データ |
タイトル | メイドインワリオ | プレイ時間 | 10時間以上 /全要素オープン |
機種 | GBA | ストーリー | 評価対象外 |
ジャンル | ミニゲーム集 | キャラクタ | ★★★★☆ |
メーカー | 任天堂 | グラフィック | ★★★★★ |
発売日 | 2003年 3月21日 | サウンド | ★★★★★ |
定価 | 4,800円 | ソフトウェア | ★★★★★ |
購入価格 | 4,580円 | ゲーム性 | ★★★★☆ |
'80s少年 | ★★★★★ | ||
総合評価 | ★★★★★ | ||
お気に入り度 | ★★★★★ |
本文 |
短小軽薄も極めれば重厚長大。コレ、別にけなしてるワケではなく素直な感想。 内容は、204本のプチゲーム(数秒で終わるより小規模なミニゲーム)と9本のミニゲームをちょっとした演出とジングルで繋いでいくというもの。徐々に高速に、段階的に高難度になっていく過程で独特のグルーブ感をも加速。もう脳汁タレまくり。 # 『マリオアーティスト ポリゴンスタジオ』内のミニゲーム集、サウンドボンバーの強化版だったり。 これだけゲームが入ってると操作がわからんのではないかと思われるかもしれないが、そもそも操作法を探すところからがゲームなので大丈夫。それこそ説明書がファンブックになってたりするんだからその放り投げ具合はかなりのモノ。でも、プレイすれば細やかな配慮ですんなりプレイできるのはサスガ。それこそ憎いくらい。 ステージは9つ+α。それぞれ12、もしくは24のプチゲームと1種のミニゲームがあり、4ミス以内に9〜24のプチゲームをこなせばボス戦。まぁ、ボス戦とかいってもナニがボスなのかサッパリだったりするが、とりあえずそれをクリアできれば1UP(死後)後にアイキャッチが挟まり、次のレベルに、という流れ。 で、1周すれば次のステージにうつることができる。なお、ここで発生したゲームは『ずかん』に登録され、いつでも遊ぶことができる。 また、本編以外にもミニゲームはある。しかも、1ハード対戦が4つ、プチゲームを強化したものが6つ、ゲーム内ゲームというかオープニングデモに登場するPYOROとその続編と結構豊富に。 あまつさえこのうち3つは過去の任天堂ソフトをモトにしたものだったり。通信対戦に偏りがちなゲームボーイアドバンスソフトに対するアンチのように1カートリッジ対戦があったり。そもそも本作の存在自体が現在の大作ゲームに対するアンチに思えたり。チクショウ、格好いいぞ任天堂とか思ったり。 他にもPYOROの扱いなど、ネタに走りながらキチンとモノを仕上げているのはサスガというか、とにかく感心させられる。 特に過去の任天堂商品をフィーチャリングしているところは卑怯とさえ思える巧さ。 そのプチゲーム、ミニゲームを列挙すると… ・パンチアウト ・バルーントリップ ・ダックハント ・ゲームボーイ ・ドンキーコング ・F−ZERO ・ファミリーベーシック ・スーパーマリオBROS. ・ウルトラハンド ・チリトリー ・こうせんじゅうカスタム ガンマン ・ホーガンズアレイ ・マリオペイント〜ハエたたき ・アイスクライマー ・ゼルダのでんせつ ・シェリフ ・ドクターマリオ ・マリオクラッシュ ・G&W ヘルメット ・アーバンチャンピオン ・ロボット ・メトロイド ・ワイルドガンマン ・レーザーブレーダー ・マリオブラザース ・もぐらたたき ・エキサイトバイク 多分、他にもあると思うが、ザッと書いただけでもこんなに。そもそもプチゲーム自体がファンダムの1画面プログラム〜というマイコン投稿プログラム世代を直撃しているモノだけに、いったいどの層をターゲットにしたのかと思う。 もちろん単純だからこその緊張感や独特のグルーブ感、シュールの皮をかぶったトコなど、現在のゲームとして充分に通用するデキではあるのだが、それでも最も楽しめる層が昭和30年代後半〜50年代前半までというのはどうよ? とにかくひとりでプチプチ遊んでも、ゲームボーイプレイヤーでおっさんどもが遊んでもいろいろと楽しめるデキ。単純な内容だけに飽きも早いがこの物量は見事としかいえない。 特にマイコン少年だったおっさんにはゼヒともプレイして欲しい1本。いいよ、コレ。
first edition : 03/04/13
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ひとこと | プレイヤーネームはワルイージでキマリ。 |