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データ
タイトル デュアルブレード プレイ時間 10時間くらい?
機種 GBA ストーリー ((;'Д`)
ジャンル 対戦格闘 キャラクタ (・∀・)
メーカー メトロ・スリーディジャパン グラフィック ('・ω・`)
Vivid Image サウンド あなたを('∀`)犯人です
発売日 2002年12月25日 ソフトウェア ★★★☆☆
定価 4,800円 ゲーム性 ★★★★☆
購入価格 2,480円 総合評価 (゜ε ゜)
お気に入り度 ('・∀・`)

本文
PCエンジン(ex.クレストオブウルフ)級のグラフィック、デュアルブレード!

超必は他の技を使いまわす(経済的)、デュアルブレード!

しかもエフェクトのコマ数が少ないぞ(てんかん防止)、デュアルブレード!

制作会社の代表作はファーストサムライだ(断言)、デュアルブレード!

斬れば爽快、飛び散る果汁(白)、デュアルブレード!

海外版では人まっぷたつ(果汁も赤)、デュアルブレード!

味のある文章の説明書(直訳)、デュアルブレード!

意外とマトモなシステム(パクりまくり)、デュアルブレード!

リュウがザンギで、ジミーがリュウで(あれ?)、デュアルブレード!

見た目はGG、中身はスト3(いろいろ劣化)、デュアルブレード!

単調なフレーズの洗脳BGM(精神汚染)、デュアルブレード!

ボーナスゲームはアルマジロをブロッキング(えっ?!)、デュアルブレード!

デフォルメというにはビックリな1枚絵(脇腹から肩が?)、デュアルブレード!

適当な減色に板張りの背景(………)、デュアルブレード!

2カートリッジ対戦面白いよな?(いや、マジで) デュアルブレード!

でもナガサパってハメくさくねぇ?(近寄れねぇ…) デュアルっ、ブレードーっ!



 そんなネガティブながらも好事の血がムクムクと反応しそうなキャッチがお似合いの本作デュアルブレードは、海外ソフトをかなりテキトーにローカライズしたソフト。そのテキトーというか投げやり具合はマニュアルに如実に現れていて、それこそ翻訳ソフトに通したテキストをカット&ペーストしたのではないかと思えるレベル。

 例えば…、

"戦士をコントロールしよう"
コントロールくらい和訳してください。

"さぁ、アルペレンを殺すためのトーナメント戦が、今始まるぞ!"
いくらアルペレンが死を望んでいるにしても爽やか過ぎます。

"この神秘的で陰気な人物については、ほとんど何も知られていない。アルペレンには、シンはちょっとアジア人のように見える。(以下略)"
ナニが言いたいのかわかりません。

"中東出身の優しく無邪気な顔をしたおばあさんナガサパは、実は生き物の魂を操る魔法使いだ。"
サラっと面白い文章になってるし。つか、グラフィックからみるナガサパは脂ぎったデブのオッサンなんですが。

…と、説明書から親切にも楽しませてくれる。

 ゲーム本編でも、"あなたは私にかなうわけないわ"といった洗脳探偵翡翠を思わせるテキストや、勝敗に関係なく表示される"VICTORY"や"DEATH"の文字などツッコミどころ満載。もうこれだけで買って良かったと思うほど。それ以外にも起動後しばらくは「ありえない」を連発できるので、好事家なら相応に楽しめることを保証する。



 しかし、システム自体は意外とマトモで、ボタンの少ない携帯ゲーム機の割には良好のレスポンスと国産格闘ゲームをごちゃ混ぜにしたシステム(ブロッキング、超必セレクト、ロマンキャンセルなどなど)は良好で、その見た目とのギャップは非常に大きい。

 ゲームモードも通常のCPU対戦のほかに2カートリッジ対戦、タイムアタックやサバイバル、トレーニングやコンボ課題など多彩な内容。いや、まぁ、多少の取って付けた感はあるし、対戦バランスが良いとはとても思えないが、それなり以上に遊べることも事実。

 でも、プログラムレベルが高いかといわれれば、メニュー関係の手抜きやテキストの一部が欠けるバグなどがあり、そう評価できるものではなく、あくまでゲームシステム単体での評価となる。

 せめてグラフィックとサウンドがマトモならもう少し違った評価が得られたろう。そういう意味ではもったいないともいえるが、そもそも根本的なナニかがズレてるのでどうしようもない。(→だが、そこがいい。)



 とりあえずメーカーページのスクリーンショットにビビッとキたらアリ。その場合、自己責任という言葉を胸に刻みつけ、できるだけ諦めのつく金額で購入し、一緒に御輿をかついでくれる仲間を用意すれば完璧。…って、ありえん条件だ。

first edition : 03/08/01
ひとこと いつでも対戦できるように2本持ってます。

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