データ |
タイトル | スライムもりもり ドラゴンクエスト 衝撃のしっぽ団 |
プレイ時間 | 16時間程度 (100匹救出、発展MAX) |
機種 | GBA | ストーリー | ★★★☆☆ |
ジャンル | スライムACT | キャラクタ | ★★★★☆ |
メーカー | スクウェア・エニックス | グラフィック | ★★★★★ |
トーセ | サウンド | ★★★★☆ | |
発売日 | 2003年11月14日 | ソフトウェア | ★★★★★ |
定価 | 5,800円 | ゲーム性 | ★★★★☆ |
購入価格 | 5,280円 | 総合評価 | ★★★★☆ |
お気に入り度 | ★★★★☆ |
本文 |
う〜ん、いいデキなんよ、ホントに。でも後半にいくほど面構成やボス戦が単調に、イベントが少なくなる(先細り)、ローラーダッシュのように本編で使われていないギミックがあるなど、実際はもっと手の込んだものをつくろうとしていた気もするんよね。 だからかどうかはわかんないケド、プレイ時間はストーリークリアに8〜10時間程度。ブチ壊されたスライムの町を復興&発展させるまでで13〜15時間。その他ミニゲームを極めるのにあと数時間、というところ。不満というワケではないが結構お手軽な内容。 ただ、操作感の良い簡単アクション、ギミック豊富なマップはDQ世代のガキオヤジに丁度良いアンバイ。反面、 しかし、つくりはともかく音楽やストーリー、急にメタ視点入るトコなんかは妙にヒネてるというか、王道路線をワザと崩しおり、子供向けというには微妙(普通は気にならんか…)。そういう意味では開発時のターゲット層がどこなのか疑問。 それこそ、もともとはドラクエとあまり関係なかった企画を仕立て直したようなつくり手主導のイメージすらある(邪推)。だって、しっぽ団のボスを倒したあたりなんかあからさまにドラクエフォーマットじゃないし。 サテ本題。ゲームの方はスライムだけが住む『スーランの町』が『スライムのしっぽ』を求める『しっぽ団』によって襲われるところら始まる。ただひとり難を逃れた"主スライム公"が、文字通り身ひとつで攫われた"住スライム"を救出するステージ仕立てのアクションゲーム。 画面は(2D)ゼルダのような画面切り替え&トップビュー形式。スライムのアクションは体を伸ばして突進するスラストライク、ジャンプ&滑空、土に潜る、頭にモノ/スライム/モンスターを乗せる&投げる、がメイン。これらは全てA、Bふたつのボタンでまかなわれている。ちなみにダメージはモンスターの攻撃判定と特殊地形から受け、HPがなくなるとゲームオーバー。ゴールド半額で再出発。 で、マップ上のギミックを使いながらパズル的な要素を解いて先に進み、囚われのスライムを解放、トロッコやゴンドラに乗せたりしながら町に送り返し、マップの最後に控えるボスを撃破していくことでゲームは進行する。 なお、トロッコやゴンドラでモンスターやマップ上にある資材を町に送ることもできる。で、"住スライム"、"住モンスター"、資材、ゴールドの条件(とシドもじゃ)が揃えば町の復興&発展が可能。時にはミニゲームが増えることも。 このとき、"住スライム"や"住モンスター"が視覚的に増えたり、町の様子が目に見えて変わったりするのでプレイに張り合いはある。また、救出したスライムから手紙がくるという小さな刺激もいい具合である。 とにかく、パートごとに、コンパクトに、しっかりとした設計に基づいて、丁寧につくられているなぁ、と感じる。傑作や名作ではないが"ただ良くできた"紛れもなき良作。オチのつけかたと本編のボリューム不足、データコンプに通信必須なところがチと残念。 まぁ、ドット絵フェチ的にはとにかく良く動くスライムやモンスターを眺めるだけで満足。背景も良く描けているし、世界も雰囲気がいい。また、(外から見る限り)システムの質も高く、細部までスキはほとんど見えない。 # 画面切り替え中を中心としたスプライト消えは気になる。 反面、アクションはヌルヌルで遊び尽くすにはモンスターや資材集めという単純作業を繰り返す必要があるのでド硬派アクションゲーマーにはオススメできない。そういう意味では女子供にオススメ(アラまぁ偏見?)なので、やはり親子2代でもりもり楽しむのがベスト。雰囲気が良いと感じるなら。
first edition : 03/11/24
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ひとこと | ドラクエにまで妹萌えが… |