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データ
タイトル ガチャフォース プレイ時間 120時間以上
(6周目、206種コンプ)
機種 GC ストーリー ★★☆☆☆
ジャンル 収集・協力・対戦ACT キャラクタ ★★★★☆
サークル カプコン グラフィック ★★★★☆
発売日 2003年11月27日 サウンド ★★★☆☆
定価 6,800円 ソフトウェア ★★★★☆
購入価格 5,980円 ゲーム性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
お気に入り度 ★★★★★

本文
 アクションやシューティングといったジャンルは、精密動作、反射神経、いずれも赤点クンであるところのワタシには関心の薄いジャンルなのだが、マレにトチ狂って購入にふみきることもあるワケで…、って、ソコっ! 「どうせうさぎタン目当てだろ?」とか言うな、失礼な! オレの目当てはロボっ娘のパン(略)

ウサギたん
あれ?



 ゲーム自体はバーチャロンやカスタムロボ。操作系やコスト制による部隊編成は同社の連邦VSジオンに近い、というか、アーケード版連ジスタッフが開発したとかいう話。

 ただ、ガンダムやアーケードという縛りがないためにユニットのハジけ具合は天井知らず。操作系も小気味よく、簡単にいろんなアクションが可能になっている。…まぁ、アナログスティックと7つのボタンをフルに使うのに"簡単"という表現が正しいかは別として。

 その操作はアナログスティックで移動、スマッシュっぽく入力するとダッシュ、もしくはステップ、Aでジャンプやホバリング、Bで攻撃、Xで特殊技、Yでバーストモード発動、LRで攻撃対象の切り替え、Zでパートナー注目。また、AやXは長押しでチャージ技が使用可能な場合もある。

 バーストモードは各種行動によって上がるゲージを満杯にすると発動可能で、一定時間ユニットの性能を上げることができ、2P時は同時にYボタンを押さないと発動できない。いわゆる「いっせ〜の〜で」というヤツやね。



 ユニットは小型ロボット生命体であるガチャボーグとデスフォース軍のデスボーグ(量産型ガチャボーグ)で、総計は200種類を越える大ボリューム。ある程度の系列に分かれているものの、その系列、もしくは個々の個性が豊かでダブついている感じはしない。というか、テクスチャはもちろん、モデリングもそれぞれ違うし、固有技も多彩で、よくここまで凝ったモンだと感嘆する他ない。

 その種類をテキトーに書き出すと、忍者、騎士、武士、ガンマン、格闘家、ナース、ヒーロー、建機、有翼、戦車、砲台、戦闘機、爆撃機、ヘリコプター、衛星、戦艦、要塞、変形ロボ、合体ロボ、ドラゴン、ワイバーン、etc.、それらが同じ土俵で戦うのだからタマンない。



 ゲームルールは単純明快。個性豊かなユニットをコスト内で編成し、いずれかが全滅するまで戦い抜くのみ。お互いに複数のユニットが投入されるが(CPU戦)1戦にかかる時間はせいぜい数分でサクサクと終わる。

 そのサクサク感のせいで、ストーリーモードはヤメどころが難しく、特に中盤以降、多彩になっていくガチャ(デス)ボーグ(以下ボーグ)と収集を支えに遊んでいるといつの間にか3〜4時間以上経ってたり。睡眠時間、ピンチ。



 ボーグは最初3種類から始まり、戦闘に勝利することで増やすことができる。ただ、入手できるのは自分が破壊したボーグのみ、ランダムで、という条件がある。この際、ボーグにはレアリティの設定があって、スグに手に入るのはせいぜいレア度Cまで。

 それ以上のものはデータクリスタルを収集していくことになる。これはボーグが更に数個のパーツに分かれているものだと思えば良い。例えば3種類必要ならA〜Cを集めれば実体化、という感じ。

 また、レアリティのほかに色違いも複数存在するので本気で収集しだしたらとんでもない時間が必要。ただ、全種類を集めるだけならストーリーモード2周目クリア後に解禁される"エキストラ"で任意のフォースと戦い続ければナンとかなる、ハズ。



 サテ、忘れちゃいけない協力&対戦について。まず、CPU戦ではボーグの個性、特に戦闘能力が低い支援型を充分活かせないのは歴然。そして、いざ組み合わせを考えるとその膨大さに唖然。

