データ |
タイトル | NINJA FIVE-O | プレイ時間 | 12時間程度 (HARDクリア) |
機種 | GBA | ストーリー | 国辱←★★★★☆→洒落 |
ジャンル | Wire-Ninja ACT | キャラクタ | ジョー|/ ゜U゜|オスギ |
メーカー | コナミ | グラフィック | ★★★★☆ |
ハドソン | サウンド | ★★★★☆ | |
発売日 | 2003年 4月中旬(国内未発売) | ソフトウェア | ★★★★☆ |
定価 | $30前後 | ゲーム性 | ★★★★☆ |
購入価格 | 5,800円 | 総合評価 | ★★★★☆ |
お気に入り度 | ★★★★☆ |
本文 |
これは、ジパングの平和を脅かす悪の組織"Mad Masks"に立ち向かう正義の味方"Ninja"、ジョー・オスギの物語である(超意訳) # 説明書の世界観はいろいろと面白風味だが、とりあえずこんな感じでいいや。 ゲームの内容はトップシークレットとローリングサンダーとエレベーターアクションあたりをゴチャ混ぜにした感じ。そこらへんのオールドゲームにピクリときたら楽しむ資格アリ。 オスギの武器は刀と手裏剣、あとはボム代わりの忍術で、忍術を使うには忍術ゲージを溜める必要がある。忍術ゲージは敵を倒せば増えるが、刀を使った方がより多く増えるので無制限だからといって手裏剣に頼ってばかりいてはならない。なお、手裏剣は3段階にパワーアップするが、ダメージを受けるとパワーダウンしてしまう。 あと重要なのは鉤縄。海腹川背のワイヤーアクションのように芸術的ではないが簡単操作で得られる爽快感は引けをとっていない。惜しむらくは移動手段としてしか使われていないところ。ゼルダのフックショットみたいに攻守、イベントに使えればまた面白かったと思うのだが。 総じて操作感覚は軽快で、特にモーション間の絶妙な硬直時間やオールドファッションなジャンプ制御は'80年代後半のアクションゲームを思い出させる。 またキャラのパターン数の多さも特筆モノで、オスギをはじめとした各キャラの死亡パターンの異常な多さや細かなしぐさはツボにはまってしまった。特にオスギの水死パターンが複数あったのと敵ザコがキリモミして地面に頭からツッコむトコはバカウケ。 # _| ̄|○ ← ちなみに人質を殺めてしまったオスギは精神的ダメージを受け、時に死ぬ。 ステージ構成や配置は完全に覚えゲーのそれで、アドリブで切り抜けるよりは、素早く正確にポジションを確保し攻撃を置いていくのがクリアの近道。それゆえ初めてのステージではボロボロになる可能性が高く純粋なアクションゲームを望む向きにはオススメできない。逆に学習型が好きなら相性はバッチリ。 唯一問題があるとすれば、一部のボスがキツい動きをするため消耗戦になりがちなこと。もしかしたらやり方があるかもしれないが。 ボリュームは6ミッション20ステージ構成。3段階の難易度付きミッションとステージごとのタイムトライアルで遊ぶことができる。1ステージにかかる時間は1〜5分程度と非常に短いがクリアできるようになるまでの時間はまた別。まぁ、アクション得意な人ならすぐかもしれないが、常人ならHARDクリアまで8時間以上はかかるだろう。 なお、EASYは3ミッション12ステージで敵の配置もユルユル。NORMALは文字通りフルセット。HARDはNORMALのザコを硬くし、ボスをやや強く、トラップの発動感覚を短くした上、アイテムや点数5万点毎の体力回復をなくしたもの。EASYは食い足りないが、NORMALで充分に満足、HARDではむしろ追い詰められるという感じ。まぁ、それでもクリアはできるのでバランス優秀ではある。 また、ステージがコンパクトにまとまっているおかげでタイムトライアルの面白さはナカナカのもの。最短ルートを組み立てるために頭を絞り、滞りなく鉤縄で移動しながら攻撃を置いていくと軽いトリップ状態になれるだろう。 セーブはステージクリア時にオートでおこなわれ、コンティニュー無限、ミッションやステージ最初からのリトライ可能と、携帯ハードらしくちょっとした空き時間に遊べるようになっている。それこそあまりにスカスカ遊べ過ぎてヤメどころを見失うくらい。コレは危険。 スタッフロールによると制作はハドソンでスタッフは日本人。確かに流行らないゲームかもしれないがこれだけしっかりつくられたものが国内で評価されないのはもったいないとしか言いようがない。 ややボリュームが薄く全体的に地味ではあるが、同時に堅実でソツのないつくりでもある。しかも1プレイの時間が短いので気軽に繰り返し遊べ、また、タイムトライアルのクオリファイを満たす気があるならボリュームの問題はクリアできるだろう。なので、ワイヤーアクションが好き、もしくは時代遅れのアクションゲームを楽しみたいなら充分にアリ。 でも最大の問題は入手難度だったりするんよね。ホントに日本版を発売してくれんもんかのう…
first edition : 03/08/05
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ひとこと | ドットの置き方も'80後半から'90前半。PCエンジンとメガドラをごちゃまぜにした感じ。 |