが重要。

 また、VFXゲージはステージごとにリセットされ、途中に落ちているVフィルムを拾うことで最大値がアップ。コレ、ゲージが増えると楽しいが、ステージ最初はチョいとヘコむ。

 ちなみにステージは全7面、難易度は4種類、キャラも最大4種類。



 どこぞのスタイリッシュをみたときはただのバカゲーにしか見えなかった(あくまで見た目の問題)が、本作はタイトルの通りとにもかくにもビューティフル、やたらめったらビューティフル、いつかどこかでビューティフル。

 避けで敵を気絶状態にすることから始まるスローによる大暴れは2段ジャンプや2度発動できる降下蹴り、各種キャンセルやズームを駆使することで凄まじいボーナスを稼ぐことが可能で大爽快。

 ボス戦は爽快感こそ薄いが学習と熟練により徐々に上達していく初回プレイは愉快。手に汗握る名勝負の末に勝ち取った黒星には格別なモノが。

 ワタシみたいな普通未満な反射神経の持ち主でもスローさえあれば英雄に。そして学習により上達することを前提としたバランスの絶妙さを前にサスガはカプコンと言わざるを得ない。

 ステージは前後半にボス戦で構成され、コンティニューの単位も同じ。ただ、セーブはボス戦前にはできないので注意。
 各パートもスロー、マックスピード、ズームを使うことを前提としたパズル的な構成に仕上げられており、また、時間的な取捨選択が迫られるところもある。とはいえ頭をヒネるというよりはいろいろ試してみる、というスタンスなんでそれで詰まることもない。昨今のゲームらしいバランス。ただ、終盤はネタが尽きたのか(イヤらしい方向で)やや単調になっているのは残念。



 ストーリーは所詮アクションということで充分、キャラもバカ方面にイキイキとしているし、ヒロインのシルヴィアは難易度KIDSでもADULT。ゲームキューブのソフト的にスレスレで子供的にはどうよと少し思うが、オッサン的にはむしろヨシ。

 ウデに自信があるなら全難易度ALL虹Vクリアを目指すもヨシ、自信がなければKIDSで虐殺を楽しめばヨシ。クリアまでに少々時間がかかるのでちょっとした空き時間に1クリアというのはキツいが、いろんな楽しみ方で長く遊べるアクションゲームの王道。プレイの価値は充分にアリというかゼヒに。

first edition : 03/07/10
ひとこと ナンか10年振りくらいに正統派アクションゲームを遊んだような気がする。

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