データ |
タイトル | THEいつでもパズル 〜まっすぐ揃えてストローズ〜 |
プレイ時間 | 3時間程度 |
機種 | GBA | ストーリー | ★★★☆☆ |
ジャンル | ACT + PZL | キャラクタ | ★★★★☆ |
メーカー | D3 PUBLISHER | グラフィック | ★★★★☆ |
BeeWorks | サウンド | ★★★★☆ | |
発売日 | 2003年12月18日 | ソフトウェア | ★★★★☆ |
定価 | 2,960円 | ゲーム性 | ★★★★☆ |
購入価格 | 2,680円 | 総合評価 | ★★★★☆ |
お気に入り度 | ★★★★☆ |
本文 |
8×7のフィールド内に、線で繋がれた4〜7つの☆(以下、この単位をラインと呼び線とは区別する)を"GUNPEY"操作で交換し、横、斜め一直線にして消していくアクションパズルゲーム。 ラインは時間が経つと空いている場所に(最大7ラインまで)浮かび上がってくるんで、うまく空きを制御できればスムーズなプレイが可能なハズ。ワタシにゃムリですが。 この際、ラインをひとつ消せば制限時間が少し回復し、全消しすれば全回復する。連鎖は最初の消しから一定時間内に消したライン数がカウントされる。 結構な頻度でラインに混ざる★(色違い)は動かせず、同色が混ざったいずれかのラインが消えた段階で☆に変化する。なので、ただラインを消すのではなく、連鎖をふまえた単体消しも考慮していく必要がある。 あと、モードによってはRボタンでボムが使えることもある。これは緊急回避用の全消しアイテムで、7連鎖を達成することで増やすことが可能。 基本ルールはだいたいこんな感じ。 ゲームモードは、メイン、チャレンジ、フリー、タイセンの4種で、それぞれ以下の通り。 メインはボムありで、☆を繋ぐ線が交錯しないノーマルと交錯する(☆同士の交換も可能な)クロスというふたつのルールがある。基本は制限時間が切れるまでひたすらライン消し。一応の目標は100万点。 チャレンジはボムなしノーマルルールを採用、180秒間のタイムアタックと1本のラインをとにかく消していくハヤウチが遊べる。 フリーはボムなしノーマルルール。コレは練習を兼ねた時間制限なしモード。 タイセンはマルチカートリッジ、1カートリッジ、どちらでも可能。マルチカートリッジ対戦では、フリーと同じ条件でより早く10万点に到達したプレイヤーが勝利し、1カートリッジ対戦では同一画面の☆を消しあい、ゲーム終了時に点数の高いプレイヤーが勝利するというルール。ゲーム性には関係ないが、1カートリッジ対戦の背景はテンカンを起こしそうだ。 非常にシンプルな内容で、それなりに楽しめる仕上がり。傑作にみるようなトリップ感はないが、まったりとは遊べる。ただ、キーリピート不可など移動にストレスがあるのはいただけない。まさかゲームバランスと排他、ということもなかろうに。 あとは遊びの幅。確かにモードこそ多彩だが、基本的な目標はメインでの100万点達成のみ。それ以降はハイスコアを塗り替えるくらいしかやることがないので、ここで飽きるとコストパフォーマンスは低め。 そのあたりをカバーするのはやはりキャラの可愛さとちょっとした毒だろう。特に、説明書に書かれた設定のムダっぷりが必見なんでちょっとだけ紹介しとこう。 曲がったことが大嫌いな女『タンニン』。彼女は、魔法学校の女教師だ。自分の好きなことには徹底的にこだわるタイプだが、恋愛にはちょっと不器用。古風にも、ラブレターを書いては破り書いては破る、そんな夜もあるという。 そんなことはともかく〜 : : : それ以外にも、おまけモード多数。よろしく。 てな感じの放り投げ具合。説明書には他にも、ヒロインであるストローには胃が弱い、その使い魔であるモノにはロック魂を秘めているが秘めすぎているため誰も気付かない、校長のコーチョは300年の死闘の末ラスボスを倒したなどの設定が。しかも最後は"魔女の謎の鍋料理の歌"(OPテーマ)を裏設定付きで紹介して締める徹底ぶり。ナンだコレ? そしてそれらがゲームに全く関係ないところがサイコーだ。それこそ、必要なことすら書いてないことのあるシンプル2000シリーズとの落差はナニゴトかと。いや、ホント。 それに加えて、OP/EDにおける古風なアニメーションや、メインのオールクリア時に"モモコボンバー"よろしく登場するストローちゃんのバリエーションが楽しめると満足度はグンと上がる。てなワケで推奨購入動機はジャケ買いという結論に。う〜ん、マトモじゃないけど堅実だ。
first edition : 04/02/14
|
ひとこと | ディレクターがGUNPEYの人らしい。いや、冗談抜きで。 |