 例えば、敵をひたすらゴキブリ(型デスボーグ)にする役と破壊する役を分担してのホイホイさん、ヘリや戦闘機をキャリアーとしての空中戦、それぞれのフォースに合体ロボを入れてのコンバイン、相手をホールドする役と即死(相当の)技を放つ役、などなど、考えられる戦術が非常に多く、ワタシのように対戦を低くみてるモノにすら「協力(対戦)してぇ…(ゴクリ)」と思わせることに成功。スゴい。

 そしていざ対戦するとなると、ランダムフォースで対戦してるだけでも充分にオモロイ。特に4人集まってワイワイやってると、いつまでもやってしまうくらい。そう、いわゆるサルだ、サルになるのだ!

 まぁ、確かにガチャボックスが充実していると強キャラが出てきたりしてタイヘンだけど、それを含めた偶然の神様による演出がまた絶妙。デスICBM(広範囲即死級自爆)が出た時の絶叫、サポートタイプの持つ可能性の発見などオモシロさはウナギ登り。
# 最後にデスアイ、デスボム、ゴキブリが残りがちなのはカンベンだが。

 また、傑作対戦ゲームの必須条件、勝ち負けに関わらず戦闘中にドラマがあること、も軽くクリア。プレイヤー同士でルールを決め、フォースを組めば楽しさ無限大だ!



 また、遊びのひとつとして元ネタ探しもアリ。特に'70年代生まれのハートを鷲掴みにするネタが多数。例えばボーグの外見 : 特撮ヒーロー&ロボ各種、トランスフォーマー、キャシャーン、ワタル、デジモン、ゾイドなど。例えばボーグの技 : V-MAX、ギャバンダイナミック、超電磁ヨーヨー、ファンネル、ブレストファイヤー、波動拳など。とにかく枚挙にいとまナシなんで。



 あと、ストーリーは"とにかく侵略者と戦う"程度のモノ(ゴールドライタン?)だが、コレクト&バトルを重視するなら問題ナシ。むしろ、タルい話を入れてサクサク感が失われる方がイタい。

 キャラクタは可愛いデザインと簡単な掛け合い、戦闘中の音声だけで表現されているが、実はコレ、妄想戦士的には充分な情報量。ショタ系同人女にかかればタイヘンなコトになるのではなかろうか? (((;゜Д ゜)))想像したくない



 確かにゲームモードが、ストーリー、バーサス、チャレンジと少なく、ストーリー(とトレード)以外でボーグを増やせない、戦闘中のカメラ移動がイマイチでロックしている相手との高低差があるとナニがナンだか分からない、背景がヘボい、といった欠点もあるが、どれも全体から見れば些事の範疇。

 むしろ、データ読み込みの早さ、処理落ちのしきい値の低さといった本作のテンポを生み出す基本的な部分からシステム全体に至る技術的なレベルの高さの方が目に付くハズ。



 ともあれ、ゲームループのお手本となったポケモン(ルビー/サファイア)より、プレイの区切りが付けやすく(やめられるかどうかは別問題)、育成の必要がほとんどないため、ゲームに割ける時間の少ない人にもオススメ(そして睡眠時間すら失うこと請け合い)。

 もし、気になったのなら、とりあえず近くにいるGFコマンダーを探してみるのが吉。なんせヤツら(ワタシも含む)、異常に友好的なんで話を振ったらシッポふって近寄ってくるし(もしまとりつかれた場合は"ガタガタヌカシテンジャナイワヨ!!"と唱えよう)。

 かくいうワタシの周りは、GFコマンダーが10人を突破。いつの間にかプチブレイク。というか、いくらゲーム好きが多い環境とはいえ異常だ。でも、"好き勝手やっちゃってさ〜"とこぼすときの表情は笑顔だったり。な?

 うん、とにかく素晴らしいデキ。ひとりでチクチクとボーグを集めるのもヨシ。対戦環境があるなら文句ナシ。狭い箱庭に溢れるほどの遊び心と可能性を詰めた快作。これは充分やる価値アリ。GC持ってるならゼヒ。

second edition : 04/01/18
first edition : 03/12/01
ひとこと 嘘ついてゴメン、うさぎタンも目当てのひとつでした…

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